HIV-1感染症
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
-
2.1本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
-
**2.2リファンピシン、カルバマゼピン、フェニトイン、ホスフェニトインナトリウム水和物、フェノバルビタール、セイヨウオトギリソウ(St. John’s Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品、アパルタミド、エンザルタミド、デキサメタゾン(全身投与)(単回投与を除く)、プロトンポンプ阻害剤(オメプラゾール、ランソプラゾール、ラベプラゾールナトリウム、エソメプラゾールマグネシウム水和物、ボノプラザンフマル酸塩)を投与中の患者
効能・効果
用法・用量
通常、成人には1回1錠(ドルテグラビルとして50mg及びリルピビリンとして25mg)を1日1回食事中又は食直後に経口投与する。
使用上の注意
-
8.1本剤による治療は、抗HIV療法に十分な経験を持つ医師のもとで開始すること。
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8.2本剤の使用に際しては、国内外のガイドライン等の最新の情報を参考に、患者又は患者に代わる適切な者に、次の事項についてよく説明し同意を得た後、使用すること。
-
本剤はHIV感染症の根治療法薬ではないことから、日和見感染を含むHIV感染症の進展に伴う疾病を発症し続ける可能性があるので、本剤投与開始後の身体状況の変化については、すべて担当医に報告すること。
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本剤は併用薬剤と相互作用を起こすことがあるため、服用中のすべての薬剤を担当医に報告すること。また、本剤で治療中に新たに他の薬剤を服用する場合には、事前に担当医に報告すること。
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本剤の長期投与による影響については、現在のところ不明であること。
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担当医の指示なしに用量を変更したり、服用を中止したりしないこと。
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8.3抗HIV薬の多剤併用療法を行った患者で、免疫再構築炎症反応症候群が報告されている。投与開始後、免疫機能が回復し、症候性のみならず無症候性日和見感染症(マイコバクテリウムアビウムコンプレックス、サイトメガロウイルス、ニューモシスチス等によるもの)等に対する炎症反応が発現することがある。また、免疫機能の回復に伴い自己免疫疾患(甲状腺機能亢進症、多発性筋炎、ギラン・バレー症候群、ブドウ膜炎等)が発現するとの報告があるので、これらの症状を評価し、必要時には適切な治療を考慮すること。
-
8.4肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、定期的に肝機能検査を行う等、観察を十分に行うこと。
9.1 合併症・既往歴等のある患者
- 9.1.1不整脈を起こしやすい患者
低カリウム血症、著しい徐脈、急性心筋虚血、うっ血性心不全、先天性QT延長症候群等の患者では、QT延長により不整脈が発現するおそれがある。リルピビリン75mg及び300mg投与時にQT延長が認められている。
- 9.1.2B型又はC型肝炎ウイルス重複感染患者
肝機能の悪化のおそれがある。 ドルテグラビル及びリルピビリンを併用投与した臨床試験において、C型肝炎ウイルス重複感染患者では、肝機能検査値上昇の発現頻度が非重複感染患者より高かった。 ドルテグラビル単剤の臨床試験において、B型又はC型肝炎ウイルス重複感染患者では、トランスアミナーゼ上昇又は増悪の発現頻度が非重複感染患者より高かった。 また、リルピビリン単剤の臨床試験において、B型又はC型肝炎ウイルス重複感染患者では、肝臓関連有害事象(臨床検査値異常を含む)の発現頻度が非重複感染患者より高かった。
9.5 妊婦
*妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。 海外の観察研究において、無脳症や二分脊椎などの神経管閉鎖障害が、受胎前からドルテグラビル含有製剤を服用していた妊婦から生まれた児9460例中10例(0.11%、95%信頼区間0.06-0.19)に報告されており、ドルテグラビルを含まない抗HIV薬を服用していた妊婦から生まれた児23664例中25例(0.11%、95%信頼区間0.07-0.16)、HIV陰性の妊婦から生まれた児170723例中108例(0.07%、95%信頼区間0.05-0.08)に報告されている1) 。 ドルテグラビルはヒト胎盤を通過する。ドルテグラビルの母体血漿中濃度に対する胎児臍帯血漿中濃度の比(中央値[範囲])は、1.28[1.21-1.28]であることが報告されている2)(外国人データ)。 妊娠中期及び妊娠後期の妊婦にリルピビリンを投与した時、出産後と比較し、リルピビリンの血中濃度低下が認められている。
9.6 授乳婦
授乳を避けさせること。一般に、乳児へのHIV感染を防ぐため、あらゆる状況下においてHIVに感染した女性は授乳をすべきでない。 ドルテグラビルはヒト乳汁中に移行する。ドルテグラビルの母体血漿中濃度に対する乳汁中濃度の比(中央値[範囲])は、0.033[0.021-0.050]であることが報告されている2)(外国人データ)。 リルピビリンはヒトの乳汁中に移行するか否かは不明である。リルピビリンは動物試験(ラット)で乳汁中に移行することが報告されている。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
患者の状態を観察しながら注意して投与すること。一般に生理機能(肝機能、腎機能、心機能等)が低下しており、合併症を有している又は他の薬剤を併用している場合が多い。
相互作用
- ドルテグラビルは主にUGT1A1で代謝され、一部CYP3A4でも代謝される。また、ドルテグラビルは有機カチオントランスポーター2(OCT2)及びMultidrug and Toxin Extrusion 1(MATE1)を阻害する。リルピビリンは主にCYP3Aにより代謝される。
10.1 併用禁忌(併用しないこと)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
| リファンピシン • リファジン |
