Clinical snapshot

ルセフィ錠2.5mg

ルセオグリフロジン水和物製剤

添付文書改訂 2026年03月01日

【禁忌】(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1重症ケトーシス、糖尿病性昏睡又は前昏睡の患者[輸液及びインスリンによる速やかな高血糖の是正が必須となるので本剤の投与は適さない。]

  2. 2.2重症感染症、手術前後、重篤な外傷のある患者[インスリン注射による血糖管理が望まれるので本剤の投与は適さない。]

  3. 2.3本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

効能・効果

2型糖尿病

用法・用量

**通常、成人及び10歳以上の小児にはルセオグリフロジンとして2.5mgを1日1回朝食前又は朝食後に経口投与する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら5mg 1日1回に増量することができる。

使用上の注意

  1. 8.1本剤の使用にあたっては、患者に対し低血糖症状及びその対処方法について十分説明すること。

  2. 8.2本剤投与中は、血糖値等を定期的に検査し、薬剤の効果を確かめ、3ヵ月投与しても効果が不十分な場合には、より適切な治療法への変更を考慮すること。

  3. 8.3本剤投与により、血清クレアチニンの上昇又はeGFRの低下がみられることがあるので、腎機能を定期的に検査するとともに、腎機能障害患者における治療にあたっては経過を十分に観察すること。

  4. 8.4尿路感染及び性器感染を起こし、腎盂腎炎、外陰部及び会陰部の壊死性筋膜炎(フルニエ壊疽)、敗血症等の重篤な感染症に至ることがある。十分な観察を行うなど尿路感染及び性器感染の発症に注意し、発症した場合には適切な処置を行うとともに、状態に応じて休薬等を考慮すること。尿路感染及び性器感染の症状及びその対処方法について患者に説明すること。

  5. 8.5本剤の利尿作用により多尿・頻尿がみられることがある。また、体液量が減少することがあるので、適度な水分補給を行うよう指導し、観察を十分に行うこと。脱水、血圧低下等の異常が認められた場合は、休薬や補液等の適切な処置を行うこと。特に体液量減少を起こしやすい患者(高齢者や利尿剤併用患者等)においては、脱水や糖尿病性ケトアシドーシス、高浸透圧高血糖症候群、脳梗塞を含む血栓・塞栓症等の発現に注意すること。

  6. 8.6本剤の作用機序である尿中グルコース排泄促進作用により、血糖コントロールが良好であっても脂肪酸代謝が亢進し、ケトーシスがあらわれ、ケトアシドーシスに至ることがある。

  7. 8.6.1*著しい血糖の上昇を伴わない場合があるため、以下の点に留意すること。

  8. (1)悪心・嘔吐、食欲減退、腹痛、過度な口渇、倦怠感、呼吸困難、意識障害等の症状が認められた場合には、血中又は尿中ケトン体測定を含む検査を実施すること。異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

  9. (2)特に、インスリン分泌能の低下、インスリン製剤の減量や中止、過度な糖質摂取制限、食事摂取不良、感染症、脱水を伴う場合にはケトアシドーシスを発現しやすいので、観察を十分に行うこと。

  10. (3)患者に対し、以下の点を指導すること。

  • ケトアシドーシスの症状(悪心・嘔吐、食欲減退、腹痛、過度な口渇、倦怠感、呼吸困難、意識障害等)。

  • ケトアシドーシスの症状が認められた場合には直ちに医療機関を受診すること。

  • 血糖値が高値でなくともケトアシドーシスが発現しうること。

  1. 8.6.2*本剤を含むSGLT2阻害剤の投与中止後、血漿中半減期から予想されるより長く尿中グルコース排泄及びケトアシドーシスが持続した症例が報告されているため、必要に応じて尿糖を測定するなど観察を十分に行うこと。

