- <適応菌種>
テトラサイクリン感性菌
- <適応症>
歯周組織炎、抜歯創・口腔手術創の二次感染、感染性口内炎
エピジヒドロコレステリン・テトラサイクリン塩酸塩軟膏
テトラサイクリン感性菌
歯周組織炎、抜歯創・口腔手術創の二次感染、感染性口内炎
8.1感作されるおそれがあるので、観察を十分に行い、感作されたことを示す徴候(そう痒、発赤等)があらわれた場合には使用を中止すること。
8.2耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の使用にとどめること。
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
| ハロゲン剤(ヨード、次亜塩素酸)、金属の塩類(カルシウム、マグネシウム、アルミニウム、鉄剤等) | 本剤の作用が減弱することがある。 | 機序は不明である。 |
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| テトラサイクリン非感性菌による感染症 | 頻度不明 |
| 発疹等 | 頻度不明 |
18.1.1テトラサイクリン塩酸塩は蛋白合成を阻害することにより静菌的に作用する。細菌のリボソーム70Sに特異的に作用し、アミノアシルtRNAのリボソーム上のA部位への結合を阻害する。動物のリボソーム80Sには作用しないことから選択毒性を示すと考えられている4),5) 。
18.1.2エピジヒドロコレステリンはラット歯髄細胞を用いた検討において、用量依存的にアラキドン酸遊離を抑制することが認められている6)。
テトラサイクリン塩酸塩は、グラム陽性・陰性菌、レプトスピラ、リケッチア、マイコプラズマ、クラミジアに強く作用し、放線菌、抗酸菌にも作用するが、真菌には作用しない4)。
ゴールデンハムスターの頬嚢内に化学的炎症を起こさせた後にエピジヒドロコレステリンを挿入したところ、3時間程度でほぼ炎症が消失した7) 。
マウス、ラットにエピジヒドロコレステリンを腹腔内投与すると早期に疼痛を消失させた8) 。
ウサギの創面、ハツカネズミの創面、ラットの皮膚欠損および熱傷創において、エピジヒドロコレステリン適用群は、対照群よりも早い創傷の治癒が認められた9),10),11) 。