Clinical snapshot

デポスタット筋注200mg

ゲストノロンカプロン酸エステル

添付文書改訂 2023年07月01日

【禁忌】(次の患者には投与しないこと)

重篤な肝障害のある患者

効能・効果

前立腺肥大症

用法・用量

ゲストノロンカプロン酸エステルとして、通常成人1週1回200mgを臀筋内に注射する。

使用上の注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1糖尿病の患者

耐糖能の低下があらわれることがある。

  1. 9.1.2気管支喘息の患者

症状を悪化させるおそれがある。

  1. 9.1.3てんかんの患者

症状を悪化させるおそれがある。

  1. 9.1.4片頭痛の患者

症状を悪化させるおそれがある。

  1. 9.1.5心障害又はその既往歴のある患者

ナトリウム又は体液の貯留があらわれることがある。

9.2 腎機能障害患者

  1. 9.2.1腎障害又はその既往歴のある患者

ナトリウム又は体液の貯留があらわれることがある。

9.3 肝機能障害患者

  1. 9.3.1重篤な肝障害のある患者

投与しないこと。症状を悪化させるおそれがある。

9.8 高齢者

患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。

相互作用

記載なし

副作用

その他の副作用

副作用名 頻度
BUN上昇 頻度不明
クレアチニン上昇 頻度不明
そう痒 1〜5%未満
一過性の精子減少症 頻度不明
下痢 1%未満
乳腺腫脹 頻度不明
全身倦怠感 1%未満
冷感 1%未満
動悸 頻度不明
呼吸困難 1%未満
頻度不明
嘔吐 1%未満
性欲減退 1〜5%未満
悪心 頻度不明
意欲減退 1%未満
疼痛 1〜5%未満
発汗 1%未満
発熱 1〜5%未満
発疹 1%未満
硬結 1〜5%未満
肝機能異常 頻度不明
胃痛 1〜5%未満
脱力感 1%未満
腫脹 1〜5%未満
貧血 頻度不明
食欲不振 1〜5%未満

薬物動態・作用機序

作用機序

18.1 作用機序

ゲストノロンカプロン酸エステルは、主として直接前立腺に作用し、前立腺腺腫の縮小又は前立腺腺腫の成長を抑制する。すなわちゲストノロンカプロン酸エステルは、血中のテストステロンが前立腺細胞内に取り込まれるのを阻害し、さらにテストステロンが、5α-還元酵素によって活性型5α-DHTへ転換するのを阻害する3),4),5),6) 。 また、ゲストノロンカプロン酸エステルは、マイルドなゴナドトロピン分泌抑制作用も認められている2),7),8),9) 。

薬物動態

16.1 血中濃度

健康男子に3H-ゲストノロンカプロン酸エステル100mg又は200mgを筋肉内に投与すると、投与後4時間で血中濃度が上昇しはじめ、最高血中濃度(223.4~319.4ng/mL)は、投与量と関係なく3日目に認められた1) (外国人データ)。

16.5 排泄

投与後1週間までに投与量の57~69%、14日目までに82~89%、28日目までに86~95%が排泄され、総排泄量の約80%が糞便中に認められた1) (外国人データ)。