子宮内妊娠が確認された妊娠63日(妊娠9週0日)以下の者に対する人工妊娠中絶
【警告】
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1.1本剤を用いた人工妊娠中絶に先立ち、本剤の危険性(重度の子宮出血や感染症)及び有効性(中絶が達成されない場合があることやそのときの処置を含む)、並びに本剤投与時に必要な対応(本剤投与の適否や人工妊娠中絶の成否を確認するための来院、異常が認められた場合の対応方法等)を本剤の投与を受ける者に十分に説明し、同意を得てから本剤の投与を開始すること。
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1.2本剤投与後に、失神等の症状を伴う重度の子宮出血が認められることがあり、外科的処置や輸血が必要となる場合がある。また、重篤な子宮内膜炎が発現することがあり、海外では、敗血症、中毒性ショック症候群に至り死亡した症例が報告されていることから、緊急時に適切な対応が取れる体制(異常が認められた場合に本剤の投与を受けた者からの連絡を常に受ける体制や他の医療機関との連携も含めた緊急時の体制)の下で本剤を投与すること。
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
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2.1本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある者
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2.2プロスタグランジンE1誘導体製剤に対し過敏症の既往歴のある者
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2.3ポルフィリン症の患者[ミフェプリストン投与により、症状が悪化するおそれがある。]
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2.4全身性又は吸入の副腎皮質ステロイドを投与中でそれらの効果の減弱による状態の悪化や離脱症状の発現が懸念される患者[ミフェプリストン投与により、副腎皮質ステロイドの効果が減弱するおそれがある。]
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2.5出血性疾患及びその疑いのある者[重度の子宮出血のおそれがある。]
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2.6抗凝固薬(ワルファリンカリウム、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩、リバーロキサバン、アピキサバン、エドキサバントシル酸塩)を投与中の患者
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2.7抗血小板薬(アスピリン、アスピリン含有製剤、チクロピジン塩酸塩、クロピドグレル硫酸塩、プラスグレル塩酸塩、チカグレロル、シロスタゾール、イコサペント酸エチル、ベラプロストナトリウム、サルボグレラート塩酸塩)を投与中の患者
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2.8強い及び中程度のCYP3A誘導剤(リファンピシン、リファブチン、カルバマゼピン、フェニトイン、セイヨウオトギリソウ含有食品、フェノバルビタール、ボセンタン、エファビレンツ、ダブラフェニブ、エトラビリン、ロルラチニブ、プリミドン、ソトラシブ)を投与中の者
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2.9重度の肝機能障害(Child-Pugh分類C)のある患者
効能・効果
用法・用量
ミフェプリストン錠1錠(ミフェプリストンとして200mg)を経口投与し、その36~48時間後の状態に応じて、ミソプロストールバッカル錠4錠(ミソプロストールとして計800µg)を左右の臼歯の歯茎と頬の間に2錠ずつ30分間静置する。30分間静置した後、口腔内にミソプロストールの錠剤が残った場合には飲み込む。
使用上の注意
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8.1緊急時に適切な対応が取れる体制(異常が認められた場合に本剤の投与を受けた者からの連絡を常に受ける体制や他の医療機関との連携も含めた緊急時の体制)の下で本剤を投与すること。
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8.2本剤投与後に下腹部痛があらわれることから、必要に応じて鎮痛剤を投与すること。
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8.3本剤を用いた人工妊娠中絶に先立ち、本剤の投与を受ける者に以下の点を十分に説明し、同意を得てから本剤の投与を開始すること。
