- カンジダに起因する腟炎および外陰腟炎
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
効能・効果
用法・用量
1日1回1個を腟深部に挿入する。一般に6日間投与で真菌学的効果(一次効果)および自他覚症状の改善が得られるが、菌の再出現防止のためには14日間投与することが望ましい。
使用上の注意
9.5 妊婦
妊婦(3ヵ月以内)又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
| ワルファリンカリウム | ワルファリンの作用を増強することがある(腟からの吸収はほとんど認められていないが、外国において、ワルファリンとの併用により出血を来した症例が報告されている)。 | ミコナゾール硝酸塩がCYP3A及びCYP2C9を阻害することによると考えられる。 |
副作用
その他の副作用
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| そう痒感 | 頻度不明 |
| そう痒感等 | 頻度不明 |
| 刺激感等 | 頻度不明 |
| 灼熱感 | 頻度不明 |
| 疼痛 | 頻度不明 |
| 発赤 | 頻度不明 |
| 蕁麻疹 | 頻度不明 |
薬物動態・作用機序
作用機序
18.1 作用機序
ミコナゾール硝酸塩の抗菌作用10),11),12)、生化学的作用13),14)及び超微形態学的作用15)を検討した結果、ミコナゾール硝酸塩は低濃度では主として膜系(細胞膜並びに細胞壁)に作用して、細胞の膜透過性を変化させることにより抗菌作用を示す。また、高濃度では細胞の壊死性変化をもたらし、殺菌的に作用する13),14),15),16),17)。
18.2 真菌に対する作用
ミコナゾール硝酸塩は外陰・腟真菌症の起因菌であるカンジダ属やトルロプシス属をはじめ、白癬の起因菌(白癬菌属、小胞子菌属、表皮菌属)やアスペルギルス属、クリプトコックス属に対し、強い抗菌作用を有する10),11),12)。また、グラム陽性菌にも強い抗菌作用を有するが、グラム陰性菌には作用しない10),11)。 カンジダ属、トルロプシス属に対する最小発育阻止濃度(MIC)は下表のとおりであった1)(in vitro)。
| 菌種 | MIC(µg/mL) | |
|---|---|---|
| Candida | albicans | 0.63 |
| tropicalis | 2.50 | |
| pseudotropicalis | 0.32 | |
| krusei | 1.25 | |
| parakrusei | 1.25 | |
| stellatoidea | 0.63 | |
| guiliermondii | 2.50 | |
| Torulopsis glabrata | 5.00 |
培地:Sabouraud glucose broth
18.3 デーデルライン腟桿菌に対する作用
ミコナゾール硝酸塩はデーデルライン腟桿菌に対してほとんど作用しない18)。
薬物動態
16.2 吸収
健康な女性5例に本剤1個を単回経腟投与しても、腟からの吸収はほとんど認められていない。