RANKL阻害剤(デノスマブ(遺伝子組換え)等)投与に伴う低カルシウム血症の治療及び予防
デノタスチュアブル配合錠
沈降炭酸カルシウム・コレカルシフェロール・炭酸マグネシウム
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
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2.1本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
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2.2高カルシウム血症の患者[高カルシウム血症が増悪するおそれがある。]
効能・効果
用法・用量
通常、1日1回2錠を経口投与する。なお、患者の状態又は臨床検査値に応じて適宜増減する。
使用上の注意
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8.1本剤の使用に際しては、RANKL阻害剤(デノスマブ(遺伝子組換え)等)の電子添文を参照すること。
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8.2本剤投与中は、血清カルシウムを測定すること。血清補正カルシウムが高値になった場合や、高カルシウム血症に関連する症状(倦怠感、いらいら感、嘔気、口渇等)の発現が認められた場合は、適切な処置を行うこと。
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8.3本剤投与中に重篤な低カルシウム血症が認められた場合には、カルシウムの点滴投与を併用する等の適切な処置を速やかに行うこと。
9.1 合併症・既往歴等のある患者
- 9.1.1高カルシウム血症をおこすおそれのある患者
高カルシウム血症が発現するおそれがある。
9.2 腎機能障害患者
ビタミンD3の活性化が障害されているため、本剤の必要性を慎重に判断すること。腎機能障害の程度に応じ、本剤の投与を中止し活性型ビタミンD3及びカルシウム等の他の薬剤に切り替えるなど、適切な処置を行うこと。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は7歳未満の小児を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下していることが多い。
相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
| テトラサイクリン系抗生物質 • ミノサイクリン ドキシサイクリン テトラサイクリン等ニューキノロン系抗菌剤 • レボフロキサシン ノルフロキサシン シプロフロキサシン トスフロキサシン等 |
これらの薬剤の効果が減弱するおそれがあるので、両剤の服用間隔をできる限りあけること。 | カルシウム又はマグネシウムとこれらの薬剤が消化管内で難溶性のキレートを形成して、これらの薬剤の吸収を阻害する。 |
| レボチロキシンナトリウム | この薬剤の吸収が遅延又は減少することがあるので、併用する場合には投与間隔をできる限りあけるなど慎重に投与すること。 | 消化管内でカルシウムと結合し吸収が抑制されると考えられている。 |
| 強心配糖体 • ジゴキシン等 |
ジギタリス製剤の作用を増強し、ジギタリス中毒の症状(嘔気、嘔吐、不整脈等)があらわれるおそれがある。 | 本剤により高カルシウム血症が発現した場合、強心配糖体の作用が増強される。 |
| ストロンチウム | カルシウムにより効果が減弱するおそれがある。 | ストロンチウムの骨転移部への集積に過剰なカルシウムが競合する。 |
| ビタミンD及びその誘導体 • アルファカルシドール カルシトリオール エルデカルシトール等 |
高カルシウム血症があらわれることがある。 | 相加作用 |
| 大量の牛乳 | Milk-alkali syndrome(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)があらわれることがある。このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。 | 腸管からのカルシウムの吸収が増大する。 |
副作用
その他の副作用
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| そう痒症 | 頻度不明 |
| 下痢 | 頻度不明 |
| 便秘 | 頻度不明 |
| 嘔吐 | 頻度不明 |
| 悪心 | 頻度不明 |
| 発疹 | 頻度不明 |
| 紅斑 | 頻度不明 |
| 腹部不快感 | 頻度不明 |
薬物動態・作用機序
作用機序
18.1 作用機序
血中カルシウムは神経伝達、筋肉の収縮、血液凝固などに関与する1)。天然型ビタミンD(ビタミンD2及びD3)は肝臓で代謝され25(OH)Dに、さらに腎臓で活性型ビタミンD(1,25(OH)2D)となり、小腸でのカルシウム吸収を促進し、腎臓では尿細管内カルシウムの再吸収を促進することで、血中カルシウムを増加させる1),2)。 マグネシウムはカルシウムの代謝に関与する3)。