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骨端線閉鎖を伴わない成長ホルモン分泌不全性低身長症
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骨端線閉鎖を伴わないターナー症候群における低身長
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成人成長ホルモン分泌不全症(重症に限る)
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骨端線閉鎖を伴わないSGA(small-for-gestational age)性低身長症
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*骨端線閉鎖を伴わないSHOX異常症における低身長
グロウジェクト皮下注12mg
注射用ソマトロピン(遺伝子組換え)
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
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2.1悪性腫瘍のある患者[成長ホルモンが細胞増殖作用を有するため。]
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2.2妊婦又は妊娠している可能性のある女性
効能・効果
用法・用量
| 効能又は効果 | 用法及び用量 |
|---|---|
| 骨端線閉鎖を伴わない成長ホルモン分泌不全性低身長症 | 通常1週間に体重kg当たり、ソマトロピン(遺伝子組換え)として0.175 mgを6~7回に分けて皮下に注射する。 |
| 骨端線閉鎖を伴わないターナー症候群における低身長 | 通常1週間に体重kg当たり、ソマトロピン(遺伝子組換え)として0.35 mgを6~7回に分けて皮下に注射する。 |
| 成人成長ホルモン分泌不全症(重症に限る) | 通常開始用量として、1週間に体重kg当たり、ソマトロピン(遺伝子組換え)として0.021 mgを6~7回に分けて皮下に注射する。患者の臨床症状に応じて1週間に体重kg当たり0.084 mgを上限として漸増し、1週間に6~7回に分けて皮下に注射する。なお、投与量は臨床症状及び血清インスリン様成長因子-I(IGF-I)濃度等の検査所見に応じて適宜増減する。ただし、1日量として1 mgを超えないこと。 |
| 骨端線閉鎖を伴わないSGA(small-for-gestational age)性低身長症 | 通常1週間に体重kg当たり、ソマトロピン(遺伝子組換え)として0.23 mgを6~7回に分けて皮下に注射する。なお、効果不十分な場合は1週間に体重kg当たり0.47 mgまで増量し、6~7回に分けて皮下に注射する。 |
| *骨端線閉鎖を伴わないSHOX異常症における低身長 | 通常1週間に体重kg当たり、ソマトロピン(遺伝子組換え)として0.35 mgを6~7回に分けて皮下に注射する。 |
使用上の注意
- 〈効能共通〉
- 8.1成長ホルモンは、インスリン感受性を低下させるため、本剤の投与により血糖値、HbA1cの上昇があらわれることがある。定期的に血糖値、HbA1c等を測定し、異常が認められた場合は、投与量の減量又は一時的な投与中止等、適切な処置を行うこと。特にターナー症候群においては、耐糖能の低下を合併することがあり、経過を注意深く観察すること。
- *〈骨端線閉鎖を伴わない成長ホルモン分泌不全性低身長症、骨端線閉鎖を伴わないターナー症候群における低身長、骨端線閉鎖を伴わないSGA(small-for-gestational age)性低身長症、骨端線閉鎖を伴わないSHOX異常症における低身長〉
- 8.2甲状腺機能を定期的に検査し、甲状腺機能低下症があらわれあるいは悪化した場合には適切な治療を行うことが望ましい。
- 〈成人成長ホルモン分泌不全症(重症に限る)〉
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8.3本剤の投与中は、血清IGF-Ⅰ濃度が基準範囲上限を超えないよう、定期的に検査を実施すること。
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8.4本剤と本剤以外のホルモン剤を併用する場合には、併用するホルモン剤が血清IGF-Ⅰ濃度に影響を及ぼすことがあるため、慎重に血清IGF-Ⅰ濃度をモニタリングすること。
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8.5本剤の投与により浮腫、関節痛等があらわれることがあるため、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与量の減量あるいは投与中止を考慮すること。
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8.6本剤の治療は、内分泌専門医もしくはその指導の下で治療を行うこと。
- 〈骨端線閉鎖を伴わないSGA(small-for-gestational age)性低身長症〉
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8.7治療前及び治療中には、IGF-Ⅰを3ヵ月~6ヵ月に1回、HbA1c、空腹時又は随時血糖、TSH、fT4、骨年齢を6ヵ月~1年に1回測定すること。異常が認められた場合には投与中止を考慮すること。