ドルテグラビル及びリルピビリンの血中濃度が低下し、本剤の効果が減弱するおそれがある。 | これらの薬剤のCYP3A4及びUGT1A1誘導作用により、ドルテグラビルの代謝が促進される。また、CYP3A4誘導作用により、リルピビリンの代謝が促進される。 |
| カルバマゼピン • テグレトールフェニトイン • アレビアチン等ホスフェニトインナトリウム水和物 • ホストインフェノバルビタール • フェノバール等 |
ドルテグラビル及びリルピビリンの血中濃度が低下し、本剤の効果が減弱するおそれがある。 | これらの薬剤のCYP3A4及びUGT1A1誘導作用により、ドルテグラビルの代謝が促進される。また、CYP3A4誘導作用により、リルピビリンの代謝が促進される。 |
| セイヨウオトギリソウ(St. John’s Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品 | ドルテグラビル及びリルピビリンの血中濃度が低下し、本剤の効果が減弱するおそれがある。 | これらの薬剤のCYP3A4及びUGT1A1誘導作用により、ドルテグラビルの代謝が促進される。また、CYP3A4誘導作用により、リルピビリンの代謝が促進される。 |
| **アパルタミド • アーリーダエンザルタミド • イクスタンジ |
リルピビリンの血中濃度が低下し、本剤の効果が減弱するおそれがある。 | これらの薬剤のCYP3A誘導作用により、リルピビリンの代謝が促進される。 |
| デキサメタゾン(全身投与)(単回投与を除く) • デカドロン等 |
リルピビリンの血中濃度が低下し、本剤の効果が減弱するおそれがある。 | これらの薬剤のCYP3A誘導作用により、リルピビリンの代謝が促進される。 |
| プロトンポンプ阻害剤 オメプラゾール • オメプラール オメプラゾンランソプラゾール • タケプロンラベプラゾールナトリウム • パリエットエソメプラゾールマグネシウム水和物 • ネキシウムボノプラザンフマル酸塩 • タケキャブ |
リルピビリンの血中濃度が低下し、本剤の効果が減弱するおそれがある。 | 胃内のpH上昇により、リルピビリンの吸収が低下する。 |
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
| ピルシカイニド塩酸塩水和物 | ピルシカイニドの血中濃度を増加させる可能性がある。併用により、ピルシカイニドで重大な副作用として報告されている心室頻拍、洞停止及び心室細動等の発現及び重篤化があらわれるおそれがある。 | ドルテグラビルのOCT2及びMATE1の阻害作用により、ピルシカイニドの排出が阻害される可能性がある。 |
| 制酸剤、多価カチオン含有製剤 • 乾燥水酸化アルミニウムゲル 沈降炭酸カルシウム等 |
ドルテグラビル及びリルピビリンの血中濃度が低下し、本剤の効果が減弱するおそれがある。本剤は制酸剤、多価カチオン含有製剤投与の4時間以上前又は6時間以上後に投与すること。 | 胃内のpH上昇により、リルピビリンの吸収が低下する。錯体を形成することにより、ドルテグラビルの吸収が阻害される。 |
| 鉄剤、カルシウム含有製剤(サプリメント等) | ドルテグラビルの血中濃度が低下し、本剤の効果が減弱するおそれがある。食事と同時に摂取する場合を除き、本剤は鉄剤、カルシウム含有製剤投与の4時間以上前又は6時間以上後の投与が推奨される。 | 鉄、カルシウムと錯体を形成することにより、ドルテグラビルの吸収が阻害される。 |
| メトホルミン塩酸塩 | ドルテグラビルがメトホルミンの血中濃度を上昇させる。注意深く観察し、必要に応じてメトホルミンを減量する等慎重に投与すること。 | ドルテグラビルのOCT2及びMATE1の阻害作用により、メトホルミンの排出が阻害される可能性がある。 |
| リファブチン |
リルピビリンの血中濃度が低下し、本剤の効果が減弱するおそれがある。 | リファブチンのCYP3A誘導作用により、リルピビリンの代謝が促進される。 |
| H2遮断剤 ファモチジン シメチジン ニザチジン ラニチジン塩酸塩 |
リルピビリンの血中濃度が低下し、本剤の効果が減弱するおそれがある。本剤はH2遮断剤投与の4時間以上前又は12時間以上後に投与すること。 | 胃内のpH上昇により、リルピビリンの吸収が低下する。 |
| クラリスロマイシン エリスロマイシン |
リルピビリンの血中濃度が上昇する可能性がある。代替としてアジスロマイシン等を考慮すること。 | これらの薬剤のCYP3A阻害作用により、リルピビリンの代謝が阻害される。 |
| メサドン塩酸塩 | リルピビリンがメサドンの血中濃度を低下させることがある。 | 機序不明 |
| QT延長を起こすことが知られている薬剤 アミオダロン塩酸塩 ソタロール塩酸塩等 |
QT延長、心室性頻拍(Torsade de Pointesを含む)が発現するおそれがある。 | リルピビリン75mg及び300mg投与時にQT延長が認められている。 |
副作用
その他の副作用
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| CK増加 | 頻度不明 |
| うつ病 | 頻度不明 |
| そう痒 | 頻度不明 |
| トランスアミナーゼ上昇 | 頻度不明 |
| 上腹部痛 | 頻度不明 |
| 下痢 | 頻度不明 |
| 不安 | 頻度不明 |
| 不眠症 | 頻度不明 |
| 体脂肪の再分布/蓄積 | 頻度不明 |
| 体重増加 | 頻度不明 |
| 傾眠 | 頻度不明 |
| 免疫再構築炎症反応症候群 | 頻度不明 |
| 嘔吐 | 頻度不明 |
| 悪心 | 頻度不明 |
| 抑うつ気分 | 頻度不明 |
| 浮動性めまい | 頻度不明 |
| 異常な夢 | 頻度不明 |
| 疲労 | 頻度不明 |
| 発疹 | 頻度不明 |
| 睡眠障害 | 頻度不明 |
| 筋肉痛 | 頻度不明 |
| 総ビリルビン増加 | 頻度不明 |
| 肝炎 | 頻度不明 |
| 腹痛 | 頻度不明 |
| 腹部不快感 | 頻度不明 |
| 自殺念慮/自殺企図 | 頻度不明 |
| 血清クレアチニン増加 | 頻度不明 |
| 関節痛 | 頻度不明 |
| 頭痛 | 頻度不明 |
| 食欲減退 | 頻度不明 |
| 鼓腸 | 頻度不明 |
薬物動態・作用機序
作用機序
18.1 作用機序
- 18.1.1ドルテグラビル
ドルテグラビルはレトロウイルスの複製に必要な酵素であるHIVインテグラーゼの活性部位に結合することによってその活性を阻害し、ウイルスDNAの宿主DNAへの組込みを抑制する。
- 18.1.2リルピビリン
リルピビリンはジアリルピリミジン骨格を有し、HIV-1に作用するNNRTIである。リルピビリンは、HIV-1逆転写酵素(RT)を非競合的に阻害し、ヒトDNAポリメラーゼα、β及びγを阻害しない。
