- 子宮内膜症
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
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2.1診断のつかない異常性器出血の患者[異常性器出血の原因疾患を悪化させる可能性がある。]
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2.2妊婦又は妊娠している可能性のある女性
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2.3授乳中の女性
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2.4本剤の成分又はLH-RH作動薬に対し過敏症の既往歴のある患者
効能・効果
用法・用量
通常、成人には本剤1筒(ゴセレリンとして1.8mg含有)を前腹部に4週(28日)ごとに1回皮下投与する。なお、初回投与は必ず月経中に行うこと。
使用上の注意
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8.1投与に際して、類似疾患(悪性腫瘍など)の鑑別に留意し、投与中腫瘤が増大したり、臨床症状の改善がみられない場合は投与を中止すること。
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8.2初回投与初期に、下垂体-性腺系刺激作用による血清エストロゲンの一過性の上昇に伴い、臨床症状の一過性の悪化が認められることがあるが、通常、治療を継続することにより消失する。
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8.3本剤投与部位周囲から出血し、出血性ショックに至った例が報告されているので、血管を損傷する可能性の少ない部位を選択すること。
9.1 合併症・既往歴等のある患者
- 9.1.1易出血状態の患者(抗凝固剤を投与している患者等)
本剤投与の可否を慎重に判断すること。本剤投与部位周囲から出血し、出血性ショックに至った例が報告されている。
- 9.1.2代謝性骨疾患のある患者
症状を悪化させるおそれがある。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。動物実験で流産又は分娩障害が認められており、また他のLH-RH作動薬による流産の報告がある。
9.6 授乳婦
投与しないこと。動物実験で乳汁移行が報告されている。
9.7 小児等
国内において、小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
相互作用
副作用
その他の副作用
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| ALT上昇 | 頻度不明 |
| AST上昇 | 頻度不明 |
| LDH上昇 | 頻度不明 |
| γ-GTP上昇 | 頻度不明 |
| いらいら感 | 頻度不明 |
| コレステロール上昇 | 頻度不明 |
| ざ瘡 | 頻度不明 |
| しびれ感 | 1〜5%未満 |
| トリグリセライド上昇 | 頻度不明 |
| ほてり(64.3%) | 5%以上 |
| めまい | 1〜5%未満 |
| 下垂体卒中 | 頻度不明 |
| 下垂体腺腫 | 頻度不明 |
| 不安 | 1%未満 |
| 不眠 | 1〜5%未満 |
| 乳房緊満感 | 1〜5%未満 |
| 低血圧などの血圧の変動注1) | 頻度不明 |
| 体重増加 | 頻度不明 |
| 倦怠感 | 1〜5%未満 |
| 冷感 | 1〜5%未満 |
| 出血 | 1〜5%未満 |
| 卵巣嚢胞 | 頻度不明 |
| 嘔吐 | 1%未満 |
| 嘔気 | 1〜5%未満 |
| 妄想 | 頻度不明 |
| 幻覚 | 頻度不明 |
| 心悸亢進 | 頻度不明 |
| 性器出血 | 頻度不明 |
| 性欲減退 | 1%未満 |
| 抑うつ | 頻度不明 |
| 更年期様症状 | 頻度不明 |
| 活性化部分トロンボプラスチン時間延長 | 頻度不明 |
| 浮腫 | 1〜5%未満 |
| 疼痛等の注射部位反応 | 1〜5%未満 |
| 発汗 | 1〜5%未満 |
| 発疹 | 頻度不明 |
| 皮膚乾燥 | 頻度不明 |
| 硬結 | 1〜5%未満 |
| 肩こり(25.4%) | 5%以上 |
| 脱毛 | 頻度不明 |
| 腟乾燥感 | 1〜5%未満 |
| 腰痛 | 1〜5%未満 |
| 膿瘍 | 1〜5%未満 |
| 蕁麻疹 | 頻度不明 |
| 血小板減少 | 頻度不明 |
| 血清カルシウム値上昇 | 1%未満 |
| 血清リン上昇 | 1%未満 |
| 血腫 | 1〜5%未満 |
| 関節痛 | 1〜5%未満 |
| 頭痛 | 5%以上 |
| 骨塩量の低下 | 頻度不明 |
| 高血圧 | 頻度不明 |
薬物動態・作用機序
作用機序
18.1 作用機序
ゴセレリンはLH-RHアゴニストとして下垂体LH-RH受容体に作用する。投与初期には受容体を刺激するためゴナドトロピンの分泌が増加するが、継続的刺激により受容体のダウンレギュレーションを引き起こし、ゴナドトロピン分泌能を低下させる。この下垂体-性腺系機能抑制に加えて、ラットの顆粒膜細胞培養系では、ゴセレリンがエストロゲン産生を直接抑制することが示された。これらの機序により、卵巣からのエストロゲン分泌が抑制され、子宮内膜症に対して効果を示す。
18.2 実験的子宮内膜症ラットに対する効果8)
実験的ラット子宮内膜症モデルに対し、外科的卵巣摘除とほぼ同程度の効果を示した。
18.3 臨床薬理1)
子宮内膜症患者に本剤を皮下投与したとき、初期投与1~2週後では血清エストラジオール値の上昇がみられたが、投与3~4週後には閉経後レベルに達した。4週毎の反復投与により、血清エストラジオール値は閉経後レベルに維持された。なお、本剤の投与初期には期間や程度の差はあるが、性器出血がみられる場合がある。出血はおそらくエストロゲン低下による出血と考えられ、これはエストロゲンが低値で安定すれば自然に消失すると考えられる。
薬物動態
16.1 血中濃度
- 16.1.1反復投与
子宮内膜症患者に本薬1.8mgを4週間隔で6回皮下投与したとき、最高血清中濃度到達時間は2週間、平均最高血清中濃度は1.0ng/mLであった。初回投与4週後から24週後までの4週毎に測定した投与前の平均血清中濃度(トラフ濃度)は0.2~0.3ng/mLであった。本剤からのゴセレリンの放出は4週間にわたって維持されることが示された。また、4週毎の反復投与による蓄積性は認められなかった1)。
16.3 分布
ゴセレリンの血漿蛋白結合率は20%~28%であった2)。