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フリウェル配合錠LD「あすか」

ノルエチステロン・エチニルエストラジオール

添付文書改訂 2023年04月01日

【禁忌】(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1本剤の成分に対し過敏性素因のある患者

  2. 2.2エストロゲン依存性悪性腫瘍(例えば乳癌、子宮内膜癌)、子宮頸癌及びその疑いのある患者[腫瘍の悪化あるいは顕性化を促すことがある。]

  3. 2.3診断の確定していない異常性器出血のある患者[性器癌の疑いがある。出血が性器癌による場合は、癌の悪化あるいは顕性化を促すことがある。]

  4. 2.4血栓性静脈炎、肺塞栓症、脳血管障害、冠動脈疾患又はその既往歴のある患者[血液凝固能が亢進され、これらの症状が増悪することがある。]

  5. 2.535歳以上で1日15本以上の喫煙者[心筋梗塞等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告がある。]

  6. 2.6前兆(閃輝暗点、星型閃光等)を伴う片頭痛の患者[前兆を伴う片頭痛の患者は前兆を伴わない患者に比べ脳血管障害(脳卒中等)が発生しやすくなるとの報告がある。]

  7. 2.7肺高血圧症又は心房細動を合併する心臓弁膜症の患者、亜急性細菌性心内膜炎の既往歴のある心臓弁膜症の患者[血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告がある。]

  8. 2.8血管病変を伴う糖尿病患者(糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症等)[血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告がある。]

  9. 2.9血栓性素因のある患者[血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告がある。]

  10. 2.10抗リン脂質抗体症候群の患者[血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告がある。]

  11. 2.11手術前4週以内、術後2週以内、産後4週以内及び長期間安静状態の患者[血液凝固能が亢進され、心血管系の副作用の危険性が高くなることがある。]

  12. 2.12重篤な肝障害のある患者

  13. 2.13肝腫瘍のある患者[症状が増悪することがある。]

  14. 2.14脂質代謝異常のある患者[血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告がある。また、脂質代謝に影響を及ぼす可能性があるため、症状が増悪することがある。]

  15. 2.15高血圧のある患者(軽度の高血圧の患者を除く)[血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告がある。また、症状が増悪することがある。]

  16. 2.16耳硬化症の患者[症状が増悪することがある。]

  17. 2.17妊娠中に黄疸、持続性そう痒症又は妊娠ヘルペスの既往歴のある患者[症状が再発するおそれがある。]

  18. 2.18妊婦又は妊娠している可能性のある患者

  19. 2.19授乳婦

  20. 2.20骨成長が終了していない可能性がある患者[骨端の早期閉鎖を来すおそれがある。]

効能・効果

  • 月経困難症

  • 生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整

用法・用量

  • 〈月経困難症〉

1日1錠を毎日一定の時刻に21日間経口投与し、その後7日間休薬する。以上28日間を投与1周期とし、出血が終わっているか続いているかにかかわらず、29日目から次の周期の錠剤を投与し、以後同様に繰り返す。

  • 〈生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整〉

1日1錠を毎日一定の時刻に、通常、14~21日間経口投与する。

使用上の注意

  • 〈効能共通〉
  1. 8.1本剤を避妊目的で使用しないこと。

  2. 8.2本剤の服用により、年齢、喫煙、肥満、家族歴等のリスク因子の有無にかかわらず血栓症があらわれることがあるので、次のような症状があらわれた場合は直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。

  • 緊急対応を要する血栓症の主な症状

下肢の急激な疼痛・腫脹、突然の息切れ、胸痛、激しい頭痛、四肢の脱力・麻痺、構語障害、急性視力障害等

患者に対しても、このような症状があらわれた場合は、直ちに服用を中止し、救急医療機関を受診するよう説明すること。

  1. 8.3本剤の服用中に、血栓症が疑われる症状があらわれた場合は、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
  • 血栓症が疑われる症状

下肢の疼痛・腫脹・しびれ・発赤・熱感、頭痛、嘔気・嘔吐等

  1. 8.4血栓症のリスクが高まる状態(体を動かせない状態、顕著な血圧上昇、脱水等)が認められる場合は、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

