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クロフィブラートカプセル250mg「ツルハラ」

クロフィブラート

添付文書改訂 2023年03月01日

【禁忌】(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1胆石又はその既往歴のある患者〔本剤はコレステロールの胆汁中への排泄を促進するので、胆石形成能が上昇するおそれがある。〕

  2. 2.2妊婦又は妊娠している可能性のある女性及び授乳婦

効能・効果

  • 高脂質血症

用法・用量

クロフィブラートとして、通常成人1日750~1500mgを2~3回に分けて経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。

使用上の注意

  1. 8.1あらかじめ高脂質血症治療の基本である食事療法を行い、更に運動療法や高血圧・喫煙等の虚血性心疾患のリスクファクターの軽減等も十分に検討した上で、食事療法又は他の療法で効果が不十分の場合にのみ適用を考慮すること。

  2. 8.2投与中は、血中脂質値を定期的に検査し、治療に対する反応が認められない場合には投与を中止すること。

9.2 腎機能障害患者

  1. 9.2.1腎障害を有する患者

投与にあたっては患者の腎機能を検査した上で投与の可否を決定し、血清クレアチニン値に応じ減量又は投与間隔の延長等を行うこと。急激な腎機能の悪化を伴う横紋筋融解症があらわれることがある。

  1. 9.2.2腎障害の既往歴のある患者

本剤の代謝、排泄が抑制され、症状の悪化をまねくおそれがある。

  1. 9.2.3腎機能に関する臨床検査値に異常が認められる患者

本剤とHMG-CoA還元酵素阻害薬を併用する場合には、治療上やむを得ないと判断される場合にのみ併用すること。急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすい。やむを得ず併用する場合には、本剤を少量から投与開始するとともに、定期的に腎機能検査等を実施し、自覚症状(筋肉痛、脱力感)の発現、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇並びに血清クレアチニン上昇等の腎機能の悪化を認めた場合は直ちに投与を中止すること。

9.3 肝機能障害患者

  1. 9.3.1肝機能障害又はその既往歴のある患者

本剤の代謝、排泄が抑制され、症状の誘発又は悪化をまねくおそれがある。

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。胎児への移行が報告されている。

9.6 授乳婦

投与しないこと。母乳中への移行が報告されている。

9.7 小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

9.8 高齢者

本剤は、血漿アルブミンとの結合性が強く、また主として腎臓から排泄される。高齢者では、血漿アルブミンが減少している場合が多く、また、腎機能が低下していることが多いため、高い血中濃度が持続し副作用が発現しやすい。

相互作用

10.2 併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
HMG-CoA還元酵素阻害薬
 プラバスタチンナトリウム
 シンバスタチン
 フルバスタチンナトリウム等
急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすい。自覚症状(筋肉痛、脱力感)の発現、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇並びに血清クレアチニン上昇等の腎機能の悪化を認めた場合は直ちに投与を中止すること。 危険因子:腎機能に関する臨床検査値に異常が認められる患者
経口抗凝血剤
 ワルファリン等
経口抗凝血剤の作用を増強するので、併用する場合にはプロトロンビン時間を測定して、経口抗凝血剤の量を調節するなど、慎重に投与すること。 機序は不明
経口糖尿病用剤
 トルブタミド等
経口糖尿病用剤の作用を増強するので、血糖値を測定し、慎重に投与すること。 経口糖尿病用剤と血漿蛋白との結合を本剤が置換することによると考えられる。
リファンピシン 本剤の血中濃度が低下することがある。 リファンピシンの肝代謝酵素(P-450)誘導作用により、本剤の肝代謝が促進される。

副作用

その他の副作用

副作用名 頻度
ALT上昇 頻度不明
AST上昇 頻度不明
CK上昇 頻度不明
LDH上昇 頻度不明
インポテンス 頻度不明
めまい 頻度不明
下痢 頻度不明
不整脈 頻度不明
体重増加 頻度不明
便秘 頻度不明
好中球減少症 頻度不明
心悸亢進 頻度不明
性欲減退 頻度不明
悪心 頻度不明
瘙痒等 頻度不明
発疹 頻度不明
白血球数の変動 頻度不明
眠気等 頻度不明
筋肉痛 頻度不明
肝腫脹 頻度不明
胃部不快感 頻度不明
胆石 頻度不明
胸やけ等 頻度不明
胸部圧迫感 頻度不明
脱力感 頻度不明
脱毛 頻度不明
頭痛 頻度不明
食欲不振 頻度不明
黄疸 頻度不明

薬物動態・作用機序

作用機序

18.1 作用機序

作用機序は必ずしも明確ではないが、核内受容体であるPPARαを活性化し、リポタンパク質リパーゼ発現量を増加させて血漿トリグリセリド値を低下させるのが主作用と考えられている。これら以外にも、肝トリグリセリドリパーゼの活性化による中比重リピタンパク質(IDL)からLDLへの転換促進、コレステロール及びトリグリセリドの合成抑制、LDL受容体の活性化、コレステロールの代謝・排泄の促進などが認められている1)。