症候性神経痛
サリチル酸Na静注0.5g「イセイ」
サリチル酸ナトリウム注射液
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
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2.1*本剤の成分又はサリチル酸系化合物(アスピリン等)に対し過敏症の既往歴のある患者
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2.2妊婦又は妊娠している可能性のある女性
効能・効果
用法・用量
サリチル酸ナトリウムとして、通常成人1回0.5~1gを1日1~数回静脈内注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
使用上の注意
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8.1ショックを起こすことがあるので、経口投与が不可能な場合又は鎮痛が必要な場合にのみ投与を考慮すること。なお、本剤の使用に際しては、常時ただちに救急処置のとれる準備をしておくことが望ましい。
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8.2投与後少なくとも10分間は患者を安静の状態に保たせ、観察を十分に行うこと。
9.1 合併症・既往歴等のある患者
- 9.1.1消耗性疾患の患者
投与後の患者の状態に十分注意すること。作用が急激にあらわれ、過度の体温下降、虚脱、四肢冷却等があらわれることがある。
- 9.1.2出血傾向のある患者
血小板機能異常を起こすおそれがある。
- 9.1.3消化性潰瘍のある患者
消化性潰瘍を悪化させるおそれがある。
- 9.1.4潰瘍性大腸炎の患者、クローン病の患者
これらの症状を悪化させるおそれがある。
9.2 腎機能障害患者
腎機能障害を悪化させるおそれがある。
9.3 肝機能障害患者
肝機能障害を悪化させるおそれがある。
9.5 妊婦
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9.5.1妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。動物実験で催奇形作用が報告されている。
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9.5.2サリチル酸系製剤(アスピリン)を妊娠後期のラットに投与した実験で、弱い胎児の動脈管収縮が報告されている1)。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
- 9.7.1本剤を15歳未満の水痘、インフルエンザの患者に投与しないことを原則とするが、やむを得ず投与する場合には、慎重に投与し、投与後の患者の状態を十分に観察すること。サリチル酸系製剤の使用実態は我が国と異なるものの、米国においてサリチル酸系製剤とライ症候群注1)との関連性を示す疫学調査報告がある。
注1)ライ症候群:小児において極めてまれに水痘、インフルエンザ等のウイルス性疾患の先行後、激しい嘔吐、意識障害、痙攣(急性脳浮腫)と肝臓ほか諸臓器の脂肪沈着、ミトコンドリア変形、AST・ALT・LDH・CKの急激な上昇、高アンモニア血症、低プロトロンビン血症、低血糖症等の症状が短期間に発現する高死亡率の病態である。
- 9.7.2高熱を伴う幼児・小児においては、投与後の患者の状態に十分注意すること。作用が急激にあらわれ、過度の体温下降、虚脱、四肢冷却等があらわれることがある。
9.8 高齢者
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9.8.1少量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。副作用があらわれやすい。
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9.8.2高熱を伴う高齢者においては、投与後の患者の状態に十分注意すること。作用が急激にあらわれ、過度の体温下降、虚脱、四肢冷却等があらわれることがある。
相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
| • クマリン系抗凝血剤• ワルファリン • 糖尿病用剤• インスリン製剤 • トルブタミド等 |
これら薬剤の作用を増強するおそれがある。 | 本剤によりクマリン系抗凝血剤や糖尿病用剤が血漿蛋白から遊離することが考えられる。 |
副作用
その他の副作用
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| AST・ALT・Al-Pの上昇 | 頻度不明 |
| めまい | 頻度不明 |
| 悪心・嘔吐 | 頻度不明 |
| 浮腫 | 頻度不明 |
| 消化管出血 | 頻度不明 |
| 発疹 | 頻度不明 |
| 白血球減少 | 頻度不明 |
| 結膜炎 | 頻度不明 |
| 耳鳴 | 頻度不明 |
| 胃痛 | 頻度不明 |
| 腎障害 | 頻度不明 |
| 血小板減少 | 頻度不明 |
| 貧血 | 頻度不明 |
| 難聴 | 頻度不明 |
| 食欲不振 | 頻度不明 |
| 黄疸 | 頻度不明 |
| 鼻炎様症状 | 頻度不明 |
薬物動態・作用機序
作用機序
18.1 作用機序
シクロオキシゲナーゼを阻害して、アラキドン酸からのPGsやトロンボキサン前駆物質の合成を低下させることで、これらの作用を発揮すると考えられている2)。
18.2 鎮痛作用
疼痛インパルスの発生を遮断する末梢作用と中枢(おそらく視床下部)作用の両者により、鎮痛効果を示す。末梢作用が主体で、おそらくプロスタグランジン類(PGs)合成の阻害に関与し、あるいは機械的・化学的刺激に対する疼痛受容体を過敏にする他の物質の合成又は作用の阻害にも関与していると考えられる2)。
18.3 抗炎症作用
正確な作用機序は不明であるが、炎症組織においておそらくPGsの合成を阻害し、あるいは炎症反応の他のメディエータの合成又は作用を阻害して末梢作用を示すと考えられる2)。