下記疾患のうち、本剤に含まれるビタミン類の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合 湿疹・皮膚炎群、口唇炎・口角炎・口内炎 上記の適応(効能又は効果)に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
効能・効果
用法・用量
通常成人1日3~6錠を1~3回に分割経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。
使用上の注意
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
| レボドパ | 作用を減弱することがある。(ビタミンB6による) | ビタミンB6はレボドパ脱炭酸酵素の補酵素であるため併用により末梢での脱炭酸化を促し作用部位への到達量を減少させると考えられる。 |
副作用
その他の副作用
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| 末梢神経障害(手足のしびれ | 頻度不明 |
| 知覚異常等)(ビタミンB6による)注1) | 頻度不明 |
薬物動態・作用機序
作用機序
18.1 作用機序
ピリドキシン塩酸塩は生体内でピリドキサールリン酸エステルとなり、各種の補酵素としてたん白質、脂肪等の代謝に関与する1) 。またリボフラビンは肝臓で活性型のFMN、FADとなり、フラビン酵素として、酸化還元機構に作用する2) 。このように両者は、たん白質、アミノ酸、あるいは脂肪の代謝に不可欠であることから、これらの欠乏に伴う代謝異常を成因とするいくつもの疾患が発症する。トリプトファンをはじめとする各種アミノ酸の代謝異常に対して、リボフラビンおよびピリドキシンはその治療及び予防に用いられる3),4),5) 。 ピリドキシンが生体内で補酵素型のピリドキサールリン酸エステルに活性化される反応は、ピリドキシンリン酸オキシダーゼによって触媒されるが、この酵素はフラビン酵素であるので、ビタミンB6とB2の両者は酵素学的に不可分の関係にある6),7),8),9) 。