  2. 8.7本剤投与による体重減少が報告されているため、過度の体重減少に注意すること。

  3. 8.8排尿困難、無尿、乏尿あるいは尿閉の症状を呈する患者においては、その治療を優先するとともに他剤での治療を考慮すること。

  4. 8.9低血糖症状を起こすことがあるので、高所作業、自動車の運転等に従事している患者に投与するときは注意すること。

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1低血糖を起こすおそれのある以下の患者又は状態
  • 脳下垂体機能不全又は副腎機能不全の患者

  • 栄養不良状態、飢餓状態、不規則な食事摂取、食事摂取量の不足又は衰弱状態の患者

  • 激しい筋肉運動を行う患者

  • 過度のアルコールを摂取する患者

  1. 9.1.2尿路感染、性器感染のある患者

症状を悪化させるおそれがある。

  1. 9.1.3脱水を起こしやすい患者(血糖コントロールが極めて不良の患者、高齢者、利尿剤併用患者等)

本剤の利尿作用により脱水を起こすおそれがある。

9.2 腎機能障害患者

  1. 9.2.1重度の腎機能障害(eGFRが15mL/min/1.73m2以上29mL/min/1.73m2以下)のある患者又は透析中の末期腎不全患者

投与しないこと。本剤の効果が期待できないため。

  1. 9.2.2中等度の腎機能障害(eGFRが30mL/min/1.73m2以上59mL/min/1.73m2以下)のある患者

投与の必要性を慎重に判断すること。本剤の効果が十分に得られない可能性がある。

9.3 肝機能障害患者

  1. 9.3.1重度の肝機能障害(Child-Pugh分類 Class C)のある患者

重度の肝機能障害のある患者は臨床試験では除外されている。

9.5 妊婦

**妊婦又は妊娠している可能性のある女性にはインスリン製剤等を使用することとし、本剤は投与しないこと。動物実験(ラット)において、妊娠動物に150mg/kg/日(最大臨床推奨用量(1日1回5mg)を投与した場合の曝露量(AUC)の約47倍)以上を経口投与した場合に、母動物の体重低下に起因した骨格変異、骨化遅延又は心室中隔膜部欠損が報告されている。動物実験(ラット)で、生後21日〜91日の曝露により、幼若動物で腎盂拡張が報告されている。また、動物実験(ラット)で胎児への移行が報告されている。

9.6 授乳婦

授乳中の女性には本剤投与中は授乳しないことが望ましい。動物実験(ラット)で乳汁中への移行が報告されている。

9.7 小児等

**低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は10歳未満の小児を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。

9.8 高齢者

  1. 9.8.1患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に高齢者では生理機能が低下している。

  2. 9.8.2脱水の発現に注意すること。高齢者は脱水を起こしやすく、また、脱水症状(口渇等)の認知が遅れるおそれがある。

相互作用

10.2 併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
糖尿病用薬
• スルホニルウレア剤
ビグアナイド薬
チアゾリジン薬
DPP-4阻害薬
α-グルコシダーゼ阻害薬
速効型インスリン分泌促進薬
GLP-1受容体作動薬
インスリン製剤
低血糖を起こすおそれがあるので、血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。スルホニルウレア剤、インスリン製剤又はGLP-1受容体作動薬の減量を検討すること。 血糖降下作用が増強される。
血糖降下作用を増強する薬剤
• β-遮断薬
サリチル酸系薬剤
MAO阻害薬
フィブラート系薬剤
血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。 血糖降下作用が増強される。
血糖降下作用を減弱する薬剤
• アドレナリン
副腎皮質ホルモン
甲状腺ホルモン
血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。 血糖降下作用が減弱される。
利尿薬
• ループ利尿薬
サイアザイド系利尿薬
必要に応じ利尿薬の用量を調整するなど注意すること。 利尿作用が増強される。