18.2 抗ウイルス作用
- 18.2.1ドルテグラビル
HIV-1 BaL株及びHIV-1 NL432株に感染させた末梢血単核球を用いた時のドルテグラビルのウイルス複製に対する50%阻害濃度(IC50)は、それぞれ0.51及び0.53nMであり、HIV-1 ⅢB株に感染させたMT-4細胞を用いた時のIC50は2.1nMであった(in vitro)。 13種のHIV-1臨床分離株(サブタイプB)のインテグラーゼコード領域を導入した組換えウイルスに対するドルテグラビルのIC50(平均値)は0.52nMであり、その活性は実験室株に対する抗ウイルス活性と同程度であった。24種のHIV-1臨床分離株[グループM(サブタイプA、B、C、D、E、F、G)及びグループO]並びに3種のHIV-2臨床分離株からなるパネル株を感染させた末梢血単核球を用いた時のドルテグラビルのIC50(幾何平均)はHIV-1株及びHIV-2株でそれぞれ0.20nM(範囲は0.02~2.14nM)及び0.18nM(範囲は0.09~0.61nM)であった(in vitro)。
- 18.2.2リルピビリン
T細胞株に急性感染させたHIV-1 ⅢB株に対するリルピビリンのウイルス増殖に対するIC50(中央値)は、0.73nMであった(in vitro)。 24種のHIV-1臨床分離株[グループM及びグループO]を感染させた末梢血単核球でのリルピビリンのIC50はそれぞれ0.07~1.01nM、2.88~8.45nMであった(in vitro)。
- 18.2.3ドルテグラビル及びリルピビリン
ドルテグラビル及びリルピビリンを併用したin vitro試験において、拮抗作用は認められなかった。
18.3 薬剤耐性
- 18.3.1ドルテグラビル
HIV-1 ⅢB株及びHIV-1 NL432株をそれぞれ112及び56日間継代培養した試験でみられたインテグラーゼ領域のアミノ酸変異はS153Y、S153F、E92Q及びG193Eであり、FC(各種分離株に対するIC50/野生型HIV-1株に対するIC50)の最大値は4.1であった。また、HIV-1臨床分離株(サブタイプB、C及びA/G)を更に長期間継代培養した試験でみられた変異はG118R(FC=10)、S153T及びR263K(FC=1.5)であった(in vitro)。
- 18.3.2リルピビリン
異なる由来及びサブタイプの野生型又はNNRTI耐性HIV-1株を用いたin vitro耐性獲得試験において、リルピビリン耐性株が出現した。この耐性株で最も高頻度でみられたアミノ酸変異はL100I、K101E、V108I、E138K、V179F、Y181C、H221Y、F227C及びM230Iであった。 これまでに実施されたin vitro及びin vivoでの検討結果から、ベースライン時にK101E、K101P、E138A、E138G、E138K、E138R、E138Q、V179L、Y181C、Y181I、Y181V、Y188L、H221Y、F227C、M230I及びM230Lのアミノ酸変異を有する株は、リルピビリンの抗ウイルス作用に影響を及ぼす可能性があると考えられた。
- 18.3.3ドルテグラビル+リルピビリン
海外第Ⅲ相臨床試験(SWORD-1:201636試験及びSWORD-2:201637試験)において投与48週までにウイルス学的中止基準を満たした症例は全体で4例であった。そのうち、ドルテグラビル+リルピビリン投与群の1例(アドヒアランス不良)でNNRTI耐性変異であるK101K/Eが認められたが、リルピビリンに対する感受性の低下はみられなかった(FC=1.2)。本症例においてINSTI耐性変異は認められなかった。その他の3例では耐性変異は認められなかった。
18.4 交差耐性
- 18.4.1ドルテグラビル
部位特異的変異を有する60種のINSTI耐性HIV-1ウイルスパネル株(28種は単一アミノ酸変異、32種は二重又は多重変異)を用いてドルテグラビルの抗ウイルス活性を検討した。単一のINSTI耐性変異(T66K、I151L及びS153Y)を有するウイルスでは、ドルテグラビルに対する感受性が2倍以上(2.3~3.6倍)低下した。複数の変異(T66K/L74M、E92Q/N155H、G140C/Q148R、G140S/Q148H、G140S/Q148R、G140S/Q148K、Q148R/N155H、T97A/G140S/Q148及びE138/G140/Q148)を有するウイルスでは、ドルテグラビルに対する感受性が2倍以上(2.5~21倍)低下した(in vitro)。 705種のラルテグラビル耐性臨床分離株のうち93.9%の株に対するFCは10以下であった(in vitro)。
- 18.4.2リルピビリン
リルピビリンは、逆転写酵素にK103N及びY181C等のNNRTI耐性変異を1個導入した67株のうち64株(96%)に抗ウイルス活性を示した。リルピビリンへの感受性の低下をもたらした単一のアミノ酸変異はK101P、Y181I及びY181Vであった。K103のアミノ酸変異は、単一ではリルピビリンに対する感受性を低下させなかったが、K103N及びL100Iの二重変異では、リルピビリンに対する感受性が7倍低下した。 エファビレンツ及びネビラピンのどちらか一方又は両方に耐性を示す4786株のHIV-1組換え型臨床分離株のうち62%の株は、リルピビリンに対して感受性を維持していた(FC≦BCO)。
薬物動態
16.1 血中濃度
- 16.1.1単回経口投与
健康成人16例に本剤を食後に単回経口投与した時の血漿中ドルテグラビル及びリルピビリンの薬物動態パラメータを表-1に示す67)。
| Cmax (μg/mL) |
Tmax注1) (h) |
AUC0-inf (μg・h/mL) |
t1/2 (h) |
|
|---|---|---|---|---|
| ドルテグラビル | 4.2±0.6 | 3.0 (1.0~5.0) |
93.9±25.1 | 17.5±2.8 |
| リルピビリン | 0.1±0.05 | 4.5 (3.5~6.0) |
4.2±1.1 | 39.1±12.1 |
平均値±標準偏差、16例 注1)中央値(範囲)
健康成人113例に本剤を食後に単回経口投与した時の血漿中ドルテグラビル及び血漿中リルピビリン濃度推移を図-1及び図-2に、血漿中ドルテグラビル及びリルピビリンの薬物動態パラメータを表-2に示す3)。ドルテグラビルは経口投与により速やかに吸収され、投与後約3時間で最高血漿中濃度に達した。リルピビリンは経口投与後約4時間で最高血漿中濃度に達した(外国人データ)。
図-1 健康成人に本剤を単回経口投与した時の血漿中ドルテグラビル濃度推移(平均値+標準偏差、113例)図-2 健康成人に本剤を単回経口投与した時の血漿中リルピビリン濃度推移(平均値+標準偏差、113例)
