がん化学療法に伴う高尿酸血症
ラスリテック点滴静注用7.5mg
ラスブリカーゼ(遺伝子組換え)
【警告】
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1.1本剤投与によりアナフィラキシーショックを含む重篤な過敏症が発現するおそれがあるので、投与終了後も十分な観察を行うこと。また、症状が発現した場合、直ちに投与を中止し適切な処置を行うこと。
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1.2溶血性貧血あるいはメトヘモグロビン血症を起こすおそれがあるので、症状が発現した場合、直ちに投与を中止し適切な処置を行うこと。
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1.3海外臨床試験において、グルコース‐6‐リン酸脱水素酵素(G6PD)欠損の患者に本剤を投与後、重篤な溶血性貧血が認められている。G6PD欠損又はその他の赤血球酵素異常の有無については、家族歴の調査等十分に問診を行うこと。
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
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2.1本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
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2.2グルコース‐6‐リン酸脱水素酵素(G6PD)欠損の患者又はその他の溶血性貧血を引き起こすことが知られている赤血球酵素異常を有する患者[溶血性貧血を引き起こすおそれがある。]
効能・効果
用法・用量
通常、ラスブリカーゼとして0.2mg/kgを1日1回30分以上かけて点滴静注する。なお、投与期間は最大7日間とする。
使用上の注意
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8.1本剤は必ず抗悪性腫瘍剤と併用されるため、緊急時に十分対応できる医療施設においてがん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで使用すること。
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8.2本剤の投与例に抗ラスブリカーゼ抗体(中和抗体)が発現したとの報告や1),2),3) 、海外試験において、抗ラスブリカーゼ抗体陽性の患者に本剤を投与した後、重篤なアレルギー症状が発現したとの報告があるため、本剤の投与にあたっては、本剤の治療歴がないことを確認して使用すること。
9.1 合併症・既往歴等のある患者
- 9.1.1アレルギーを起こしやすい体質を有する患者
重症の即時型アレルギー反応があらわれるおそれがある。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。ラット及びウサギではともに心臓及び血管の奇形が認められており、ウサギでは着床後胚損失率、死亡胎児数及び吸収胚数の増加、生存胎児数及び胎児重量の減少、並びに胎児の骨格発生への影響が認められている。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
低出生体重児を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
副作用の発現に注意し慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。
相互作用
副作用
その他の副作用
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| Al‐P | 5%以上 |
| ALT | 5%以上 |
| APTT延長 | 頻度不明 |
| BUN上昇 | 頻度不明 |
| K | 5%以上 |
| LDH上昇 | 頻度不明 |
| Mgの異常) | 頻度不明 |
| Pの異常) | 5%以上 |
| γ‐GTP上昇 | 頻度不明 |
| アミラーゼ上昇 | 頻度不明 |
| アルブミン低下 | 頻度不明 |
| アレルギー反応 | 5%以上 |
| カテーテル留置部位反応(紅斑 | 頻度不明 |
| そう痒 | 頻度不明 |
| ヘモグロビン減少 | 頻度不明 |
| ほてり | 頻度不明 |
| めまい | 頻度不明 |
| 下痢 | 頻度不明 |
| 低血圧 | 頻度不明 |
| 低酸素症 | 頻度不明 |
| 便秘 | 頻度不明 |
| 倦怠感 | 頻度不明 |
| 出血 | 頻度不明 |
| 口内炎 | 頻度不明 |
| 呼吸困難 | 頻度不明 |
| 咽喉頭不快感 | 頻度不明 |
| 四肢痛 | 頻度不明 |
| 尿潜血陽性 | 頻度不明 |
| 尿蛋白 | 頻度不明 |
| 徐脈 | 頻度不明 |
| 心窩部不快感 | 頻度不明 |
| 悪心・嘔吐 | 頻度不明 |
| 感染(肺炎 | 頻度不明 |
| 排尿困難 | 頻度不明 |
| 敗血症等を含む) | 頻度不明 |
| 気管支痙攣 | 頻度不明 |
