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下記疾患における制酸作用と症状の改善 胃・十二指腸潰瘍、胃炎(急・慢性胃炎、薬剤性胃炎を含む)、上部消化管機能異常(神経性食思不 振、いわゆる胃下垂症、胃酸過多症を含む)
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尿中燐排泄増加に伴う尿路結石の発生予防
Clinical snapshot
乾燥水酸化アルミニウムゲル「ニッコー」
乾燥水酸化アルミニウムゲル
添付文書改訂
2023年12月01日
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
透析療法を受けている患者
効能・効果
用法・用量
乾燥水酸化アルミニウムゲルとして、通常成人1日1~3gを数回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
使用上の注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
- 9.1.1リン酸塩の欠乏している患者
アルミニウムは消化管内でリン酸塩と結合し、その吸収を阻害する。
9.2 腎機能障害患者
- 9.2.1透析療法を受けている患者
投与しないこと。長期投与によりアルミニウム脳症、アルミニウム骨症、貧血等があらわれることがある。
- 9.2.2腎障害のある患者
定期的に血中アルミニウム、リン、カルシウム、アルカリフォスファターゼ等の測定を行うこと。長期投与によりアルミニウム脳症、アルミニウム骨症、貧血等があらわれるおそれがある。
9.5 妊婦
治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.8 高齢者
用量に注意すること。一般に、生理機能が低下している。
相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
| クエン酸製剤 (クエン酸カリウム、クエン酸ナトリウム等) |
血中アルミニウム濃度が上昇することがあるので、同時に服用させないなど注意すること。 | キレートを形成し、アルミニウムの吸収が促進されると考えられる。 |
| 血清カリウム抑制イオン交換樹脂 (ポリスチレンスルホン酸カルシウム、ポリスチレンスルホン酸ナトリウム) |
血清カリウム抑制イオン交換樹脂の効果が減弱するおそれがある。 | アルミニウムイオンと非選択的に交換すると考えられる。 |
| テトラサイクリン系抗生物質 (テトラサイクリン、ミノサイクリン等) ニューキノロン系抗菌剤 (シプロフロキサシン、トスフロキサシン等) イソニアジド ジギタリス製剤 (ジゴキシン、ジギトキシン等) フェニトイン フェノチアジン誘導体 (プロメタジン、アリメマジン等) β−遮断剤 (プロプラノロール、ピンドロール等) 非ステロイド系解熱消炎鎮痛剤等 |
同時に服用することにより、これら併用薬剤の吸収を遅延又は阻害するおそれがある。 この作用は薬剤の服用時間をずらすことにより、弱まるとの報告がある。 |
本剤が併用薬剤とキレートを形成又は吸着し、消化管からの吸収を遅延又は阻害する。 |
| ペニシラミン | ペニシラミンの効果が減弱するおそれがある。 | 同時投与した場合、ペニシラミンの吸収率が低下する。 |
| ミコフェノール酸モフェチル | ミコフェノール酸モフェチルの作用が減弱するおそれがある。 | 併用により、ミコフェノール酸モフェチルの吸収が減少すると考えられる。 |
| 甲状腺ホルモン剤 (レボチロキシンナトリウム等) |
同時に服用することにより、これら併用薬剤の吸収を遅延又は阻害することがある。これらの作用は薬剤の服用時間をずらすことにより、弱まると考えられる。 | 消化管内で本剤と吸着することにより、これらの薬剤の吸収が阻害される。 |
| 胆汁酸製剤 (ウルソデオキシコール酸、ケノデオキシコール酸) |
同時に服用することにより、これら併用薬剤の吸収を遅延又は阻害することがある。これらの作用は薬剤の服用時間をずらすことにより、弱まると考えられる。 | 消化管内で本剤と吸着することにより、これらの薬剤の吸収が阻害される。 |
| キニジン等 | 併用薬剤の排泄が遅延することが知られている。 | 尿のpH上昇による。 |
副作用
その他の副作用
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| アルミニウム脳症 | 頻度不明 |
| アルミニウム骨症 | 頻度不明 |
| 便秘 | 頻度不明 |
| 悪心・嘔吐 | 頻度不明 |
| 貧血 | 頻度不明 |
薬物動態・作用機序
作用機序
18.1 作用機序
胃酸を中和することにより制酸作用を示すが、炭酸水素ナトリウムのように炭酸ガスを発生せず、二次的な胃酸分泌は少ない。胃内でゲル状となり、胃粘膜に対し被覆保護・吸着作用をあらわす。胃内の塩酸と反応してAlCl3となり収斂作用を示す1),2) 。