| Cmax (μg/mL) |
Tmax注1) (h) |
AUC0-inf (μg・h/mL) |
t1/2 (h) |
|
|---|---|---|---|---|
| ドルテグラビル | 3.7±0.6 | 3.0 (0.5~6.0) |
66.9±16.0 | 14.8±3.1 |
| リルピビリン | 0.1±0.03 | 4.0 (1.0~9.0) |
3.5±1.4 | 55.8±21.8 |
平均値±標準偏差、113例 注1)中央値(範囲)
健康成人男性6例及び女性4例にドルテグラビル50mgを空腹時に単回経口投与した時の血漿中ドルテグラビル濃度推移を図-3に、ドルテグラビルの薬物動態パラメータを表-3に示す。ドルテグラビルは投与後約3時間で最高血漿中濃度に達し、消失半減期は約15時間であった6) 。
図-3 健康成人にドルテグラビル50mgを単回経口投与した時の血漿中ドルテグラビル濃度推移(平均値+標準偏差、10例)
| Cmax (μg/mL) |
Tmax注1) (h) |
AUC0-inf (μg・h/mL) |
t1/2 (h) |
C24 (μg/mL) |
|---|---|---|---|---|
| 2.37±1.23 | 3.0(2.0~4.0) | 47.7±24.6 | 14.7±1.56 | 0.73±0.36 |
平均値±標準偏差、10例 注1)中央値(範囲)
健康成人にリルピビリン25mgを食後に単回経口投与した時、血漿中リルピビリン濃度は投与後5時間(中央値)に最高血漿中濃度[144.3ng/mL(平均値)]に達し、約43時間(平均値)の消失半減期で消失した。平均AUC0-infは4542ng・h/mLであった(表-4及び図-4)7) 。
図-4 健康成人にリルピビリン25mgを食後単回経口投与した時の血漿中リルピビリン濃度-時間推移(平均値+標準偏差、8例)
| Cmax (ng/mL) |
Tmax注1) (h) |
AUC0-inf (ng・h/mL) |
t1/2 (h) |
|---|---|---|---|
| 144.3±49.66 | 5.00(2.00~6.00) | 4542±2001 | 43.0±10.9 |
平均値±標準偏差、8例 注1)中央値(範囲)
- 16.1.2反復経口投与
成人HIV感染症患者にドルテグラビル50mgを1日1回投与した時における後期第Ⅱ相及び第Ⅲ相試験の母集団薬物動態解析で推定した定常状態におけるドルテグラビルの薬物動態パラメータを表-5に示す(外国人データ)。
| パラメータ | ドルテグラビル50mg1日1回 |
|---|---|
| AUC0-24(μg・h/mL) | 53.6(27) |
| Cmax(μg/mL) | 3.67(20) |
| Ctau(μg/mL) | 1.11(46) |
母集団薬物動態解析に基づく推定値 幾何平均(CV%)
抗HIV薬による治療経験のないHIV-1感染症患者に、リルピビリン25mgを1日1回反復経口投与した第Ⅲ相試験(C209及びC215試験)の成績を用いた母集団薬物動態解析より得た血漿中リルピビリンの薬物動態パラメータ(96週時におけるベイズ推定値)を表-6に示す(外国人データ)。
| パラメータ | 平均値±標準偏差 | 中央値(範囲) |
|---|---|---|
| AUC0-24(ng・hr/mL) | 2235±851 | 2096(198~7307) |
| C0(ng/mL) | 78±35 | 73(2~288) |
母集団薬物動態解析に基づく96週時におけるベイズ推定値
- 16.1.3生物学的同等性
健康成人113例に本剤とドルテグラビル(50mg)及びリルピビリン(25mg)を食後に単回経口投与し、単剤併用投与時と配合剤投与時の曝露量を比較した。本剤投与時のAUC0-t及びCmaxは、単剤併用投与時と比較してドルテグラビルではそれぞれ約4%及び約5%増加し、リルピビリンでは約11%及び約12%増加した。本剤投与時とドルテグラビル単剤及びリルピビリン単剤の併用投与時のドルテグラビル及びリルピビリンのAUC0-t及びCmaxは、生物学的同等性の判定基準(平均値の比の90%信頼区間が0.80~1.25の範囲内)を満たした3) (外国人データ)。
16.2 吸収
- 16.2.1食事の影響
本剤を食後に投与した時、ドルテグラビル及びリルピビリンの曝露量が増加した。空腹時と比べて中及び高脂肪食では、ドルテグラビルのAUC(0-inf)は約87%、Cmaxは約75%及び約72%増加し、リルピビリンのAUC(0-inf)は約57%及び72%、Cmaxは89%及び117%増加した8) (外国人データ)。
16.3 分布
-
16.3.1ドルテグラビル
-
(1)血漿蛋白結合率
In vitroでの、ドルテグラビルのヒト血漿蛋白結合率は約99.3%であった9) 。
- (2)分布容積
健康成人男性にドルテグラビル20mg(懸濁液)注)を単回経口投与した時の見かけの分布容積は12.5Lであった(外国人データ)。
- (3)血球移行性
ヒトでの血液/血漿比(平均値)は0.441~0.535であり、ドルテグラビルの血球移行率は低かった(5%未満)。
- (4)非結合型薬物
血漿中ドルテグラビルの遊離分画は健康成人で約0.2~1.1%、中等度の肝機能障害患者で約0.4~0.5%、重度の腎機能障害患者で約0.8~1.0%、HIV感染症患者で0.5%であった(外国人データ)。
- (5)脳脊髄液への移行
ドルテグラビルは脳脊髄液中にも分布する。ドルテグラビル50mg及びアバカビル600mg・ラミブジン300mgが併用投与された抗HIV薬による治療経験のない成人HIV感染症患者11例において、ドルテグラビルの脳脊髄液中濃度(中央値)は18ng/mLであり、血漿中濃度の0.11~0.66%であった(外国人データ)。
- (6)組織内分布
ドルテグラビルは女性及び男性の生殖器に分布する。 健康成人女性にドルテグラビル50mg/日を5~7日間経口投与した時の子宮頸膣液、子宮頸部組織及び膣組織におけるドルテグラビルのAUCは定常状態での血漿中ドルテグラビルのAUCの6~10%であった(外国人データ)。 また、健康成人男性にドルテグラビル50mg/日を8日間経口投与した時の精液及び直腸組織におけるドルテグラビルのAUCは定常状態での血漿中ドルテグラビルのAUCの7及び17%であった(外国人データ)。
-
16.3.2リルピビリン
-
(1)血漿蛋白結合率
In vitroでの、リルピビリンのヒト血漿蛋白結合率は約99.7%であった。
- (2)結合蛋白
In vitro試験で、リルピビリンは主にアルブミンに結合した(平衡透析法)10) 。
16.4 代謝
-
16.4.1ドルテグラビル