  2. 8.5患者には、投与開始時及び継続時に以下について説明すること。

  • 血栓症は生命に関わる経過をたどることがあること。

  • 血栓症が疑われる症状があらわれた場合や、血栓症のリスクが高まる状態になった場合は、症状・状態が軽度であっても直ちに服用を中止し医師等に相談すること。

  • 血栓症を疑って他の医療機関を受診する際は、本剤の使用を医師に告知し、本剤による血栓症を念頭においた診察を受けられるようにすること。

  1. 8.6本剤服用中にやむを得ず手術が必要と判断される場合には、血栓症の予防に十分配慮すること。

  2. 8.7年齢及び喫煙量により心血管系の重篤な副作用の危険性が増大するとの報告があるので、本剤服用患者には禁煙するよう指導すること。

  3. 8.8本剤は黄体ホルモンと卵胞ホルモンの配合剤であることから、黄体ホルモン又は卵胞ホルモンを含有する薬剤(経口避妊薬等)を使用している場合は、本剤の投与開始前に中止させること。また、本剤投与中にこれらの薬剤を使用しないよう患者に指導すること。

  • 〈月経困難症〉
  1. 8.9本剤の投与に際しては、患者の病歴調査及び検診が必要である。この検診には、血圧測定、乳房・腹部の検査及び臨床検査が含まれる。本剤投与中は6ヵ月毎の検診を行い、1年に1回以上、子宮・卵巣を中心とした骨盤内臓器の検査を行うこと。また、1年に1回、子宮頸部の細胞診の実施を考慮すること。

  2. 8.10乳癌の検査は、患者に自己検診を行うよう指導すること。

  3. 8.11本剤投与中の器質的疾患を伴う月経困難症患者では、不正性器出血の発現に注意するとともに定期的に内診及び超音波検査等を実施して、器質的疾患の増悪の有無を確認すること。特に、子宮内膜症性卵巣嚢胞(卵巣チョコレート嚢胞)は、自然経過において悪性化することを示唆する報告があるので、画像診断や腫瘍マーカー等の検査も行うこと。本剤投与中に腫瘤が増大するなど器質的疾患の増悪が認められる場合は、他の治療法も勘案したうえで投与継続の可否を判断すること。

  4. 8.12本剤投与中は経過を十分に観察し、期待する効果が得られない場合には漫然と投与を継続せず、他の適切な治療を考慮すること。

  5. 8.13服用中に不正性器出血が発現した場合、通常は投与継続中に消失するが、長期間持続する場合は、腟細胞診等の検査で悪性疾患によるものではないことを確認の上、投与すること。

  6. 8.14本剤投与により希発月経等の月経異常や不正性器出血がみられる。患者にはあらかじめ十分に説明し、通常の月経に比べて出血量が多く持続日数が長い場合あるいは月経の発来がない場合には、医師へ相談するよう指導すること。出血が続く患者には必要に応じて血液検査等を実施し、異常が認められた場合には鉄剤の投与又は本剤の投与中止など適切な処置を行うこと。

  7. 8.15服用中に激しい下痢、嘔吐が続いた場合には本剤の吸収不良をきたすことがあり、妊娠する可能性が高くなるので注意すること。

  • 〈生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整〉
  1. 8.16本剤は、不妊治療に十分な知識と経験のある医師のもとで使用すること。本剤投与により予想されるリスク及び注意すべき症状について、あらかじめ患者に説明を行うこと。

  2. 8.17服用中に激しい下痢、嘔吐が続いた場合には本剤の吸収不良を来すことがあり、予定した時期に消退出血が発来しない可能性があるので、医師に相談すること。

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1子宮筋腫のある患者

定期的に内診や画像診断等の検査を行うなど慎重に投与すること。筋腫の腫大を促すことがある。

  1. 9.1.240歳以上の患者(ただし、1日15本以上の喫煙者には投与しないこと)

一般に心筋梗塞等の心血管系の障害が発生しやすくなる年代であるため、これを助長するおそれがある。

  1. 9.1.3乳癌の既往歴のある患者

乳癌が再発するおそれがある。

  1. 9.1.4乳癌の家族歴又は乳房に結節のある患者

定期的に乳房検診を行うなど慎重に投与すること。エストロゲン投与と乳癌発生との因果関係についてその関連性を示唆する報告もある。

  1. 9.1.5喫煙者(ただし、35歳以上で1日15本以上の喫煙者には投与しないこと)