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8.3.1ミフェプリストン、ミソプロストールの投与に際しては、本剤の処方医療機関に来院する必要があること。
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8.3.2異常時には、本剤の処方医療機関に連絡すること。また、緊急時に医療機関に速やかに来院できるようにする必要があること。
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8.3.3本剤により子宮出血があらわれ、一定期間継続する可能性があること、及び本剤投与後の胎嚢排出時期や胎嚢排出前後の子宮出血の状況。人工妊娠中絶の成否等を超音波検査で確認する必要があることから、ミソプロストール投与後、胎嚢排出に至った可能性のある子宮出血が認められたときに本剤の処方医療機関に来院が必要であること。なお、そのような子宮出血が認められない場合であっても、遅くとも1週間を目途に本剤の処方医療機関に来院が必要であること。
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8.3.4本剤により下腹部痛があらわれること、及び本剤投与後の胎嚢排出時期や胎嚢排出前後の下腹部痛の状況。また、鎮痛剤投与では管理が困難な異常な痛みが継続する場合には、正所異所同時妊娠の可能性もあること等から、速やかに本剤の処方医療機関に連絡すること。
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8.3.5一定程度の下腹部痛や出血が発現しても中絶が達成されているとは限らないことから、自己判断せずに規定の来院を遵守する必要があること。
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8.3.6本剤投与後、まれに重度の子宮出血があらわれることがあり、失神に至った症例も報告されているので、目安として夜用生理用ナプキンを1時間に2回以上交換するような出血が2時間以上続く場合には、速やかに本剤の処方医療機関に連絡すること。
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8.3.7失神を伴う子宮出血が発現する可能性があることから、自動車の運転等危険を伴う機械の操作を行う場合は十分に注意すること。
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8.3.8本剤投与後一定期間経過した後でも、子宮内膜炎等の感染症があらわれることがあり、敗血症等の致死的な感染症も報告されているので、発熱、悪寒、倦怠感、腟からの異常な分泌物等の感染症が疑われる症状が認められた場合には、速やかに本剤の処方医療機関に連絡すること。
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8.3.9本剤には、先天異常のリスクを有する薬剤が含まれること(海外では、ミフェプリストンやミソプロストールの投与を受けた妊婦の児において先天異常の報告等がある)。
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8.3.10本剤を用いた人工妊娠中絶が達成されなかった場合は、外科的処置が考慮されること。
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8.3.11本剤による人工妊娠中絶では、胎嚢が排出されても子宮内容物が遺残することがあるが、その場合に、必ず子宮内容物を除去する手術が行われるものではないこと。
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8.4子宮内避妊用具(IUD)又はレボノルゲストレル放出子宮内システム(IUS)を装着している場合は、本剤の効果が得られないおそれや子宮損傷のおそれがあるため、本剤投与前にIUD又はIUSを除去すること。
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8.5本剤投与前にRh式血液型を確認し、Rh(D)陰性の者の場合には必要に応じて感作予防のための処置を行うこと。
9.1 合併症・既往歴等のある患者
- 9.1.1重度の貧血のある患者
本剤の投与の適否を慎重に判断すること。本剤の投与により子宮出血が発現し、貧血が悪化するおそれがある。
9.3 肝機能障害患者
- 9.3.1重度の肝機能障害(Child-Pugh 分類C)のある患者
投与しないこと。血漿中非結合形ミフェプリストン濃度が増加することが推定される。
9.5 妊婦
本剤を用いた人工妊娠中絶に先立ち、本剤の投与を受ける者に対して、以下の内容を説明すること。
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海外において、ミフェプリストンやミソプロストールの投与を受けた妊婦の児について先天異常の報告があること。