-
(1)代謝酵素
In vitro試験で、ドルテグラビルは主にUGT1A1で、一部UGT1A3、UGT1A9でグルクロン酸抱合された11) 。また、ドルテグラビルはCYP3A4でも一部代謝された12) 。
- 16.4.2リルピビリン
In vitro試験で、リルピビリンは主にCYP3Aにより代謝された13) 。
16.5 排泄
- 16.5.1ドルテグラビル
健康成人にドルテグラビル20mg注)を単回経口投与した時の主な排泄経路は糞であり、経口投与量の53%が未変化体として糞中に排泄された。また、尿中には経口投与量の31%が排泄され、その内訳は18.9%がエーテル型グルクロン酸抱合体、3.6%がN-脱アルキル体、3.0%がベンジル位の酸化体であり、未変化体は1%未満であった(外国人データ)。 健康成人に14C-ドルテグラビル20mg(懸濁液)注)を単回経口投与した時の総投与量の約9.7%が酸化的代謝物として尿糞中に回収された(外国人データ)。
- 16.5.2リルピビリン
健康成人に14C-リルピビリン(液剤)150mg注)を単回経口投与した時、投与した総放射能の85%(平均値)が糞中、6.1%(平均値)が尿中から回収された。糞中及び尿中の未変化体の割合は、それぞれ投与量の25%(平均値)及び1%未満であった14) (外国人データ)。
16.6 特定の背景を有する患者
-
16.6.1腎機能障害患者
-
(1)ドルテグラビル
重度腎機能障害(8例、クレアチニンクリアランス(Ccr):30mL/min未満)を有する患者にドルテグラビル50mgを単回経口投与した時の結果は表-7のとおりであった17) (外国人データ)。
| 薬物動態パラメータ | 健康成人(8例) | 重度腎機能障害患者(8例) (Ccr:30mL/min未満) |
|---|---|---|
| Cmax(μg/mL) | 1.86(45) | 1.50(34) |
| AUC0-inf(μg・h/mL) | 37.1(58) | 23.5(48) |
| t1/2(h) | 15.4(15) | 12.7(31) |
幾何平均(CV%)
- (2)リルピビリン
腎機能障害患者を対象とした試験は実施していないが、リルピビリンの腎排泄は限定的であるため、腎機能障害によりリルピビリンの排泄にほとんど影響を及ぼさないと推察される10),14) (外国人データ)。
-
16.6.2肝機能障害患者
-
(1)ドルテグラビル
中等度肝機能障害(8例、Child-Pugh分類:B)を有する患者にドルテグラビル50mgを単回経口投与した時の結果は表-8のとおりであった15) (外国人データ)。
| 薬物動態パラメータ | 健康成人(8例) | 中等度肝機能障害患者(8例) (Child-Pugh分類:B) |
|---|---|---|
| Cmax(μg/mL) | 1.80(49) | 1.78(17) |
| AUC0-inf(μg・h/mL) | 37.3(47) | 38.5(30) |
| C24(μg/mL) | 0.57(44) | 0.59(36) |
幾何平均(CV%)
- (2)リルピビリン
軽度肝機能障害(8例、Child-Pugh分類:A)及び中等度肝機能障害(8例、Child-Pugh分類:B)患者にリルピビリン25mgを1日1回反復経口投与した時の結果は表-9のとおりであった16) (外国人データ)。
| 薬物動態 パラメータ |
健康成人(8例) | 軽度肝機能障害患者(8例) (Child-Pugh 分類:A) |
最小二乗幾何平均の比 [90%信頼区間] |
|---|---|---|---|
| Cmax(ng/mL) | 144.3(35.70) | 187.0(66.31) | 1.268 [0.9804~1.641] |
| Tmax(hr) | 5.0[3.0~12.0] | 5.0[2.0~24.0] | - |
| AUC24(ng・hr/mL) | 2152(538.1) | 3206(1080) | 1.467 [1.144~1.881] |
| t1/2(hr) | 60.59(20.03) | 80.82(33.17)注1) | - |
| 薬物動態 パラメータ |
健康成人(8例) | 中等度肝機能障害患者(8例) (Child-Pugh 分類:B) |
最小二乗幾何平均の比 [90%信頼区間] |
|---|---|---|---|
| Cmax(ng/mL) | 146.8(30.21) | 143.5(49.69) | 0.9496 [0.7514~1.200] |
| Tmax(hr) | 5.0[3.0~5.0] | 20.0[2.0~24.0] | - |
| AUC24(ng・hr/mL) | 2318(385.9) | 2525(851.2) | 1.052 [0.8379~1.320] |
| t1/2(hr) | 56.01(21.31) | 90.56(37.04)注2) | - |
平均値(標準偏差)、Tmax:中央値[範囲] 注1)7例、注2)5例
- 16.6.3妊婦、産婦
妊娠中期のHIV-1感染症患者(15例)に、リルピビリン25mgを1日1回投与した時、リルピビリンのCmax、AUC24h及びCminは、出産後(6~12週;11例)と比較してそれぞれ21%、29%及び35%減少し、妊娠後期(13例)では、それぞれ20%、31%及び42%減少した(外国人データ)。
16.7 薬物相互作用
-
16.7.1In vitro
-
(1)分布に関わるトランスポーター
ドルテグラビルはヒトPgp及びBCRPの基質である18),19) 。
- (2)排泄に関わるトランスポーター
ドルテグラビルはヒトOAT1、OAT3、OCT2、MATE1及びMATE2-Kを介した輸送を阻害した(IC50:それぞれ2.12、1.97、1.93、6.34及び24.8μM)20),21) 。
-
16.7.2臨床薬物相互作用試験
-
(1)ドルテグラビル
ドルテグラビルを併用薬と投与した時の薬物動態パラメータの変化を表-10及び表-11に示す(外国人データ)。
| 併用薬及び用量 | ドルテグラビルの用量 | 例数 | ドルテグラビル併用時/非併用時の併用薬の薬物動態パラメータの幾何平均の比(90%信頼区間) | ||
|---|---|---|---|---|---|
| Ctau又はC24 | AUC | Cmax | |||
| エチニルエストラジオール0.035mg22) | 50mg 1日2回 |
15 | 1.02 (0.93,1.11) |
1.03 (0.96,1.11) |
0.99 (0.91,1.08) |
| メサドン 20-150mg23) |
50mg 1日2回 |
11 | 0.99 (0.91,1.07) |
