胃および十二指腸の透視・撮影の造影補助
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
-
2.1消化管の穿孔又はその疑いのある患者[消化管が膨らみ、穿孔部位を伸展させ腹痛等の症状を悪化させるおそれがある。]
-
2.2消化管に急性出血のある患者[消化管が膨らみ、出血部位を伸展させる。]
効能・効果
用法・用量
透視開始に際して、造影剤投与開始直前あるいは投与開始後、年齢、胃内容積の個人差、造影の体位に応じて、約100~400mLの炭酸ガスの発生量に相当する量を、少量の水または、造影剤と共に経口投与する。
使用上の注意
- 8.1消化管内で発生する炭酸ガスにより、短時間に消化管内圧が上昇し、一過性の血圧低下が発症することが報告されているので、投与に際しては十分に注意すること。
9.1 合併症・既往歴等のある患者
- 9.1.1消化管に瘻孔又はその疑いのある患者
消化管が膨らみ、瘻孔部位を伸展させる。
- 9.1.2消化管の狭窄又は閉塞、あるいはそれらが疑われる患者
消化管が膨らみ、狭窄又は閉塞部位の口側を伸展させるおそれがある。
- 9.1.3穿孔を生ずるおそれのある患者(胃・十二指腸潰瘍、腫瘍、憩室炎、寄生虫感染、生体組織検査後間もない患者等)
消化管が膨らみ、穿孔を生ずるおそれがある。
- 9.1.4消化管に炎症や出血の疑われる患者
消化管内で発生する炭酸ガスにより短時間に消化管内圧が上昇するので、その症状を増悪させることがある。
- 9.1.5全身衰弱の強い患者
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、診断上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。本剤投与の際にはX線照射を伴う。
9.7 小児等
診断上の有益性が危険性を上回ると判断された場合にのみ投与すること。本剤投与の際にはX線照射を伴う。小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
減量するなど注意すること。消化管運動機能等が低下していることが多い。
相互作用
記載なし
副作用
その他の副作用
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| おくび | 頻度不明 |
| 腹部膨満感 | 頻度不明 |
薬物動態・作用機序
作用機序
18.1 測定法
本剤は胃内で炭酸ガスを発生させることにより、胃及び十二指腸内壁を十分に伸展させ、硫酸バリウム造影剤を胃及び十二指腸粘膜の微細部分に均一に付着させると共に、X線透過率の差を大きくしてコントラストを上昇させる3),4) 。
薬物動態
16.5 排泄
胃内で発生した炭酸ガスはそのままおくびとして口腔より排泄されるか、又は消化管より吸収されて肺胞内におけるガス交換により体外に排泄される1),2) 。