Clinical snapshot

ヒノポロン口腔用軟膏

ヒドロコルチゾン酢酸エステル・ヒノキチオール配合剤

添付文書改訂 2024年03月01日

【禁忌】(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1本剤に対し過敏症の既往歴のある患者

  2. 2.2メトヘモグロビン血症のある患者[症状を悪化させるおそれがある。]

効能・効果

急性歯肉炎、辺縁性歯周炎

用法・用量

十分清拭乾燥した患部に1日1回適量を注入する。又は、塗布する場合、患部を清拭したのち、通常1日1~3回適量を使用する。

使用上の注意

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。また、長期使用を避けること。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

相互作用

10.2 併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
ヨード製剤、その他の金属塩を含む薬剤 ヒノキチオールの効果を減弱させるおそれがあるので併用を避けること。 機序は不明である。

副作用

その他の副作用

副作用名 頻度
メトヘモグロビン血症(アミノ安息香酸エチルによる) 頻度不明
下垂体・副腎皮質系機能の抑制(大量 頻度不明
不安 頻度不明
悪心・嘔吐等(アミノ安息香酸エチルによる) 頻度不明
眠気 頻度不明
眩暈 頻度不明
興奮 頻度不明
過敏症状 頻度不明
長期にわたる使用による) 頻度不明
霧視 頻度不明

薬物動態・作用機序

作用機序

18.1 作用機序

  1. 18.1.1抗菌作用

ヒノキチオールは歯周疾患の炎症や化膿に関与するアクチノミセスや溶血性ストレプトコッカスなどの好気性菌には100万分の3~100の濃度で、また症状が進み盲囊が深くなるに従い歯肉組織の崩壊に大きく関与するとみられるバクテロイデスや、フソバクテリウムなどの嫌気性菌には、100万分の3~50の濃度で発育を阻止する11) 。

  1. 18.1.2抗炎症作用

ヒドロコルチゾン酢酸エステルは、糖質コルチコイドであり、細胞質あるいは核内に存在する受容体に結合すると、核内に移行して特定の遺伝子の転写を開始あるいは阻害する。転写が開始されて合成される代表的なたん白質はリポコルチン-1であるが、これはホスホリパーゼA2を阻害して結果的にプロスタグランジン類、トロンボキサン類、ロイコトリエン類などの起炎物質の産生を低下させる。起炎物質の生合成抑制と炎症細胞の遊走抑制により抗炎症作用を現すと考えられる12) 。

  1. 18.1.3鎮痛作用

アミノ安息香酸エチルは、神経細胞膜のNa+チャンネルを抑制することによって神経の活動電位発生を抑制するという局所麻酔薬共通の作用により、知覚神経の求心性伝導を抑制する。水に難溶で、軟膏や坐剤として外用で用いる13) 。

薬価情報

YJコードに紐付く薬価基準収載データを年度別に表示します。

最新薬価: ¥175.90
年度 品名 規格 単位 薬価 後発品 適用日 製造販売会社
2026年度
ヒノポロン口腔用軟膏 本剤
2790810M1037
1g 1g ¥175.90