0.98 (0.91,1.06) |
1.00 (0.94,1.06) |
| ミダゾラム3mg24) | 25mg 1日1回 |
10 | - | 0.95 (0.79,1.15) |
- |
| Norelgestromin (国内未発売) 0.25mg22) |
50mg 1日2回 |
15 | 0.93 (0.85,1.03) |
0.98 (0.91,1.04) |
0.89 (0.82,0.97) |
| テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩 300mg 1日1回25) |
50mg 1日1回 |
15 | 1.19 (1.04,1.35) |
1.12 (1.01,1.24) |
1.09 (0.97,1.23) |
| メトホルミン 500mg 1日2回26) |
50mg 1日1回 |
14 | - | 1.79 (1.65,1.93) |
1.66 (1.53,1.81) |
| メトホルミン 500mg 1日2回26) |
50mg 1日2回 |
14 | - | 2.45 (2.25,2.66) |
2.11 (1.91,2.33) |
| ダクラタスビル 60mg 1日1回27) |
50mg 1日1回 |
12 | 1.06 (0.88,1.29) |
0.98 (0.83,1.15) |
1.03 (0.84,1.25) |
| 併用薬及び用量 | ドルテグラビルの用量 | 例数 | 他剤併用時/非併用時のドルテグラビルの薬物動態パラメータの幾何平均の比(90%信頼区間) | ||
|---|---|---|---|---|---|
| Ctau又はC24 | AUC | Cmax | |||
| アタザナビル 400mg 1日1回28) |
30mg 1日1回 |
12 | 2.80 (2.52,3.11) |
1.91 (1.80,2.03) |
1.50 (1.40,1.59) |
| アタザナビル+リトナビル 300mg+100mg 1日1回28) |
30mg 1日1回 |
12 | 2.21 (1.97,2.47) |
1.62 (1.50,1.74) |
1.34 (1.25,1.42) |
| テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩 300mg 1日1回25) |
50mg 1日1回 |
15 | 0.92 (0.82,1.04) |
1.01 (0.91,1.11) |
0.97 (0.87,1.08) |
| ダルナビル+リトナビル 600mg+100mg 1日2回29) |
30mg 1日1回 |
15 | 0.62 (0.56,0.69) |
0.78 (0.72,0.85) |
0.89 (0.83,0.97) |
| エファビレンツ 600mg 1日1回30) |
50mg 1日1回 |
12 | 0.25 (0.18,0.34) |
0.43 (0.35,0.54) |
0.61 (0.51,0.73) |
| エトラビリン 200mg 1日2回31) |
50mg 1日1回 |
15 | 0.12 (0.09,0.16) |
0.29 (0.26,0.34) |
0.48 (0.43,0.54) |
| エトラビリン+ダルナビル+リトナビル 200mg+600mg+100mg 1日2回32) |
50mg 1日1回 |
9 | 0.63 (0.52,0.76) |
0.75 (0.69,0.81) |
0.88 (0.78,1.00) |
| エトラビリン+ロピナビル・リトナビル 200mg+400mg・100mg 1日2回32) |
50mg 1日1回 |
8 | 1.28 (1.13,1.45) |
1.11 (1.02,1.20) |
1.07 (1.02,1.13) |
| ホスアンプレナビル+リトナビル 700mg+100mg 1日2回33) |
50mg 1日1回 |
12 | 0.51 (0.41,0.63) |
0.65 (0.54,0.78) |
0.76 (0.63,0.92) |
| ロピナビル・リトナビル 400mg・100mg 1日2回29) |
30mg 1日1回 |
15 | 0.94 (0.85,1.05) |
0.97 (0.91,1.04) |
1.00 (0.94,1.07) |
| 乾燥水酸化アルミニウムゲル・水酸化マグネシウム 20mL 単回34) |
50mg 単回 |
16 | 0.26 (0.21,0.31) |
0.26 (0.22,0.32) |
0.28 (0.23,0.33) |
| 乾燥水酸化アルミニウムゲル・水酸化マグネシウム 20mL 投与後2時間 単回34) |
50mg 単回 |
16 | 0.70 (0.58,0.85) |
0.74 (0.62,0.90) |
0.82 (0.69,0.98) |
| 総合ビタミン剤 1錠 1日1回34) |
50mg 単回 |
16 | 0.68 (0.56,0.82) |
0.67 (0.55,0.81) |
0.65 (0.54,0.77) |
| 炭酸カルシウム 1200mg 単回(空腹時)35) |
50mg 単回 |
12 | 0.61 (0.47,0.80) |
0.61 (0.47,0.80) |
0.63 (0.50,0.81) |
| 炭酸カルシウム 1200mg 単回(食後)35) |
50mg 単回 |
11 | 1.08 (0.81,1.42) |
1.09 (0.84,1.43) |
1.07 (0.83,1.38) |
| 炭酸カルシウム 1200mg 投与後2時間 単回35) |
50mg 単回 |
11 | 0.90 (0.68,1.19) |
0.94 (0.72,1.23) |
1.00 (0.78,1.29) |
| フマル酸第一鉄 324mg 単回(空腹時)35) |
50mg 単回 |
11 | 0.44 (0.36,0.54) |
0.46 (0.38,0.56) |
0.43 (0.35,0.52) |
| フマル酸第一鉄 324mg 単回(食後)35) |
50mg 単回 |
10 | 1.00 (0.81,1.23) |
0.98 (0.81,1.20) |
1.03 (0.84,1.26) |
| フマル酸第一鉄 324mg 投与後2時間 単回35) |
50mg 単回 |
10 | 0.92 (0.74,1.13) |
0.95 (0.77,1.15) |
0.99 (0.81,1.21) |
| オメプラゾール 40mg 1日1回36) |
50mg 単回 |
12 | 0.95 (0.75,1.21) |
0.97 (0.78,1.20) |
0.92 (0.75,1.11) |