心筋梗塞等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告がある。

  1. 9.1.6肥満の患者

血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告がある。

  1. 9.1.7血栓症の家族歴を持つ患者

血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告がある。

  1. 9.1.8前兆を伴わない片頭痛の患者

脳血管障害(脳卒中等)が発生しやすくなるとの報告がある。

  1. 9.1.9心臓弁膜症の患者(ただし、肺高血圧症又は心房細動を合併する心臓弁膜症の患者、亜急性細菌性心内膜炎の既往歴のある心臓弁膜症の患者には投与しないこと)

血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告がある。

  1. 9.1.10軽度の高血圧(妊娠中の高血圧の既往も含む)のある患者

血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告がある。また、症状が増悪することがある。

  1. 9.1.11耐糖能の低下している患者(糖尿病患者及び耐糖能異常の患者)

十分コントロールを行いながら投与すること。耐糖能が低下することがある。

  1. 9.1.12ポルフィリン症の患者

症状が増悪することがある。

  1. 9.1.13心疾患又はその既往歴のある患者

ナトリウム又は体液の貯留により症状が増悪することがある。

  1. 9.1.14てんかん患者

症状が増悪することがある。

  1. 9.1.15テタニーのある患者

症状が増悪することがある。

9.2 腎機能障害患者

  1. 9.2.1腎疾患又はその既往歴のある患者

ナトリウム又は体液の貯留により症状が増悪することがある。

9.3 肝機能障害患者

  1. 9.3.1重篤な肝障害のある患者

投与しないこと。代謝能が低下しており肝臓への負担が増加するため、症状が増悪することがある。

  1. 9.3.2肝障害のある患者(重篤な肝障害の患者を除く)

代謝能が低下しており肝臓への負担が増加するため、症状が増悪することがある。

9.4 生殖能を有する者

  • 〈月経困難症〉
  1. 9.4.1本剤の投与に際しては、問診、内診、基礎体温の測定、免疫学的妊娠診断等により、妊娠していないことを十分に確認すること。

  2. 9.4.2服用中に消退出血が2周期連続して発来しなかった場合、投与継続に先だって妊娠していないことを確認すること。

  3. 9.4.3妊娠を希望する場合には、本剤の服用を中止後に月経周期が回復するまで避妊させることが望ましい。

9.5 妊婦

  1. 9.5.1妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。妊娠が確認された場合には投与を中止すること。

  2. 9.5.2卵胞ホルモン剤を妊娠動物(マウス)に投与した場合、児の成長後腟上皮及び子宮内膜の悪性変性を示唆する結果が報告されている。また、新生児(マウス)に投与した場合、児の成長後腟上皮の悪性変性を認めたとの報告がある。

