Clinical snapshot

ドラマミン錠50mg

ジメンヒドリナート錠

添付文書改訂 2026年04月01日

【禁忌】(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1モノアミン酸化酵素阻害剤を使用中の患者

  2. 2.2ジフェニルメタン系薬剤(ジメンヒドリナート、塩酸メクリジン等)に対し過敏症の既往歴の患者

効能・効果

〇下記の疾患又は状態に伴う悪心・嘔吐・眩暈 動揺病、メニエール症候群、放射線宿酔

〇手術後の悪心・嘔吐

用法・用量

ジメンヒドリナートとして、通常、成人1回50mg(1錠)を1日3~4回経口投与する。

予防のためには、その30分から1時間前に1回50~100mg(1~2錠)を経口投与する。ただし原則として1日200mg(4錠)を超えないこと。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

使用上の注意

眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には、自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないよう注意すること。

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1てんかんの患者

構成成分であるテオフィリン系薬剤の副作用があらわれやすい。

  1. 9.1.2甲状腺機能亢進症の患者

構成成分であるテオフィリン系薬剤の副作用があらわれやすい。

  1. 9.1.3麻酔施行前の患者

麻酔の覚醒を遅延させるおそれがある。

9.2 腎機能障害患者

  1. 9.2.1急性腎炎の患者

構成成分であるテオフィリン系薬剤の副作用があらわれやすい。

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ投与すること。類薬(塩酸メクリジン)の動物実験(ラット)で催奇形作用が報告されている。

9.6 授乳婦

本剤投与中は授乳しないことが望ましい。

9.7 小児等

構成成分であるテオフィリン系薬剤の副作用があらわれやすい。

9.8 高齢者

減量するなど注意すること。一般に高齢者では生理機能が低下している。

相互作用

10.1 併用禁忌(併用しないこと)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
• モノアミン酸化酵素阻害剤• セレギリン塩酸塩(エフピー)
• ラサギリンメシル酸塩(アジレクト)
• サフィナミドメシル酸塩(エクフィナ)
本剤の抗コリン作用が持続・増強される。 モノアミン酸化酵素阻害剤が本剤の代謝速度を遅らせることによる。

10.2 併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
• 中枢神経抑制剤• バルビツール酸誘導体
• 麻酔剤等
• アルコール
相互に作用を増強する。 抗ヒスタミン薬は全ての中枢神経抑制剤の鎮静作用を増強し、また、中枢神経抑制剤及びアルコールは抗ヒスタミン薬の中枢抑制作用を増強することによる。
• 第8脳神経障害を起こすおそれのあるアミノ糖系抗生物質• ストレプトマイシン
• カナマイシン等
これらの薬剤による難聴を不可逆状態にすることがある。 アミノ糖系抗生物質の耳障害症状を不顕性化することによる。

副作用

その他の副作用

副作用名 頻度
ふらふら感 頻度不明
めまい 頻度不明
不眠 頻度不明
光線過敏症等 頻度不明
口渇 頻度不明
手指の振戦 頻度不明
手足のしびれ 頻度不明
疲労感 頻度不明
発疹 頻度不明
目のかすみ 頻度不明
眠気 頻度不明
知覚異常等 頻度不明
胃痛等 1〜5%未満
胸やけ 1〜5%未満
頭痛 頻度不明

薬物動態・作用機序

作用機序

18.1 作用機序

ジメンヒドリナートは経口投与でマウス、ウサギ、ヒトの迷路機能亢進を抑制する1),2),3)ほか、鎮吐作用にもすぐれ、イヌ、ネコ、ヒトのアポモルヒネ嘔吐を著明に抑制する4),5)。

18.2 迷路機能亢進抑制作用

  1. 18.2.1健康成人(性別不明)の迷路冷刺激による実験的眼振に対し、眼振発生開始時間を遅らせるとともに眼振持続時間を短縮させる1)。

  2. 18.2.2健康成人(男子)の回転運動による実験的動揺病に対し、抑制作用を示す6)。

18.3 鎮吐作用

健康成人(男女)において、アポモルヒネ投与による催吐症状に対し、鎮吐作用を示す5)。