| prednisone (国内未発売) 60mg 1日1回 (漸減)37) |
50mg 1日1回 |
12 | 1.17 (1.06,1.28) |
1.11 (1.03,1.20) |
1.06 (0.99,1.14) |
| リファンピシン注1) 600mg 1日1回38) |
50mg 1日2回注1) |
11 | 0.28 (0.23,0.34) |
0.46 (0.38,0.55) |
0.57 (0.49,0.65) |
| リファンピシン注2) 600mg 1日1回38) |
50mg 1日2回注2) |
11 | 1.22 (1.01,1.48) |
1.33 (1.15,1.53) |
1.18 (1.03,1.37) |
| リファブチン 300mg 1日1回38) |
50mg 1日1回 |
9 | 0.70 (0.57,0.87) |
0.95 (0.82,1.10) |
1.16 (0.98,1.37) |
| Tipranavir (国内未発売)+リトナビル 500mg+200mg 1日2回39) |
50mg 1日1回 |
14 | 0.24 (0.21,0.27) |
0.41 (0.38,0.44) |
0.54 (0.50,0.57) |
| テラプレビル 750mg 8時間毎40) |
50mg 1日1回 |
15 | 1.37 (1.29,1.45) |
1.25 (1.20,1.31) |
1.19 (1.11,1.26) |
| Boceprevir (国内未発売) 800mg 8時間毎40) |
50mg 1日1回 |
13 | 1.08 (0.91,1.28) |
1.07 (0.95,1.20) |
1.05 (0.96,1.15) |
| カルバマゼピン 300mg 1日2回41) |
50mg 1日1回 |
14 | 0.27 (0.24,0.31) |
0.51 (0.48,0.55) |
0.67 (0.61,0.73) |
| ダクラタスビル 60mg 1日1回27) |
50mg 1日1回 |
12 | 1.45 (1.25,1.68) |
1.33 (1.11,1.59) |
1.29 (1.07,1.57) |
注1)ドルテグラビル50mg1日2回投与とリファンピシンを併用したドルテグラビル50mg1日2回投与との比較 注2)ドルテグラビル50mg1日1回投与とリファンピシンを併用したドルテグラビル50mg1日2回投与との比較
- (2)リルピビリン
リルピビリンと主な薬剤の併用による薬物動態への影響を表-12及び表-13に示す。
| 併用薬及び用量 | リルピビリンの用量 | 例数 | リルピビリン併用時/非併用時の併用薬の薬物動態パラメータの幾何平均の比(90%信頼区間) | ||
|---|---|---|---|---|---|
| Cmin | AUC | Cmax | |||
| ジダノシン 400mg 1日1回42) |
150mg 1日1回 |
13-21 | - | 1.12 (0.99,1.27) |
0.96 (0.80,1.14) |
| テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩 300mg 1日1回43) |
150mg 1日1回 |
15-16 | 1.24 (1.10,1.38) |
1.23 (1.16,1.31) |
1.19 (1.06,1.34) |
| ダルナビル 800mg 1日1回44) |
150mg 1日1回 |
14-15 | 0.89 (0.68,1.16) |
0.89 (0.81,0.99) |
0.90 (0.81,1.00) |
| ロピナビル 400mg 1日2回45) |
150mg 1日1回 |
15 | 0.89 (0.73,1.08) |
0.99 (0.89,1.10) |
0.96 (0.88,1.05) |
| ラルテグラビル 400mg 1日2回46) |
25mg 1日1回 |
24 | 1.27 (1.01,1.60) |
1.09 (0.81,1.47) |
1.10 (0.77,1.58) |
| リファブチン 300mg 1日1回47) |
150mg 1日1回 |
14-17 | 1.01 (0.94,1.09) |
1.03 (0.97,1.09) |
1.03 (0.93,1.14) |
| リファンピシン 600mg 1日1回48) |
150mg 1日1回 |
15-16 | - | 0.99 (0.92,1.07) |
1.02 (0.93,1.12) |
| ケトコナゾール(経口剤:国内未発売) 400mg 1日1回49) |
150mg 1日1回 |
14-15 | 0.34 (0.25,0.46) |
0.76 (0.70,0.82) |
0.85 (0.80,0.90) |
| オメプラゾール 20mg 1日1回50) |
150mg 1日1回 |
15-16 | - | 0.86 (0.76,0.97) |
0.86 (0.68,1.09) |
| アセトアミノフェン 500mg 単回51) |
150mg 1日1回 |
16 | - | 0.92 (0.85,0.99) |
0.97 (0.86,1.10) |
| エチニルエストラジオール 0.035mg 1日1回52) |
25mg 1日1回 |
14-17 | 1.09 (1.03,1.16) |
1.14 (1.10,1.19) |
1.17 (1.06,1.30) |
| ノルエチステロン 1mg 1日1回52) |
25mg 1日1回 |
14-17 | 0.99 (0.90,1.08) |
0.89 (0.84,0.94) |
0.94 (0.83,1.06) |
| アトルバスタチン 40mg 1日1回53) |
150mg 1日1回 |
16 | 0.85 (0.69,1.03) |
1.04 (0.97,1.12) |
1.35 (1.08,1.68) |
| クロルゾキサゾン 500mg 単回54) |
150mg 1日1回 |
16 | - | 1.03 (0.95,1.13) |
0.98 (0.85,1.13) |
| シルデナフィル 50mg 単回55) |
75mg 1日1回 |
15-16 | - | 0.97 (0.87,1.08) |
0.93 (0.80,1.08) |
| R(-)メサドン メサドン 60~100mg 1日1回56) |
25mg 1日1回 |
12-13 | 0.78 (0.67,0.91) |
0.84 (0.74,0.95) |
0.86 (0.78,0.95) |
| S(+)メサドン メサドン 60~100mg 1日1回56) |
25mg 1日1回 |
12-13 | 0.79 (0.67,0.92) |
0.84 (0.74,0.96) |