副作用

その他の副作用

副作用名 頻度
CRP増加 1%未満
NAG増加 1%未満
そう痒症 頻度不明
ヘマトクリット増加 1%未満
ヘモグロビン増加 1%未満
下痢 1%未満
亀頭包皮炎 頻度不明
低血圧 1%未満
体位性めまい 1%未満
体重減少 頻度不明
便秘 頻度不明
倦怠感 1%未満
口渇 1%未満
嘔吐 頻度不明
回転性めまい 頻度不明
多尿 1%未満
尿中β2ミクログロブリン増加 頻度不明
尿中アルブミン陽性 1%未満
尿中ケトン体陽性 1%未満
尿中白血球陽性 頻度不明
尿中蛋白陽性 1%未満
尿中血陽性 1%未満
尿中赤血球陽性 1%未満
尿細菌検査陽性 1%未満
尿路感染 1%未満
性器カンジダ症 1%未満
性器感染 1%未満
悪心 頻度不明
浮動性めまい 1%未満
湿疹 1%未満
発疹 1%未満
白血球数増加 1%未満
眠気 頻度不明
空腹 頻度不明
筋痙縮 1%未満
胃食道逆流性疾患 1%未満
脱力感 頻度不明
腹痛 1%未満
腹部不快感 頻度不明
腹部膨満 1%未満
膀胱炎 頻度不明
蕁麻疹 頻度不明
血中クレアチニン増加 頻度不明
血中ケトン体増加 頻度不明
赤血球増加症 1%未満
陰部そう痒症 頻度不明
頭痛 1%未満
頻尿 頻度不明

薬物動態・作用機序

作用機序

18.1 作用機序

腎臓の近位尿細管においてグルコースの再吸収を担うナトリウム-グルコース共輸送体2(sodium glucose cotransporter 2; SGLT2)の活性を阻害し、血中の過剰なグルコースを尿中に排泄することで血糖値を低下させる33),34)。

18.2 SGLT2阻害作用

ヒトSGLT2を介したグルコース取り込み活性(SGLT2過剰発現細胞)を選択的に阻害した(Ki値:1.1nmol/L)35),36)(in vitro)。

18.3 尿糖排泄作用

  1. 18.3.1肥満2型糖尿病モデル(Zucker Fattyラット及びdb/dbマウス)において、単回経口投与により尿糖排泄量(投与後8又は24時間)を増加させた34),37)。また、非肥満2型糖尿病モデル(GKラット)において、20週間の混餌投与により尿糖排泄量(投与後24時間)を増加させた38)。

  2. 18.3.2成人2型糖尿病患者を対象に、ルセオグリフロジン2.5mg、5mg又はプラセボを1日1回7日間朝食前に経口投与した。ルセオグリフロジンはプラセボに比べ投与後24時間までの尿糖排泄量を増加させた2),3)。

18.4 血糖降下作用

  1. 18.4.1肥満2型糖尿病モデル(Zucker Fattyラット)において、単回経口投与により糖負荷後の血糖値上昇を抑制した34)。また、肥満2型糖尿病モデル(db/dbマウス)において、4週間の1日1回反復経口投与により糖化ヘモグロビンのベースラインからの変化量を低下させた39)。さらに、非肥満2型糖尿病モデル(GKラット)において、20週間の混餌投与により糖化ヘモグロビン値を低下させた38)。

  2. 18.4.2成人2型糖尿病患者を対象に、ルセオグリフロジン2.5mg、5mg又はプラセボを1日1回7日間朝食前に経口投与した。ルセオグリフロジンはプラセボに比べ朝食、昼食及び夕食の各食後4時間における血糖値AUC、並びに空腹時血糖値を改善させた2),3)。

薬物動態

16.1 血中濃度

  1. 16.1.1単回投与

健康成人男性にルセオグリフロジン2.5mgを空腹時単回経口投与したときの血漿中未変化体及び活性代謝物M2の濃度推移及び薬物動態パラメータは以下のとおりであった1)。

