Clinical snapshot

トブラシン点眼液0.3%

トブラマイシン点眼液

添付文書改訂 2025年07月01日

【禁忌】(次の患者には投与しないこと)

本剤の成分、アミノグリコシド系抗生物質又はバシトラシンに対し過敏症の既往歴のある患者

効能・効果

〈適応菌種〉

本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、モラクセラ・ラクナータ(モラー・アクセンフェルト菌)、インフルエンザ菌、ヘモフィルス・エジプチウス(コッホ・ウィークス菌)、緑膿菌

〈適応症〉

眼瞼炎、涙嚢炎、麦粒腫、結膜炎、角膜炎(角膜潰瘍を含む)

用法・用量

通常、1回1~2滴、1日4~5回点眼する。

なお、症状により適宜回数を増減する。

使用上の注意

  1. 8.1本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の使用にとどめること。

  2. 8.2長期間連用しないこと。

相互作用

記載なし

副作用

その他の副作用

副作用名 頻度
刺激痛 頻度不明
発疹 頻度不明
眼そう痒 頻度不明
眼刺激 頻度不明
眼瞼の腫脹・発赤 頻度不明
結膜の腫脹 頻度不明
結膜充血 頻度不明
結膜浮腫 頻度不明
違和感 頻度不明

薬物動態・作用機序

作用機序

18.1 作用機序

細菌の蛋白合成を阻害することにより抗菌作用を発揮し、作用は殺菌的である5)。

18.2 抗菌作用

トブラマイシンは、試験管内で、ブドウ球菌属(コアグラーゼ陽性及び陰性)、レンサ球菌属、肺炎球菌、モラクセラ・ラクナータ(モラー・アクセンフェルト菌)、インフルエンザ菌、ヘモフィルス・エジプチウス(コッホ・ウィークス菌)、緑膿菌に抗菌作用を示す6),7)。

薬物動態

16.3 分布

  1. 16.3.1結膜嚢内濃度

健康成人12例16眼に0.3%トブラマイシン点眼液を1滴点眼し、0.5~8時間後のトブラマイシンの結膜嚢内濃度を経時的に測定した。点眼後0.5時間で28~100μg/mLの最高値を示し、1時間後に7.8~22μg/mLの濃度が結膜嚢内に貯留した1)。

  1. 16.3.2眼組織内濃度

ウサギ眼に0.3%トブラマイシン点眼液を5分ごと5回点眼したときの最高組織内濃度は、点眼後30分で結膜10.2μg/g、60分後で眼瞼8.3μg/g、角膜1.5μg/gであった。その他の眼組織では、外眼筋、強膜、虹彩毛様体及び硝子体においても0.9~3.9μg/gの濃度を示した2)。また角膜上皮を剥離したウサギ眼に1分ごと5回(1回1滴)点眼したときの最高房水内濃度は、点眼後30分で11.3μg/mLの濃度を示した3)。