0.87 (0.78,0.97) |
| メトホルミン 850mg 単回57) |
25mg 1日1回 |
20 | - | 0.99 (0.94,1.04) |
1.02 (0.95,1.10) |
| テラプレビル 750mg 8時間毎 1日3回58) |
25mg 1日1回 |
16 | 0.89 (0.67,1.18) |
0.95 (0.76,1.18) |
0.97 (0.79,1.21) |
| シメプレビル 150mg 1日1回59) |
25mg 1日1回 |
21 | 0.96 (0.83,1.11) |
1.06 (0.94,1.19) |
1.10 (0.97,1.26) |
| ジゴキシン 0.5mg 単回60) |
25mg 1日1回 |
22 | - | 0.98 (0.93,1.04) |
1.06 (0.97,1.17) |
算出不能:-
| 併用薬及び用量 | リルピビリンの用量 | 例数 | 他剤併用時/非併用時のリルピビリンの薬物動態パラメータの幾何平均の比(90%信頼区間) | ||
|---|---|---|---|---|---|
| Cmin | AUC | Cmax | |||
| ジダノシン 400mg 1日1回42) |
150mg 1日1回 |
13-21 | 1.00 (0.92,1.09) |
1.00 (0.95,1.06) |
1.00 (0.90,1.10) |
| テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩 300mg 1日1回43) |
150mg 1日1回 |
15-16 | 0.99 (0.83,1.16) |
1.01 (0.87,1.18) |
0.96 (0.81,1.13) |
| ダルナビル+リトナビル 800mg+100mg 1日1回44) |
150mg 1日1回 |
14-15 | 2.78 (2.39,3.24) |
2.30 (1.98,2.67) |
1.79 (1.56,2.06) |
| ロピナビル・リトナビル 400mg・100mg 1日2回45) |
150mg 1日1回 |
15 | 1.74 (1.46,2.08) |
1.52 (1.36,1.70) |
1.29 (1.18,1.40) |
| ラルテグラビル 400mg 1日2回46) |
25mg 1日1回 |
24 | 1.03 (0.96,1.12) |
1.12 (1.05,1.19) |
1.12 (1.04,1.20) |
| リファブチン 300mg 1日1回47) |
150mg 1日1回 |
14-17 | 0.51 (0.48,0.54) |
0.54 (0.50,0.58) |
0.65 (0.58,0.74) |
| リファブチン 300mg 1日1回61) |
25mg 1日1回 |
10-18 | 0.52 (0.46,0.59) |
0.58 (0.52,0.65) |
0.69 (0.62,0.76) |
| リファブチン 300mg 1日1回61) |
50mg 1日1回 |
17-18 | 0.93 (0.85,1.01)注1) |
1.16 (1.06,1.26)注1) |
1.43 (1.30,1.56)注1) |
| ファモチジン 投与前12時間 40mg単回62) |
150mg 単回 |
22-24 | - | 0.91 (0.78,1.07) |
0.99 (0.84,1.16) |
| ファモチジン 投与前2時間 40mg単回62) |
150mg 単回 |
22-24 | - | 0.24 (0.20,0.28) |
0.15 (0.12,0.19) |
| ファモチジン 投与後4時間 40mg単回62) |
150mg 単回 |
22-24 | - | 1.13 (1.01,1.27) |
1.21 (1.06,1.39) |
| リファンピシン 600mg 1日1回48) |
150mg 1日1回 |
15-16 | 0.11 (0.10,0.13) |
0.20 (0.18,0.23) |
0.31 (0.27,0.36) |
| ケトコナゾール(経口剤:国内未発売) 400mg 1日1回49) |
150mg 1日1回 |
14-15 | 1.76 (1.57,1.97) |
1.49 (1.31,1.70) |
1.30 (1.13,1.48) |
| オメプラゾール 20mg 1日1回50) |
150mg 1日1回 |
15-16 | 0.67 (0.58,0.78) |
0.60 (0.51,0.71) |
0.60 (0.48,0.73) |
| アセトアミノフェン 500mg 単回51) |
150mg 1日1回 |
16 | 1.26 (1.16,1.38) |
1.16 (1.10,1.22) |
1.09 (1.01,1.18) |
| アトルバスタチン 40mg 1日1回53) |
150mg 1日1回 |
16 | 0.90 (0.84,0.96) |
0.90 (0.81,0.99) |
0.91 (0.79,1.06) |
| クロルゾキサゾン 500mg 単回54) |
150mg 1日1回 |
16 | 1.18 (1.09,1.28) |
1.25 (1.16,1.35) |
1.17 (1.08,1.27) |
| シルデナフィル 50mg 単回55) |
75mg 1日1回 |
15-16 | 1.04 (0.98,1.09) |
0.98 (0.92,1.05) |
0.92 (0.85,0.99) |
| テラプレビル 750mg 8時間毎 1日3回58) |
25mg 1日1回 |
16 | 1.93 (1.55,2.41) |
1.78 (1.44,2.20) |
1.49 (1.20,1.84) |
| シメプレビル 150mg 1日1回59) |
25mg 1日1回 |
21 | 1.25 (1.16,1.35) |
1.12 (1.05,1.19) |
1.04 (0.95,1.13) |
未算出:- 注1)リルピビリン25mgを単剤として投与した時との比較
注)本剤の承認された用法及び用量は、「通常、成人には1回1錠(ドルテグラビルとして50mg及びリルピビリンとして25mg)を1日1回食事中又は食直後に経口投与する。」である。
薬価情報
YJコードに紐付く薬価基準収載データを年度別に表示します。
| 年度 | 品名 | 規格 | 単位 | 薬価 | 後発品 | 適用日 | 製造販売会社 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026年度 |
ジャルカ配合錠
本剤
6250115F1020
|
1錠 | 1錠 | ¥5387.50 | — | — | — |