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コレバインミニ83%

コレスチミド

添付文書改訂 2024年07月01日

【禁忌】(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1胆道の完全閉塞した患者

  2. 2.2本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

  3. 2.3腸閉塞の患者

効能・効果

  • 高コレステロール血症

  • 家族性高コレステロール血症

用法・用量

通常、成人にはコレスチミドとして1回1.5gを1日2回、朝夕食前に水とともに経口投与する。 ただし、症状、服用状況を考慮して朝夕食後投与とすることもできる。なお、年齢、症状により適宜増減するが、最高用量は1日4gとする。

使用上の注意

  1. 8.1あらかじめ高コレステロール血症治療の基本である食事療法を行い、肥満がある場合にはその是正につとめること。更に運動療法や、高血圧・喫煙等の虚血性心疾患のリスクファクターの軽減等も十分に考慮すること。

  2. 8.2便秘又は便秘の増悪により腹痛、嘔吐等があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、緩下剤の併用あるいは本剤を減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

  3. 8.3投与中は血中脂質値を定期的に検査し、治療に対する反応が認められない場合には投与を中止すること。また、本剤の投与により血中トリグリセリド値が上昇することがあるので、血中トリグリセリド値を定期的に検査し、異常上昇例に対しては投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

  4. 8.4脂溶性ビタミン(A、D、E、K)あるいは葉酸塩の吸収阻害が起こる可能性があるので、長期間投与の際にはこれらの補給を考慮すること。

  5. 8.5類薬(コレスチラミン)で、長期間の大量投与により高クロール性アシドーシスがあらわれたとの報告があるので十分注意すること。

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1便秘の患者又は便秘を起こしやすい患者

症状を悪化させ、腹痛、嘔吐等があらわれるおそれがある。なお、症状が悪化した場合、腸閉塞に至るおそれがある。

  1. 9.1.2腸管狭窄のある患者

本剤が腸管内で膨潤し、腸閉塞、腸管穿孔を起こすおそれがある。

  1. 9.1.3腸管憩室のある患者

腸管穿孔を起こした例が報告されている。

  1. 9.1.4嚥下困難のある患者

誤って気道に入った本剤が膨潤し、呼吸困難を起こした症例が報告されている。

  1. 9.1.5痔疾患を有する患者

症状を悪化させるおそれがある。

  1. 9.1.6消化管潰瘍又はその既往歴のある患者

症状を悪化させるおそれがある。

  1. 9.1.7出血傾向を有する患者

出血傾向を増強するおそれがある。

9.3 肝機能障害患者

  1. 9.3.1胆道の完全閉塞した患者

投与しないこと。本剤の血清コレステロール低下作用は、主に腸管内で胆汁酸と結合してその糞中排泄量を増大させることにより発現するため効果が期待できない。

  1. 9.3.2肝疾患・肝機能障害又はその既往歴のある患者(胆道の完全閉塞した患者を除く)

症状を悪化させるおそれがある。

9.7 小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

9.8 高齢者

  1. 9.8.1便秘、腹部膨満感等の消化器症状が発現しやすい。

  2. 9.8.2誤って気道に入った本剤が膨潤し、呼吸困難を起こした症例が報告されている。

相互作用

10.2 併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
酸性薬物
• ワルファリン
クロロチアジド等テトラサイクリン
フェノバルビタール
甲状腺及びチロキシン製剤
ジギタリス
併用薬の作用減弱を起こすおそれがある。本剤投与前1時間若しくは投与後4~6時間以上、又は可能な限り間隔を空けて投与し、併用薬の作用の変化についても慎重に観察すること1),2)。 同時に経口投与された場合に、併用薬の吸収を遅延あるいは減少させるおそれがある。
胆汁酸製剤
• ウルソデオキシコール酸
ケノデオキシコール酸
胆汁酸製剤の作用減弱を起こすおそれがあるので、可能な限り間隔を空けて投与すること1),3)。 同時に経口投与された場合に、併用薬の吸収を遅延あるいは減少させるおそれがある。
エゼチミブ
カンデサルタン シレキセチル
併用薬の血中濃度が低下するおそれがあるので、可能な限り間隔を空けて投与すること。 同時に経口投与された場合に、併用薬の吸収を遅延あるいは減少させるおそれがある。

