- 〈適応菌種〉
コリスチンに感性の大腸菌、赤痢菌
- 〈適応症〉
感染性腸炎
コリスチンメタンスルホン酸ナトリウム散
ポリミキシンB又はコリスチンに対する過敏症の既往歴のある患者
コリスチンに感性の大腸菌、赤痢菌
感染性腸炎
通常、成人にはコリスチンメタンスルホン酸ナトリウムとして1回300万~600万単位を1日3~4回経口投与する。小児には1日30万~40万単位/kgを3~4回に分割経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。ただし、小児用量は成人量を上限とする。
本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
| ボツリヌス毒素製剤 | 過剰な筋弛緩があらわれる恐れがあり、閉瞼不全、頸部筋脱力、呼吸困難、嚥下障害等のリスクが高まるおそれがある。 | 本剤およびボツリヌス毒素製剤はともに筋弛緩作用を有するため、作用が増強されるおそれがある。 |
| パロモマイシン硫酸塩 | 腎障害があらわれることがある。 腎障害があらわれた場合には、必要に応じ、投与中止等の適切な処置を行うこと。 |
コリスチン注1)及びパロモマイシン硫酸塩は腎障害を悪化させる作用を有しており、併用によりそれらの作用が増強される可能性がある。 |
注1)海外で注射剤において腎障害があらわれたとの報告がある。
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| そう痒感 | 頻度不明 |
| 下痢 | 頻度不明 |
| 悪心・嘔吐 | 頻度不明 |
| 発疹 | 頻度不明 |
| 食欲不振 | 頻度不明 |
細胞質膜の障害である。
コリスチンは、グラム陰性桿菌に対して殺菌的に作用する(in vitro)。
| 試験菌種 | コリスチン感受性 |
|---|---|
| 緑膿菌 | 3.13μg/mLで約71%発育抑制 |
| 大腸菌 | 1.56μg/mLで100%発育抑制 |
| 赤痢菌 | 1.56μg/mLで100%発育抑制 |
耐性を獲得し難く、他種抗生物質との間には交叉耐性がないため他種抗生物質耐性菌にも有効である。