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ミフェプリストンの妊娠動物(マウス、ラット及びウサギ)への反復投与試験(催奇形性試験)では、ミフェプリストンの薬効(妊娠中絶作用)のため、臨床等価用量を超える投与量での検討は実施していない。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。 ミフェプリストン及びミソプロストールではヒトで乳汁中への移行が報告されている。
相互作用
- ミフェプリストンは主としてCYP3Aで代謝される。また、ミフェプリストンはCYP3Aの阻害剤である。
10.1 併用禁忌(併用しないこと)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
| 抗凝固薬 ワルファリンカリウム(ワーファリン) ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩(プラザキサ) リバーロキサバン(イグザレルト) アピキサバン(エリキュース) エドキサバントシル酸塩(リクシアナ) |
これら薬剤との併用により、ミフェプリストン及びミソプロストールによる子宮出血の程度が悪化するおそれがあるので、併用しないこと。 | これら薬剤の抗凝固作用により出血が増強するおそれがある。 |
| 抗血小板薬 アスピリン(バイアスピリン、アスピリン) アスピリン含有製剤(バファリン、コンプラビン配合錠、タケルダ配合錠) チクロピジン塩酸塩(パナルジン) クロピドグレル硫酸塩(プラビックス) プラスグレル塩酸塩(エフィエント) チカグレロル(ブリリンタ) シロスタゾール(プレタール) イコサペント酸エチル(エパデール) ベラプロストナトリウム(ドルナー) サルボグレラート塩酸塩(アンプラーグ) |
これら薬剤との併用により、ミフェプリストン及びミソプロストールによる子宮出血の程度が悪化するおそれがあるので、併用しないこと。 | これら薬剤の抗血小板凝集抑制作用により出血が増強するおそれがある。 |
| 強い及び中程度のCYP3A誘導剤 リファンピシン(リファジン) リファブチン(ミコブティン) カルバマゼピン(テグレトール) フェニトイン(アレビアチン等) セイヨウオトギリソウ(St. John's Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品、フェノバルビタール(フェノバール)、ボセンタン(トラクリア)、エファビレンツ(ストックリン)、ダブラフェニブ(タフィンラー)、エトラビリン(インテレンス)、ロルラチニブ(ローブレナ)、プリミドン(プリミドン)、ソトラシブ(ルマケラス) |
ミフェプリストンの血漿中濃度が低下し、効果が減弱するおそれがあるので、これらの薬剤の影響がなくなるまで本剤を投与しないこと。 | CYP3Aを強く誘導することにより、ミフェプリストンの代謝が著しく亢進され、ミフェプリストンの血漿中濃度が著しく低下するおそれがある。 |
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
| CYP3A阻害剤 • ケトコナゾール(錠剤及び注射剤:国内未承認)、イトラコナゾール、エリスロマイシン、グレープフルーツジュース等 |
ミフェプリストンの血漿中濃度が上昇し、副作用が強くあらわれるおそれがある。 | これらの薬剤等がCYP3Aの代謝活性を阻害するため、ミフェプリストンの血漿中濃度が上昇する可能性がある。 |
| 弱いCYP3A誘導剤 • モダフィニル等 |
ミフェプリストンの血漿中濃度が低下し、効果が減弱するおそれがある。 | これらの薬剤等がCYP3Aの代謝活性を誘導するため、ミフェプリストンの血漿中濃度が低下する可能性がある。 |
| CYP3Aの基質となる薬剤 • アトルバスタチン、ロバスタチン ベンゾジアゼピン系薬剤 トリアゾラム、ミダゾラム等 抗精神病薬 ハロペリドール、クエチアピン、ルラシドン等 ジヒドロピリジン系Ca拮抗剤 ニフェジピン、ニソルジピン等 シクロスポリン等 |
これらの薬剤の血漿中濃度が上昇するおそれがある。 | ミフェプリストンはCYP3Aを不可逆的に阻害するため、CYP3Aの基質となる薬物の代謝を阻害し、血中濃度を上昇させる可能性がある。 |
| 副腎皮質ステロイド剤 プレドニゾロン、メチルプレドニゾロン、デキサメタゾン等 |
副腎皮質ステロイド療法の有効性が低下する可能性がある。 | ミフェプリストンの抗グルココルチコイド作用が副腎皮質ステロイド剤の効果に影響を与える可能性がある。 |
| マグネシウム含有制酸剤 水酸化マグネシウム、酸化マグネシウム等 |
ミソプロストール投与により、下痢が発現しやすくなる。 | ミソプロストールは、小腸の蠕動運動を亢進させ、小腸からの水・Naの吸収を阻害し、下痢を生じさせる。 マグネシウム含有制酸剤には緩下作用があるので、両者の併用で下痢が発現しやすくなる。 |
副作用
その他の副作用
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| そう痒症 | 頻度不明 |
| ほてり | 頻度不明 |
| 上腹部痛 | 頻度不明 |
| 下痢 | 頻度不明 |