副作用

その他の副作用

副作用名 頻度
ALP 1〜5%未満
ALT 1〜5%未満
CK上昇 1〜5%未満
LDH 1〜5%未満
γ-GTP 1〜5%未満
アミラーゼ上昇 1〜5%未満
コリンエステラーゼ上昇 1〜5%未満
しびれ感 頻度不明
そう痒 1〜5%未満
ピリピリ感 1〜5%未満
ビリルビンの上昇等) 1〜5%未満
ヘマトクリット減少 1〜5%未満
ヘモグロビン減少 1〜5%未満
めまい 頻度不明
下痢 1〜5%未満
不整脈 1〜5%未満
丘疹 1〜5%未満
便秘注)(12.1%) 5%以上
倦怠感 頻度不明
動悸 1〜5%未満
口内乾燥 1〜5%未満
口内炎 頻度不明
嘔吐 1〜5%未満
嘔気 1〜5%未満
四肢等) 1〜5%未満
排便痛 1〜5%未満
浮腫(顔面 1〜5%未満
消化不良 頻度不明
狭心症状 1〜5%未満
痔の悪化 1〜5%未満
発疹 1〜5%未満
白血球数減少 1〜5%未満
筋肉痛 頻度不明
肌荒れ 1〜5%未満
肝機能障害(AST 1〜5%未満
背部痛(頸部痛 1〜5%未満
胸痛 1〜5%未満
腰痛等) 1〜5%未満
腹痛 1〜5%未満
腹部膨満 5%以上
舌荒れ 1〜5%未満
苦味 1〜5%未満
血便 1〜5%未満
血糖低下 頻度不明
赤血球数減少 1〜5%未満
関節痛 1〜5%未満
頭痛 1〜5%未満
頻尿 頻度不明
食欲不振 頻度不明
鼓腸放屁 1〜5%未満
鼻出血 1〜5%未満

薬物動態・作用機序

作用機序

18.1 作用機序

コレスチミドは消化管で胆汁酸を吸着し、その排泄促進作用により胆汁酸の腸肝循環を阻害し、肝におけるコレステロールから胆汁酸への異化を亢進する。その結果、肝のコレステロールプールが減少するため、この代償作用として、肝LDL受容体の増加による血中LDLの取込み亢進が生じ、血清総コレステロールが減少する。なお、外因性コレステロールの直接の吸着あるいは胆汁酸ミセル形成阻害によるコレステロール吸収阻害も血清総コレステロールの減少に寄与するものと考えられている16),17),18)。

18.2 胆汁酸及びコレステロール吸着作用

In vitroでコレスチミドは各種胆汁酸を吸着した。また、胆汁酸・脂質複合体ミセルに対してもその構成成分(コール酸、オレイン酸、モノオレイルグリセロール、リン脂質、コレステロール)を吸着した18)。

18.3 胆汁酸及びコレステロールの吸収抑制、排泄促進作用

ラットへの経口投与により門脈血中総胆汁酸濃度と腹部リンパ管内の総コレステロールは有意に減少した。 また、ウサギへの経口投与により糞中胆汁酸排泄量の有意な増加と糞中コレステロール排泄量の有意な増加が認められた16),17)。

18.4 LDL-レセプターに対する作用

ウサギへの経口投与により肝臓中のLDL-レセプターmRNA発現は増加した。また、ハムスターへの経口投与によりLDLクリアランスが増加した16),17)。

18.5 血中コレステロール低下作用

  1. 18.5.1コレステロール食を負荷したラット及びウサギにおいて、血中コレステロール低下作用が認められ、ウサギにおいてはその作用に基づくと考えられる動脈壁脂質沈着抑制作用が認められた16),17)。

  2. 18.5.2コレステロール食を負荷したウサギにおいて、プラバスタチンナトリウム(HMG-CoA還元酵素阻害剤)と併用することにより血中コレステロール低下作用に対する併用効果が認められた17)。

薬物動態

16.2 吸収

14C-コレスチミドをラット及びイヌに経口投与した場合、投与した14C-コレスチミドは消化管内で代謝又は分解されず、また、吸収されずにすべて糞中に排泄された4)。

16.3 分布

16.4 代謝

16.5 排泄