Clinical snapshot

ミンクリア内用散布液0.8%

l-メントール

添付文書改訂 2025年06月01日

【禁忌】(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

効能・効果

上部消化管内視鏡時の胃蠕動運動の抑制

用法・用量

通常、本剤20mL(l-メントールとして160mg)を内視鏡の鉗子口より胃幽門前庭部に行きわたるように散布する。

使用上の注意

  1. 8.1本剤の効果が認められない場合や本剤投与後に蠕動運動が再開した場合は、他の蠕動運動抑制薬の投与を考慮すること。

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で乳汁中へ移行することが認められている。

9.7 小児等

  1. 9.7.1小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。

  2. 9.7.2グルコース-6 -リン酸脱水素酵素(G-6 -PD)欠乏のある新生児等にl -メントール外用剤等を使用したところ、溶血、黄疸を起こしたとの報告がある1),2)。

相互作用

記載なし

副作用

その他の副作用

副作用名 頻度
ST-T変化) 1〜5%未満
上腹部痛 1〜5%未満
下痢 1〜5%未満
倦怠感 1〜5%未満
喘鳴 頻度不明
嘔吐 頻度不明
尿中ブドウ糖陽性 1〜5%未満
心電図異常(不整脈 1〜5%未満
息詰まり感 1〜5%未満
悪心 頻度不明
接触性皮膚炎 頻度不明
気分不良 頻度不明
発疹 頻度不明
白血球数増加 1〜5%未満
腹痛 1〜5%未満
腹部不快感 1〜5%未満
腹部膨満 頻度不明
蕁麻疹 頻度不明
血中アミラーゼ増加 1〜5%未満
頭痛 1〜5%未満

薬物動態・作用機序

作用機序

18.1 作用機序

細胞膜上にある電位依存性L型カルシウムチャネルに結合する9),10)。

18.2 蠕動運動抑制作用

  1. 18.2.1摘出空腸平滑筋の自動運動に対する作用

l-メントールは、ウサギ摘出空腸平滑筋の自動運動を濃度依存的に抑制した11)。

  1. 18.2.2イヌ胃蠕動運動に対する作用

l-メントールは、無麻酔イヌを用いてエリスロマイシン投与により生じる胃蠕動運動を用量依存的及び濃度依存的に抑制した11)。

  1. 18.2.3サル胃蠕動運動に対する作用

l-メントールは、覚醒下サルにおける胃蠕動運動を抑制した11)。

薬物動態

16.1 血中濃度

健康成人男性にl-メントールとして160mgを胃内単回投与した時のl-メントール及びl-メントールグルクロン酸抱合体の薬物動態パラメータは下記のとおりであった3)。

年齢
(歳)
AUC0-∞
(ng・hr/mL)
Cmax
(ng/mL)
Tmax
(hr)
t1/2
(hr)
l-メントール 46.7±8.0 52.64±29.15 31.60±27.07 0.40±0.34 1.77±2.03
l-メントール
グルクロン酸抱合体
46.7±8.0 15639.85
±4198.44
9882.69
±3583.10
0.83±0.26 5.57±1.09

(平均±S.D.、n=6)