| 下腹部痛注) | 頻度不明 |
| 乳房圧痛 | 頻度不明 |
| 低血圧 | 頻度不明 |
| 倦怠感 | 頻度不明 |
| 嘔吐 | 頻度不明 |
| 子宮痙攣 | 頻度不明 |
| 悪寒 | 頻度不明 |
| 悪心 | 頻度不明 |
| 振戦 | 頻度不明 |
| 浮動性めまい | 頻度不明 |
| 疲労 | 頻度不明 |
| 発熱 | 頻度不明 |
| 皮疹 | 頻度不明 |
| 筋痙縮 | 頻度不明 |
| 腹痛 | 頻度不明 |
| 腹部不快感 | 頻度不明 |
| 蕁麻疹様反応 | 頻度不明 |
| 頭痛 | 頻度不明 |
薬物動態・作用機序
作用機序
18.1 作用機序
- 18.1.1ミフェプリストン
プロゲステロン受容体、グルココルチコイド受容体及びアンドロゲン受容体に結合親和性を有し、それぞれの受容体に対してアンタゴニスト作用を示す18),19)。また、抗エストロゲン様作用を示す20)。人工妊娠中絶には、プロゲステロン受容体に対するアンタゴニスト作用に基づく子宮内膜の肥厚及び分化の抑制並びに脱落膜形成の抑制、妊娠維持の阻害や子宮頸管の熟化作用が寄与する21),22)。
- 18.1.2ミソプロストール
プロスタノイド受容体EP3に結合親和性を有し、当該受容体に対してアゴニスト作用を示す23)。人工妊娠中絶には、子宮頸管の熟化や子宮筋の収縮が寄与する23),25)。
18.2 子宮内膜に対する作用
ミフェプリストンは、ウサギにおいて、プロゲステロンによる子宮内膜の肥厚及び分化を抑制した26)。ミフェプリストンは、マウスにおいて、プロゲステロンによる子宮内膜の脱落膜反応を抑制した27)。
18.3 子宮頸管熟化作用
妊娠マウスにおいて、ミフェプリストン投与後に摘出した子宮頸管の湿重量を増加させ、子宮頸管のコラーゲン繊維を減少させた22)。妊娠マウスにおいて、ミソプロストール投与後に摘出した子宮頸管標本の開口度及び伸展度を増加させた23)。
18.4 子宮収縮作用
ミソプロストールは、妊娠中のヒト又はモルモットから摘出した子宮筋標本において、プロスタノイド受容体EP3を介し子宮筋を収縮した24),28)(in vitro)。
18.5 妊娠動物に対する作用
ミフェプリストンは、妊娠動物(マウス、ラット、モルモット、イヌ及びサル)において、流産や早産を誘発する妊娠維持の阻害作用を示した29)。
薬物動態
16.1 血中濃度
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16.1.1単回投与
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(1)ミフェプリストンの血中濃度
日本人健康成人女性を対象にミフェプリストン200mgを単回経口投与したとき、血漿中ミフェプリストン濃度推移及び薬物動態パラメータは以下のとおりであった1)。 ミフェプリストン50mg、100mg及び200mgを単回経口投与したときの血漿中ミフェプリストンのCmax及びAUC0-∞は、50~200mgの用量範囲で用量比を下回って増加した。
(平均値+標準偏差、n=12)
| AUC0-∞ (ng・h/mL) |
Cmax (ng/mL) |
tmax (h) |
t1/2 (h) |
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|---|---|---|---|---|
| 200mg Mean± SD |
N=12 30700± 13500 |
N=12 1340± 452 |
N=12 0.88 0.50,4.00 |
N=11 29.72± 9.18 |
N:被験者数、平均値(Mean)±標準偏差(SD)、tmaxは中央値(最小値,最大値)
- (2)ミソプロストール遊離酸の血中濃度
日本人健康成人女性を対象にミソプロストール800µgを単回バッカル投与したとき、血漿中ミソプロストール遊離酸濃度推移及び薬物動態パラメータは以下のとおりであった2)。 ミソプロストール200µg、400µg及び800µgを単回バッカル投与したときの血漿中ミソプロストール遊離酸のCmax及びAUC0-∞は、200~800µgの用量範囲で投与量に比例して増加した。
(平均値+標準偏差、n=12)
| AUC0-∞ (ng・h/mL) |
Cmax (ng/mL) |
tmax (h) |
t1/2 (h) |
|
|---|---|---|---|---|
| 800µg Mean± SD |
N=12 1.30± 0.308 |
N=12 1.51± 0.468 |
N=12 0.75 0.75,1.00 |
N=12 0.96± 0.21 |
N:被験者数、平均値(Mean)±標準偏差(SD)、tmaxは中央値(最小値,最大値)
16.2 吸収
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16.2.1バイオアベイラビリティ
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(1)ミフェプリストン
ミフェプリストン20mg投与後、絶対バイオアベイラビリティは69%である3)。(外国人データ)
