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ハイ・プレアミン注−10%

添付文書改訂 2026年04月01日

【禁忌】(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1アミノ酸代謝異常のある患者[投与されたアミノ酸が代謝されず、アミノ酸インバランスが助長されるおそれがある。]

  2. 2.2重篤な腎障害のある患者又は高窒素血症の患者(いずれも透析又は血液ろ過を実施している患者を除く)

  3. 2.3肝性昏睡又は肝性昏睡のおそれのある患者

効能・効果

下記状態時のアミノ酸補給 低蛋白血症、低栄養状態、手術前後

用法・用量

通常成人1回20~500mLを緩徐に静注又は点滴静注する。投与速度はアミノ酸の量として60分間に10g前後が体内利用に望ましく通常成人200mL当たり80~100分を基準とし、小児、老人、重篤な患者にはさらに緩徐に注入する。 なお、年齢、症状、体重により適宜増減する。 生体のアミノ酸利用効率上、糖類輸液剤と同時投与することが望ましい。

使用上の注意

透析又は血液ろ過を実施している重篤な腎障害のある患者又は高窒素血症の患者における、尿素等の除去量、蓄積量は透析の方法及び病態によって異なる。血液生化学検査、酸塩基平衡、体液バランス等の評価により患者の状態を確認した上で投与開始及び継続の可否を判断すること。

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1高度のアシドーシスのある患者

アシドーシスが悪化するおそれがある。

  1. 9.1.2うっ血性心不全の患者

循環血液量の増加により、症状が悪化するおそれがある。

  1. 9.1.3本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者**

9.2 腎機能障害患者

  1. 9.2.1重篤な腎障害のある患者又は高窒素血症の患者(いずれも透析又は血液ろ過を実施している患者を除く)

投与しないこと。アミノ酸の代謝産物である尿素等が滞留し、症状が悪化するおそれがある。

  1. 9.2.2透析又は血液ろ過を実施している重篤な腎障害のある患者又は高窒素血症の患者

アミノ酸の代謝産物である尿素等の滞留がおこるおそれがある。

9.3 肝機能障害患者

  1. 9.3.1肝性昏睡又は肝性昏睡のおそれのある患者

投与しないこと。アミノ酸の代謝が十分に行われないため、症状が悪化する又は誘発されるおそれがある。

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

9.7 小児等

小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。

9.8 高齢者

投与速度を緩徐にし、減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。

相互作用

記載なし

副作用

その他の副作用

副作用名 頻度
アシドーシス 頻度不明
動悸 頻度不明
嘔吐 頻度不明
悪寒 頻度不明
悪心 頻度不明
熱感 頻度不明
発熱 頻度不明
発疹 頻度不明
胸部不快感 頻度不明
血管痛 頻度不明
頭痛 頻度不明

薬物動態・作用機序

作用機序

18.1 作用機序

本剤はアミノ酸の補給効果を示す。

18.2 *アミノ酸補給効果

栄養素としての蛋白質の主な機能は炭水化物や脂肪とは異なり、エネルギーを供給することではなく、組織の蛋白質合成に必要なアミノ酸を供給することにあり、生理的に分解・利用される蛋白質、あるいは疾病・外傷時の細胞障害及び破壊により欠乏した蛋白質の補給に役立っている1)。 FAOは1957年、必須アミノ酸の組合わせによって、生体利用に最も理想的な摂取蛋白質のパターンが表現できるとする考え方の下に、必須アミノ酸組成の暫定基準を発表している。本剤は、このFAO基準に基づく必須アミノ酸パターンを有するL型アミノ酸製剤で2),3),4)、経口摂取あるいは腸管吸収が不十分ないし不可能で、蛋白質の需要が増大している場合に、アミノ酸補給の目的で用いられる。 さらに、本剤には他のアミノ酸合成のための窒素源として、非必須アミノ酸のL-アルギニン塩酸塩、グリシンを加えている(必須アミノ酸/非必須アミノ酸比=2.93)。