投与量 測定対象 Cmax
(ng/mL)
tmax注2)
(h)
t1/2
(h)
AUC0-∞
(ng・h/mL)
2.5mg
(n=9)
ルセオグリフロジン 100±22.3 **1.00
(0.500, 2.00)
11.2±1.05 1000±163
M2 3.98±0.538 **6.00
(1.50, 12.0)
13.4±1.11 122±15.9

平均値±標準偏差

**

注2)中央値(最小値,最大値)

  1. **16.1.2反復投与成人2型糖尿病患者にルセオグリフロジン2.5mg又は5mgを1日1回7日間反復経口投与したときの未変化体の薬物動態パラメータは以下のとおりであった。なお、投与7日目のAUC0-24hから算出した活性代謝物M2の未変化体に対するモル比は、2.5mg及び5mg投与においてそれぞれ14.0及び14.8%であった2),3)。
投与量 投与日 Cmax
(ng/mL)
tmax注3)
(h)
t1/2
(h)
AUC注4)
(ng・h/mL)
2.5mg
(n=8)
1日目 119±27.0 **0.500
(0.500, 1.50)
9.24±0.928 864±132
7日目 136±42.0 **0.500
(0.500, 3.00)
9.20±0.710 899±148
5mg
(n=8)
1日目 243±45.7 **0.500
(0.500, 1.00)
8.96±1.11 1690±271
7日目 299±50.3 **0.500
(0.500, 1.00)
9.54±1.26 1880±318

平均値±標準偏差

**

注3)中央値(最小値,最大値)

注4)1日目はAUC0-∞、7日目はAUC0-24h

16.2 吸収

  1. 16.2.1食事の影響

健康成人男性(9例)にルセオグリフロジン2.5mgを空腹時、朝食5分前(食前)又は朝食30分後(食後)に単回経口投与したとき、Cmax及びAUC0-72hの幾何平均値の比とその90%信頼区間は、食後/食前で0.790[0.670, 0.933]及び0.986[0.958, 1.01]、空腹時/食前で0.922[0.781, 1.09]及び0.980[0.953, 1.01]、食後/空腹時で0.857[0.726, 1.01]及び1.01[0.977, 1.04]、食前/空腹時で1.08[0.919, 1.28]及び1.02[0.991, 1.05]であった1)。

16.3 分布

  1. 16.3.1蛋白結合率

ヒト血漿における蛋白結合率は、50~5000ng/mLの範囲で96.0~96.3%であった4)(in vitro、超遠心法)。

16.4 代謝

健康成人男性にルセオグリフロジンを経口投与したときの血漿及び尿中の主要代謝物として、O-脱エチル体(M2)、エチル基末端の水酸化ののち酸化されたカルボン酸体(M17)、ルセオグリフロジンのグルクロン酸抱合体(M8)及びM2のグルクロン酸抱合体(M12)が認められた5)。なお、M2はSGLT2阻害作用を有する活性代謝物であり、ヒトSGLT2を介したグルコース取り込み活性(SGLT2過剰発現細胞)に対する未変化体及びM2の50%阻害濃度(IC50値)は、それぞれ2.26及び4.01nmol/Lであった6)(in vitro)。 ルセオグリフロジンの代謝には主としてCYP3A4/5、4A11、4F2、4F3B及びUGT1A1が関与することが示された5)(in vitro)。 ルセオグリフロジンはCYP2C19に対して弱い阻害作用(IC50値:58.3µmol/L)を示したが、CYP1A2、2A6、2B6、2C8、2C9、2D6、2E1及び3A4に対する阻害作用は示さなかった(IC50>100µmol/L)7)(in vitro)。ルセオグリフロジンはCYP1A2及び2B6を誘導せず、CYP3A4に対し弱い誘導作用を示したが7)(in vitro)、成人2型糖尿病患者において尿中6β-ヒドロキシコルチゾール濃度を指標として検討した結果、CYP3A4を誘導しなかった8),9)(外国人のデータ)。