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16.2.2食事の影響
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(1)ミフェプリストン
日本人健康閉経女性を対象にミフェプリストン200mgを食後に単回経口投与したとき、空腹時投与と比較して、ミフェプリストンのCmaxは、1.03倍、AUC0-∞は0.90倍であった4)。
16.3 分布
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16.3.1血漿蛋白結合
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(1)ミフェプリストン
ミフェプリストンのヒト血漿中蛋白結合率は99.5%であり、主な結合蛋白はアルブミン及びα1-酸性糖タンパク(AAG)であった5)。
- (2)ミソプロストール
ミソプロストール遊離酸のヒト血漿中蛋白結合率は81-88%であり、主な結合蛋白はアルブミンであった6)。
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16.3.2乳汁移行性
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(1)ミフェプリストン
授乳中の健康成人女性にミフェプリストン600mgを単回経口投与したとき、投与6日後までミフェプリストンが乳汁中に検出されたが、ミフェプリストン200mgを単回経口投与したとき、乳汁中のミフェプリストンは検出下限未満であった7)。(外国人データ)
- (2)ミソプロストール
授乳中の健康成人女性にミソプロストール200又は600µgを単回経口投与したとき、乳汁中にミソプロストール遊離酸が検出され、投与5時間後には乳汁中からほとんど消失した8),9)。(外国人データ)
16.4 代謝
- 16.4.1ミフェプリストン
ミフェプリストンの主な代謝経路は肝臓における酸化的代謝であり、ヒト肝ミクロソームを用いたin vitro試験から、ミフェプリストンの脱メチル化及びヒドロキシル化にはCYP3Aが主に関与することが示された10)。
- 16.4.2ミソプロストール
血漿中で速やかにミソプロストール遊離酸に代謝される。ミソプロストール遊離酸の主な代謝経路は肝臓におけるα鎖のβ酸化、β鎖のω酸化、及び還元である11)。
16.5 排泄
- 16.5.1ミフェプリストン
3H-標識ミフェプリストンを単回経口投与後、6~7日間で糞便中に90%が排泄された3)。(外国人データ)
- 16.5.2ミソプロストール
3H-標識ミソプロストールを単回経口投与した2つの臨床試験において、総放射能の63.7%及び73.2%が尿中に排泄された6)。(外国人データ)
16.6 特定の背景を有する患者
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16.6.1肝機能障害患者
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(1)ミフェプリストン
中等度の肝機能障害(Child-Pugh分類B)を有する女性8例にミフェプリストン200mgを単回経口投与したとき、正常肝機能を有する女性と比較して、ミフェプリストンのCmaxは51%低下し、AUC0-infは43%低下した12)。なお、血漿中蛋白非結合形のミフェプリストン濃度は測定されていない。また、軽度及び重度の肝機能障害(Child-Pugh分類A及びC)を有する患者にミフェプリストンを投与したときの血中濃度に関するデータは得られていない。(外国人データ)
16.7 薬物相互作用
- 〈ミフェプリストン〉
- 16.7.1イトラコナゾール
健康成人女性18例にCYP3A阻害剤であるイトラコナゾール200mgを反復経口投与後、イトラコナゾールと併用してミフェプリストン200mgを単回経口投与したとき、ミフェプリストン単独投与時に対する併用投与時のミフェプリストンのCmax及びAUC0-infの幾何平均値の比(90%CI)は1.471(1.367-1.583)及び2.581(2.268-2.936)であった13)。(外国人データ)
- 16.7.2リファンピシン
健康成人女性18例にCYP3A誘導剤であるリファンピシン200mgを反復経口投与後、リファンピシンと併用してミフェプリストン200mgを単回経口したとき、ミフェプリストン単独投与時に対する併用投与時のミフェプリストンのCmax及びAUC0-infの幾何平均値の比(90%CI)は0.5831(0.5380-0.6320)及び0.1737(0.1478-0.2042)であった14)。(外国人データ)
- 16.7.3In vitro試験
ヒト肝ミクロソームを用いたin vitro試験において、ミフェプリストンはCYP3A4に対する不可逆的な阻害作用を示し、IC50値は4.7µmol/Lであった15)。また、ヒト肝細胞を用いたin vitro試験において、ミフェプリストンはCYP3A4に対する誘導作用を示した16)。