9.6 授乳婦

投与しないこと。母乳の量的質的低下が起こることがある。また、母乳中への移行、児において黄疸、乳房腫大が起こるとの報告がある。

9.7 小児等

小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。

相互作用

10.2 併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
• 副腎皮質ホルモン• プレドニゾロン等
• 三環系抗うつ剤• イミプラミン等
• セレギリン塩酸塩
• シクロスポリン
• テオフィリン
• オメプラゾール
これらの薬剤の作用が増強するおそれがある。 本剤はこれらの薬剤の代謝を抑制すると考えられる。
チザニジン これらの薬剤の作用が増強するおそれがある。 本剤は肝の薬物代謝酵素(CYP1A2)を阻害し、この薬剤の代謝を抑制すると考えられる。
リファンピシン
リファブチン
本剤の効果の減弱化及び不正性器出血の発現率が増大するおそれがある。 これらの薬剤は肝の薬物代謝酵素(CYP3A4等)を誘導し、本剤の代謝を促進すると考えられる。
• バルビツール酸系製剤• フェノバルビタール等
• ヒダントイン系製剤• フェニトインナトリウム等
• カルバマゼピン
ボセンタン
モダフィニル
トピラマート
本剤の効果の減弱化及び不正性器出血の発現率が増大するおそれがある。 これらの薬剤は肝の薬物代謝酵素を誘導し、本剤の代謝を促進すると考えられる。
• テトラサイクリン系抗生物質• テトラサイクリン等
• ペニシリン系抗生物質• アンピシリン等
本剤の効果の減弱化及び不正性器出血の発現率が増大するおそれがある。 これらの薬剤は腸内細菌叢を変化させ、本剤の腸肝循環による再吸収を抑制すると考えられる。
テルビナフィン塩酸塩 黄体ホルモン・卵胞ホルモン配合剤との併用で、月経異常があらわれたとの報告がある。 機序不明
• Gn-RH誘導体• ブセレリン酢酸塩等 これらの薬剤の作用を減弱するおそれがある。 これらの薬剤は性ホルモンの分泌を低下することにより薬効を示すため、性ホルモンである本剤の投与によってこれらの薬剤の効果を減弱する可能性が考えられる。
• 血糖降下剤• インスリン製剤
スルフォニル尿素系製剤
スルフォンアミド系製剤
ビグアナイド系製剤等
血糖降下剤の作用が減弱するおそれがある。血糖値その他患者の状態を十分観察し、血糖降下剤の用量を調節するなど注意する。 本剤は耐糖能を低下させ、血糖降下剤の作用を減弱させると考えられる。
ラモトリギン
モルヒネ
サリチル酸
これらの薬剤の血中濃度が低下するおそれがある。 本剤はこれらの薬剤のグルクロン酸抱合を促進すると考えられる。
• HIVプロテアーゼ阻害剤• ネルフィナビルメシル酸塩
ホスアンプレナビル(リトナビル併用時)
エチニルエストラジオールの血中濃度が低下するおそれがある。 機序不明
• リトナビル
ダルナビル(リトナビル併用時)
エチニルエストラジオールの血中濃度が低下するおそれがある。 リトナビルは薬物代謝酵素を誘導し、本剤の代謝を促進すると考えられる。
• ロピナビル・リトナビル配合剤 エチニルエストラジオールの血中濃度が低下するおそれがある。 この薬剤は薬物代謝酵素を誘導し、本剤の代謝を促進すると考えられる。
• 非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤• ネビラピン エチニルエストラジオールの血中濃度が低下するおそれがある。 機序不明
• HIVプロテアーゼ阻害剤• アタザナビル 本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。 本剤の代謝酵素(CYP3A4)を阻害すると考えられる。
非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤
• エトラビリン
本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。 この薬剤は本剤の代謝酵素(CYP2C9)を阻害すると考えられる。
アプレピタント
ホスアプレピタント
本剤の効果が減弱されるおそれがある。 機序は解明されていないが、これらの薬剤との併用により本剤の代謝が亢進すると考えられる。
フルコナゾール 本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。 フルコナゾールは本剤の代謝酵素(CYP3A4)を阻害すると考えられる。
ボリコナゾール 本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。
ボリコナゾールの血中濃度が上昇するおそれがある。
ボリコナゾールは本剤の代謝酵素(CYP3A4)を阻害すると考えられる。
本剤がボリコナゾールの代謝酵素(CYP2C19)を阻害すると考えられる。
アセトアミノフェン 本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。
アセトアミノフェンの血中濃度が低下するおそれがある。
アセトアミノフェンはエチニルエストラジオールの硫酸抱合を阻害すると考えられる。
本剤が肝におけるアセトアミノフェンのグルクロン酸抱合を促進すると考えられる。
ルフィナミド 本剤の効果が減弱化するおそれがある。 機序不明
セイヨウオトギリソウ(St. John's Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品 本剤の効果の減弱化及び不正性器出血の発現率が増大するおそれがあるので、本剤投与時はセイヨウオトギリソウ含有食品を摂取しないよう注意すること。 この食品は肝の薬物代謝酵素を誘導し、本剤の代謝を促進すると考えられる。