16.5 排泄

健康成人男性(9例)にルセオグリフロジン2.5mgを空腹時単回経口投与したとき、投与後72時間までの未変化体の尿中排泄率(平均値)は4.47%であった1)。 ルセオグリフロジンはP-糖蛋白質(P-gp)の基質であったが、乳がん耐性蛋白質(BCRP)、有機アニオン輸送ポリペプチド(OATP1B1、OATP1B3)、有機アニオントランスポーター(OAT1、OAT3)及び有機カチオントランスポーター(OCT2)の基質ではなかった。また、ルセオグリフロジンはOATP1B3に対し弱い阻害作用(IC50値:93.1µmol/L)を示したが、P-gp、BCRP、OATP1B1、OAT1、OAT3及びOCT2に対する阻害作用は示さなかった(IC50>100µmol/L)7)(in vitro)。

16.6 特定の背景を有する患者

  1. 16.6.1腎機能障害者

腎機能障害を伴う成人2型糖尿病患者及び正常腎機能を有する成人2型糖尿病患者にルセオグリフロジン5mgを単回経口投与したとき、Cmaxは腎機能の低下に伴い低下する傾向を示した10),11)。

腎機能障害の程度[eGFR注5)] Cmax
(ng/mL)
tmax注6)
(h)
t1/2
(h)
AUC0-∞
(ng・h/mL)
尿糖排泄量注7)(g)
正常[90以上]
(n=11)
272±86.4 **0.500
(0.500, 1.00)
10.4±0.832 2010±508 88.3±36.9
軽度[60~89]
(n=17)
244±53.4 **0.500
(0.250, 6.00)
10.9±0.752 2070±395 69.7±19.1
中等度 [45~59]
(n=10)
252±67.5 **0.500
(0.500, 1.50)
11.2±2.68 2160±878 57.3±14.9
[30~44]
(n=13)
211±62.5 **0.500
(0.500, 12.0)
11.0±1.49 2060±414 35.3±10.8
重度[15~29]
(n=6)
195±63.1 **1.50
(0.500, 4.00)
13.1±3.62 2420±657 21.8±7.10

平均値±標準偏差

**

注5)推算糸球体濾過量(mL/min/1.73m2)

注6)中央値(最小値,最大値)

注7)投与24時間後までの累積尿糖排泄量のベースライン(投与前日)からの変化量

  1. **16.6.2肝機能障害者中等度までの成人肝機能障害者及び正常肝機能を有する成人被験者にルセオグリフロジン5mgを単回経口投与したとき、Cmaxは正常肝機能を有する被験者と比較して中等度肝機能障害者で約23%低下した12),13)。
肝機能障害の程度
[Child-Pugh分類]
Cmax
(ng/mL)
tmax注8)
(h)
t1/2
(h)
AUC0-∞
(ng・h/mL)
正常
(n=6)
228±80.6 **0.500
(0.500, 4.00)
11.0±1.17 1800±427
軽度[Class A]
(n=8)
228±54.9 **0.500
(0.500, 0.500)
10.9±1.14 1720±523
中等度[Class B]
(n=5)
170±28.4 **0.500
(0.500, 0.500)
12.9±1.85 1780±260

平均値±標準偏差

**

注8)中央値(最小値,最大値)

  1. 16.6.3高齢者

高齢者(65歳以上の男女24例)にルセオグリフロジン5mgを単回経口投与したときのCmax及びAUC0-∞(平均値±標準偏差)は256±63.6ng/mL及び2050±307ng・h/mLであり14)、別試験での検討から20~40歳の健康成人男性(8例)にルセオグリフロジン5mgを単回経口投与したときのCmax及びAUC0-∞は205±53.5ng/mL及び1930±290ng・h/mLであった15)。