| 注射部位反応(硬結 | 頻度不明 |
| 浮腫 | 頻度不明 |
| 溶血 | 頻度不明 |
| 疲労感 | 頻度不明 |
| 疼痛 | 頻度不明 |
| 疼痛等) | 頻度不明 |
| 発熱 | 5%以上 |
| 発疹 | 頻度不明 |
| 白血球減少 | 頻度不明 |
| 粘膜の炎症 | 頻度不明 |
| 紅斑等) | 頻度不明 |
| 総ビリルビンの上昇等) | 5%以上 |
| 総蛋白減少 | 頻度不明 |
| 肝機能障害(AST | 5%以上 |
| 背部痛 | 頻度不明 |
| 胸膜炎 | 頻度不明 |
| 脱毛 | 頻度不明 |
| 腹痛 | 頻度不明 |
| 蕁麻疹 | 頻度不明 |
| 血小板減少 | 頻度不明 |
| 血尿 | 頻度不明 |
| 血糖上昇 | 頻度不明 |
| 貧血 | 頻度不明 |
| 電解質異常(Ca | 頻度不明 |
| 電解質異常(Na | 5%以上 |
| 頭痛 | 頻度不明 |
| 顎痛 | 頻度不明 |
| 食欲不振 | 頻度不明 |
| 高血圧 | 頻度不明 |
| 鼻炎 | 頻度不明 |
薬物動態・作用機序
作用機序
18.1 作用機序
本剤は、尿酸を酸化し、アラントインと過酸化水素に分解することで、血中尿酸値を低下させる。
薬物動態
16.1 血中濃度
- 16.1.1単回投与
日本人健康成人男性に本剤0.05~0.2mg/kg注1) を単回で30分間静脈内点滴投与した時の薬物動態パラメータを以下に示す。AUC及びCmaxは用量依存的に増加したが、t1/2z、CL及びVzは用量の増加に伴い増加又は減少する傾向はみられなかった3) 。
| 投与量 (mg/kg) |
被験者数 | Cmax (μg/mL) |
AUC (μg・h/mL) |
CL (mL/h/kg) |
Vz (mL/kg) |
t1/2z (h) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 0.05 | 6 | 1.07±0.18 | 23.5±3.79 | 2.17±0.39 | 78.8±17.6 | 25.1±2.84 |
| 0.10 | 6 | 2.27±0.20 | 46.1±4.12 | 2.20±0.20 | 70.3±6.48 | 22.2±1.59 |
| 0.15 | 6 | 3.07±0.43 | 53.9±9.63 | 2.88±0.62 | 89.5±17.2 | 21.7±1.42 |
| 0.20 | 6 | 4.60±1.07 | 79.1±20.1 | 2.68±0.72 | 86.8±22.9 | 22.8±4.43 |
平均±S.D.
注1)本剤の承認された1回用量は0.2mg/kgである。
-
16.1.2反復投与
-
(1)成人患者
日本人成人患者に本剤0.15あるいは0.2mg/kg注2) を30分間静脈内点滴投与法にて5日間反復投与したときの薬物動態パラメータを以下に示す1) 。
| 投与量 (mg/kg) |
被験者数 | Day1 | Day5 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|
| Cmax (μg/mL) |
AUC0-24 (μg・h/mL) |
Cmax (μg/mL) |
AUC0-24 (μg・h/mL) |
t1/2z (h) |
||
| 0.15 | 11 | 3.73±1.08 | 45.7±7.54 | 3.95±0.71 | 48.2±9.66 | 22.5±5.8 |
| 0.20 | 10 | 4.24±1.56 | 59.3±15.8 | 5.13±1.47 | 65.2±22.7 | 16.1±5.6 |
平均±S.D.
注2)本剤の承認された1回用量は0.2mg/kgである。
- (2)小児患者
日本人小児患者に本剤0.15あるいは0.2mg/kg注3) を30分間静脈内点滴投与法にて5日間反復投与したときの薬物動態パラメータを以下に示す2) 。
| 投与量 (mg/kg) |
被験者数 | Day1 | Day5 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|
| Cmax (μg/mL) |
AUC0-24 (μg・h/mL) |
Cmax (μg/mL) |
AUC0-24 (μg・h/mL) |
t1/2 (h) |
||
| 0.15 | 10 | 2.16±0.51 | 28.2±7.27 | 2.49±0.37 | 29.7±6.46 | 11.6±4.96 |
| 0.20 | 9注4) | 2.58±0.43 | 31.5±4.54 | 3.05±0.38 | 38.1±5.64 | 11.2±3.06 |
平均±S.D.
注3)本剤の承認された1回用量は0.2mg/kgである。
注4)Day1のCmaxは10例の平均値
- (3)成人及び小児の造血器腫瘍患者
成人及び小児の造血器腫瘍患者における両臨床試験で、本剤0.15、0.20mg/kg注5) を5日間投与して検討したところ、1日目及び5日目のAUC0-24及びCmaxは2用量間で用量に伴った上昇を示し、血漿中の本剤濃度は初回投与開始後2日目にほぼ定常状態に達した。
注5)本剤の承認された1回用量は0.2mg/kgである。