副作用

その他の副作用

副作用名 頻度
ALT増加 1〜5%未満
AST増加 1〜5%未満
ULD:35.8%) 5%以上
ULD:81.1%)注2) 5%以上
γ-GTP増加 1〜5%未満
アトピー性皮膚炎 1〜5%未満
アレルギー性鼻炎 1〜5%未満
いらいら感 1〜5%未満
カンジダ症 1〜5%未満
ざ瘡 1〜5%未満
しびれ感 頻度不明
そう痒症 1〜5%未満
フィブリンDダイマー増加 頻度不明
プラスミノーゲン増加 1〜5%未満
ふらつき 1〜5%未満
ほてり 1〜5%未満
めまい 1〜5%未満
上腹部痛 5%以上
下痢 1〜5%未満
下腹部痛 5%以上
不正性器出血(破綻出血 5%以上
不眠症 1〜5%未満
不規則月経 1〜5%未満
乳房不快感 5%以上
乳房痛 5%以上
乳房緊満感 1〜5%未満
乳房腫瘤 1〜5%未満
乳房萎縮 1〜5%未満
乳汁分泌 1〜5%未満
乳汁漏出症 1〜5%未満
乳癌 1〜5%未満
乳腺線維腺腫 1〜5%未満
体重増加 1〜5%未満
体重減少 1〜5%未満
便秘 1〜5%未満
倦怠感 1〜5%未満
出血性卵巣嚢胞 1〜5%未満
副鼻腔炎 1〜5%未満
動悸 1〜5%未満
卵巣出血 1〜5%未満
卵巣嚢胞 1〜5%未満
卵巣新生物 1〜5%未満
卵巣血腫 1〜5%未満
口内炎 1〜5%未満
口渇 頻度不明
嗅覚錯誤 1〜5%未満
嘔吐 1〜5%未満
四肢痛 頻度不明
外陰腟乾燥 1〜5%未満
多形紅斑 1〜5%未満
多汗 頻度不明
女性陰部そう痒症 1〜5%未満
子宮出血 1〜5%未満
子宮平滑筋腫 1〜5%未満
子宮肥大 1〜5%未満
子宮頸管ポリープ 1〜5%未満
子宮頸部スミア異常 1〜5%未満
子宮類線維腫の変性 1〜5%未満
尿中蛋白陽性 1〜5%未満
尿道炎 1〜5%未満
希発月経(LD:14.1% 5%以上
帯下の増加 頻度不明
帯状疱疹 1〜5%未満
性交出血 1〜5%未満
性器分泌物 1〜5%未満
性欲減退 1〜5%未満
悪心(17.9%) 5%以上
感情不安定 1〜5%未満
感覚鈍麻 1〜5%未満
抑うつ 頻度不明
振戦 頻度不明
排便痛 1〜5%未満
月経前症候群 1〜5%未満
月経過多 5%以上
末梢性浮腫 1〜5%未満
歯痛 1〜5%未満
浮腫 1〜5%未満
消化不良 1〜5%未満
消化管運動障害 1〜5%未満
消退出血不規則 1〜5%未満
湿疹 1〜5%未満
炎症性疼痛 1〜5%未満
点状出血)(LD:60.0% 5%以上
無月経 1〜5%未満
熱感 1〜5%未満
片頭痛 1〜5%未満
異常感 1〜5%未満
痔核 1〜5%未満
発熱 1〜5%未満
発疹 1〜5%未満
皮膚乾燥 1〜5%未満
眠気 1〜5%未満
睡眠障害 1〜5%未満
知覚過敏 1〜5%未満
神経過敏 頻度不明
筋痙縮 頻度不明
筋骨格硬直 頻度不明
紅斑 1〜5%未満
紫斑 1〜5%未満
経血量の変化 頻度不明
結節性紅斑 頻度不明
線維嚢胞性乳腺疾患 1〜5%未満
耳鳴 1〜5%未満
肝機能異常 1〜5%未満
胃不快感 1〜5%未満
胃炎 1〜5%未満
胃痛 1〜5%未満
胃腸炎 1〜5%未満
背部痛 1〜5%未満
胸やけ 頻度不明
胸部不快感 1〜5%未満
脱毛症 頻度不明
腸炎 1〜5%未満
腹痛 1〜5%未満
腹部不快感 1〜5%未満
腹部膨満 1〜5%未満
色素沈着注1) 頻度不明
蕁麻疹 1〜5%未満
薬疹 1〜5%未満
血中コレステロール増加 1〜5%未満
血中トリグリセリド増加 1〜5%未満
血中ビリルビン増加 1〜5%未満
血中フィブリノゲン増加 1〜5%未満
血中鉄増加 1〜5%未満
血中鉄減少 1〜5%未満
血圧上昇 1〜5%未満
血小板数増加 1〜5%未満
視覚障害(視力低下 頻度不明
視野欠損等) 頻度不明
貧血 1〜5%未満
起立性低血圧 1〜5%未満
過少月経 5%以上
過敏性腸症候群 1〜5%未満
霧視 1〜5%未満
頭痛(15.5%) 5%以上
頭重 頻度不明
頻発月経 5%以上
顔面感覚鈍麻 1〜5%未満
顔面浮腫 1〜5%未満
食欲不振 1〜5%未満
食欲亢進 頻度不明
髄膜腫 1〜5%未満
高プロラクチン血症 1〜5%未満
高脂血症 頻度不明
黄疸 頻度不明
鼓腸 1〜5%未満
鼻炎 1〜5%未満
齲歯 1〜5%未満