  1. 16.6.4小児**

小児2型糖尿病患者(9~17歳)にルセオグリフロジン2.5mg又は5mgをそれぞれ食直前に単回経口投与したときの血漿中未変化体濃度推移及び薬物動態パラメータは以下のとおりであった16)。

投与量 測定対象 Cmax
(ng/mL)
tmax注9)
(h)
t1/2
(h)
AUC0–∞
(ng・h/mL)
2.5mg
(n=6)
ルセオグリフロジン 114±34.6 0.500
(0.467, 0.983)
7.89±0.974 787±193
M2 4.55±1.49 3.98
(1.95, 4.08)
16.7±3.88 131±36.3
5mg
(n=7)
ルセオグリフロジン 226±70.0 0.500
(0.467, 1.00)
8.22±1.49 1500±365
M2 8.91±4.03 3.97
(0.983, 8.00)
16.4±4.95注10) 266±36.1注10)

平均値±標準偏差

**

注9)中央値(最小値,最大値)

注10)n=5

16.7 薬物相互作用

健康成人男性にルセオグリフロジンと各種薬剤を併用投与した場合、薬物動態パラメータへの影響は以下のとおりであった8),17),18)。

併用薬 併用薬
投与量
本剤
投与量
測定対象 幾何平均値の比
(併用投与時/単独投与時)
Cmax比
[90%信頼区間]
AUC0-∞比
[90%信頼区間]
グリメピリド 1mg
単回
5mg
単回
ルセオグリフロジン
(n=12)
1.00
[0.898, 1.12]
1.00
[0.977, 1.03]
グリメピリド
(n=12)
1.03
[0.949, 1.12]
1.07
[1.04, 1.10]
メトホルミン 250mg
単回
5mg
単回
ルセオグリフロジン
(n=12)
0.925
[0.845, 1.01]
0.985
[0.964, 1.01]
メトホルミン
(n=12)
0.999
[0.897, 1.11]
1.04
[0.953, 1.14]
ボグリボース 0.2mg
1日3回
7日間
5mg
単回
ルセオグリフロジン
(n=12)
1.09
[0.984, 1.21]
0.999
[0.957, 1.04]
ミグリトール 50mg
単回
5mg
単回
ルセオグリフロジン
(n=12)
0.851
[0.761, 0.952]
0.953
[0.931, 0.975]
ミグリトール
(n=12)
1.02
[0.915, 1.14]
1.04
[0.938, 1.16]
ピオグリタゾン 30mg
1日1回
7日間
5mg
単回
ルセオグリフロジン
(n=12)
1.16
[1.04, 1.30]
0.939
[0.897, 0.982]
ピオグリタゾン
(n=12)
0.884
[0.746, 1.05]
0.896注11)
[0.774, 1.04]
ピオグリタゾン代謝物M-Ⅲ(n=12) 1.04
[0.973, 1.11]
1.01注11)
[0.945, 1.07]
ピオグリタゾン代謝物M-Ⅳ(n=12) 1.01
[0.947, 1.07]
1.03注11)
[0.977, 1.09]
シタグリプチン 50mg
単回
5mg
単回
ルセオグリフロジン
(n=12)
0.967
[0.914, 1.02]
0.986
[0.948, 1.03]
シタグリプチン
(n=12)
0.983
[0.922, 1.05]
1.03
[1.01, 1.05]
フロセミド 40mg
1日1回
4日間
5mg
単回
ルセオグリフロジン
(n=12)
1.07
[0.980, 1.17]
1.13
[1.08, 1.18]
フロセミド
(n=12)
1.36
[1.19, 1.54]
1.14注11)
[1.07, 1.21]
ヒドロクロロチアジド 25mg
1日1回
4日間
5mg
単回
ルセオグリフロジン
(n=12)
1.16
[1.04, 1.31]
1.11
[1.07, 1.16]
ヒドロクロロチアジド
(n=12)
1.09
[0.974, 1.23]
1.11注11)
[1.08, 1.15]

注11)AUC0-24h