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トラベルミン配合錠

ジフェンヒドラミンサリチル酸塩・ジプロフィリン配合錠

添付文書改訂 2023年04月01日

【禁忌】(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1閉塞隅角緑内障の患者

[抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある。]

  1. 2.2前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患のある患者

[抗コリン作用により、排尿困難、尿閉等があらわれるおそれがある。]

効能・効果

  • 下記の疾患又は状態に伴う悪心・嘔吐・めまい

  • 動揺病 メニエール症候群

用法・用量

通常成人1回1錠を経口投与する。 必要により1日3~4回経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。

使用上の注意

眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないように十分注意すること。

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1開放隅角緑内障の患者

抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある。

  1. 9.1.2てんかんの患者

中枢刺激作用によって発作を起こすおそれがある。

  1. 9.1.3甲状腺機能亢進症の患者

甲状腺機能亢進に伴う代謝亢進、カテコールアミンの作用を増強するおそれがある。

9.2 腎機能障害患者

  1. 9.2.1急性腎炎の患者

腎臓に対する負荷を高めるおそれがある。

9.5 妊婦

治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

9.6 授乳婦

授乳しないことが望ましい。 ジフェンヒドラミンは、動物実験(ラット)で乳汁中に移行することが認められており1) 、ヒトでは哺乳中の児において昏睡が認められたとの報告がある2) 。

9.8 高齢者

減量するなど注意すること。 一般に高齢者では生理機能が低下している。

相互作用

10.2 併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
• 中枢神経抑制剤• バルビツール酸誘導体
• フェノチアジン誘導体等
• アルコール
本剤はジフェンヒドラミンサリチル酸塩を含有しているため、相互に作用を増強することがあるので、併用する場合は減量するなど慎重に投与すること。 相加的に中枢神経抑制作用を増強する。
• モノアミン酸化酵素阻害剤 本剤はジフェンヒドラミンサリチル酸塩を含有しているため、相互に作用を増強することがあるので、併用する場合は減量するなど慎重に投与すること。 本剤の解毒機構に干渉し、作用を遷延化し増強する。
• 他のキサンチン系薬剤• テオフィリン
• アミノフィリン水和物
• コリンテオフィリン
• カフェイン水和物等
• 中枢神経興奮薬• エフェドリン塩酸塩
• マオウ等
本剤はジプロフィリンを含有しているため、過度の中枢神経刺激作用があらわれることがある。
異常が認められた場合には減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
併用により中枢神経刺激作用が増強される。

副作用

その他の副作用

副作用名 頻度
めまい 1〜5%未満
下痢 頻度不明
倦怠感 1〜5%未満
動悸 1〜5%未満
口渇 1〜5%未満
悪心・嘔吐 頻度不明
発疹 頻度不明
眠気 1〜5%未満
神経過敏 頻度不明
頭痛 頻度不明
頭重感 1〜5%未満

薬物動態・作用機序

作用機序

18.1 作用機序

作用機序は明確でない。

18.2 興奮鎮静作用(迷路反応を鎮静する)

健康成人による実験的迷路刺激及び家兎を使った実験的迷路性平衡失調に対し、トラベルミンは著明な迷路反応鎮静作用を示した。また耳性眩暈(急性発作性眩暈)に使用し、有効性が認められている3) 。

18.3 興奮抑制作用(嘔吐中枢の興奮を抑える)

ジフェンヒドラミンは、イヌの実験において、悪心・嘔吐の原因となる嘔吐中枢に作用し、その興奮を抑制する作用を有することが認められている4) 。