薬物動態・作用機序

作用機序

18.1 作用機序

  • 〈月経困難症〉
  1. 18.1.1本剤は、排卵抑制作用及び子宮内膜増殖抑制作用により、プロスタグランジンの産生を抑制し、子宮平滑筋収縮等による疼痛を緩和すると考えられる。
  • 〈生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整〉
  1. 18.1.2本剤を一定期間投与し、内因性の卵胞ホルモン及び黄体ホルモンの分泌を抑制した上で、本剤の有効成分である合成卵胞ホルモンと合成黄体ホルモンの血中濃度を一定期間維持し、本剤の中止によりそれらの血中濃度を急激に低下させることで子宮内膜がはく落し、生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期を規定する消退出血が生じる。

18.2 排卵抑制作用

健康成人女性(14例)にノルエチステロン1mg及びエチニルエストラジオール(0.035mg又は0.02mg)配合製剤を1日1回1錠21日間投与した時、いずれもエストラジオール及びプロゲステロンの分泌抑制が認められた15)。

薬物動態

16.1 血中濃度

  • 〈LD〉
  1. 16.1.1単回経口投与

健康成人女性29例への本剤(ノルエチステロン1mg、エチニルエストラジオール0.035mg)単回経口投与時の薬物動態パラメータは、以下のとおりであった2)。

Cmax
(ng/mL)
Tmax
(hr)
t1/2
(hr)
AUC0-∞
(ng・hr/mL)
ノルエチステロン 12.4±4.4 1.7±1.0 6.8±1.1 75.2±34.1
エチニルエストラジオール 0.094±0.031 1.4±0.5 9.3±3.7 0.923±0.357

(n=29、平均値±標準偏差)

  1. 16.1.2反復経口投与

健康成人女性9例に本剤と同一成分・含量の薬剤を21日間反復経口投与した場合の薬物動態パラメータは、以下のとおりであった3)。

Cmax
(ng/mL)
Tmax
(hr)
t1/2
(hr)
AUC0-24
(ng・hr/mL)
ノルエチステロン 22.4±11.1 2.6±3.7 9.7±2.2 175.7±51.3
エチニルエストラジオール 0.172±0.052 1.3±1.0 12.5±2.7 1.999±0.455

(n=9、平均値±標準偏差)

  • 〈ULD〉
  1. 16.1.3単回経口投与

健康成人女性12例への本剤(ノルエチステロン1mg、エチニルエストラジオール0.02mg)単回経口投与時の薬物動態パラメータは、以下のとおりであった4)。

Cmax
(ng/mL)
Tmax
(hr)
t1/2
(hr)
AUC0-24
(ng・hr/mL)
ノルエチステロン 12.5±6.2 1.8±0.8 7.4±1.9 69.2±36.3
エチニルエストラジオール 0.056±0.017 1.5±0.4 5.5±2.2 0.368±0.171

(n=12、平均値±標準偏差)

  1. 16.1.4反復経口投与

ノルエチステロン、エチニルエストラジオールともに投与4日目から定常状態に達すると考えられる。

16.2 吸収

  1. 16.2.1生物学的利用率

外国人において、ラジオイムノアッセイ法により測定したノルエチステロン及びエチニルエストラジオールの経口投与後の生物学的利用率はそれぞれ64%及び約40%であった5)。

16.3 分布

  1. 16.3.1血漿蛋白結合率

限外ろ過法により測定したノルエチステロン及びエチニルエストラジオールのヒト血漿中蛋白結合率はそれぞれ約96%及び99%であった6)(in vitro)。

16.4 代謝

ノルエチステロンは主にステロイド骨格中のA環の還元により代謝され、その後硫酸抱合あるいはグルクロン酸抱合を受ける。エチニルエストラジオールは肝ミクロゾーム代謝酵素によって不活性代謝物へ変換され、その後3位で直接硫酸抱合あるいはグルクロン酸抱合を受ける5)。

16.5 排泄

ラットに経口投与した場合、ノルエチステロン及びエチニルエストラジオールは主に胆汁を経由して、糞中に排泄された6)。