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8.8本剤の治療は、小児内分泌専門医等の本疾患に関する専門家もしくはその指導の下で行うこと。
9.1 合併症・既往歴等のある患者
- 9.1.1脳腫瘍(頭蓋咽頭腫、松果体腫、下垂体腺腫等)による成長ホルモン分泌不全性低身長症及び成人成長ホルモン分泌不全症の患者
脳腫瘍の進行や再発の観察を十分に行い慎重に投与すること。成長ホルモンは細胞増殖作用を有する。
- 9.1.2脳腫瘍の既往のある患者
定期的に画像診断を実施し、脳腫瘍の発現や再発の有無を注意深く観察すること。成人成長ホルモン分泌不全症患者では脳腫瘍の既往のある患者が多く含まれており、国内臨床試験において本剤の治療中に脳腫瘍が再発したとの報告がある。
- 9.1.3心疾患のある患者
ときに一過性の浮腫があらわれることがある。
- 9.1.4糖尿病患者、耐糖能異常のある患者又は糖尿病の危険因子を持つ患者
糖尿病患者では、投与開始前に血糖(血糖値、HbA1c等)及び糖尿病合併症(糖尿病網膜症等)の病勢をコントロールしておくこと。投与開始後は定期的に血糖値、HbA1c等を測定し、また、糖尿病合併症(糖尿病網膜症等)を含め、患者の状態を注意深く観察すること。必要に応じて、糖尿病用薬の投与量の調整を行うこと。投与開始後に糖尿病の症状の顕在化又は悪化が認められた場合は、本剤の投与量の減量又は一時的な投与中止等、適切な処置を行うこと。 耐糖能異常のある患者又は糖尿病の危険因子を持つ患者(肥満、家族歴に糖尿病を持つ患者等)では、慎重に観察すること。糖尿病が顕在化することがある。
9.2 腎機能障害患者
ときに一過性の浮腫があらわれることがある。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.8 高齢者
投与量の減量あるいは投与中止も考慮に入れて、慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。また、外国において、成人成長ホルモン分泌不全症患者における成長ホルモン維持用量は加齢に伴い減少することが報告されている。
相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
| • 糖質コルチコイド | 成長ホルモンの成長促進作用が抑制されることがある。 | 糖質コルチコイドが成長抑制効果を有するため。 |
| • 糖尿病用薬インスリン製剤 ビグアナイド系薬剤 スルホニルウレア剤 速効型インスリン分泌促進薬 α-グルコシダーゼ阻害剤 チアゾリジン系薬剤 DPP-4阻害剤 GLP-1受容体作動薬 SGLT2阻害剤 等 |
本剤投与により、血糖値が上昇することがある。定期的に血糖値、HbA1c等を測定し、これらの薬剤の投与量の調整を行うこと。 | 成長ホルモンがインスリン感受性を低下させるため。 |
副作用
その他の副作用
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| ALP上昇 | 頻度不明 |
| CK上昇 | 頻度不明 |
| γ-GTP上昇 | 頻度不明 |
| アデノイド肥大 | 頻度不明 |
| てんかんの悪化 | 頻度不明 |
| トリグリセライド上昇 | 頻度不明 |
| ミオグロビン上昇 | 頻度不明 |
| リンパ管腫 | 頻度不明 |
| 下肢しびれ | 頻度不明 |
| 側弯症等の脊柱変形の進行 | 頻度不明 |
| 全身瘙痒 | 頻度不明 |
| 周期性四肢麻痺 | 頻度不明 |
| 嘔吐 | 頻度不明 |
| 嘔気 | 頻度不明 |
| 四肢痛 | 頻度不明 |
| 外骨腫 | 頻度不明 |
| 大腿骨骨頭壊死 | 頻度不明 |
| 大腿骨骨頭辷り症 | 頻度不明 |
| 好酸球増多 | 頻度不明 |
| 尿潜血・顕微鏡的血尿 | 頻度不明 |
| 思春期早発症 | 頻度不明 |
| 扁桃肥大 | 頻度不明 |
| 有痛性外脛骨 | 頻度不明 |
| 注射部位の内出血 | 頻度不明 |
| 注射部位の熱感 | 頻度不明 |
| 注射部位の疼痛 | 頻度不明 |
| 注射部位の発疹 | 頻度不明 |
| 注射部位の発赤 | 頻度不明 |
| 注射部位の硬結 | 頻度不明 |
| 浮腫 | 頻度不明 |
| 爪変形 | 頻度不明 |
| 甲状腺機能低下症注2) | 頻度不明 |
| 異型リンパ球 | 頻度不明 |
| 発熱 | 頻度不明 |
| 発疹(蕁麻疹 | 頻度不明 |
| 白血球数上昇 | 頻度不明 |
| 皮下脂肪の消失 | 頻度不明 |
| 眼部腫脹 | 頻度不明 |
| 睡眠時無呼吸症候群 | 頻度不明 |
| 筋肉痛 | 頻度不明 |
| 紅斑等) | 頻度不明 |
| 総コレステロール上昇 | 頻度不明 |
| 耐糖能低下 | 頻度不明 |
| 肥厚性鼻炎 | 頻度不明 |
| 胸痛 | 頻度不明 |
| 胸腺腫大 | 頻度不明 |
| 腹痛 | 頻度不明 |
| 蛋白尿 | 頻度不明 |
| 血中甲状腺刺激ホルモン増加 | 頻度不明 |
| 血小板数減少 | 頻度不明 |
| 血清ALT上昇 | 頻度不明 |
| 血清AST上昇 | 頻度不明 |
| 血清K上昇 | 頻度不明 |
| 血清LDH上昇 | 頻度不明 |
| 血清P上昇 | 頻度不明 |
| 複視 | 頻度不明 |
| 踵骨骨端炎 | 頻度不明 |
| 遊離脂肪酸上昇 | 頻度不明 |
| 関節炎 | 頻度不明 |
| 関節痛 | 頻度不明 |
| 関節痛・下肢痛等の成長痛 | 頻度不明 |
| 霧視 | 頻度不明 |
| 頭痛 | 頻度不明 |
| 頭蓋内圧亢進に伴う乳頭浮腫・視覚異常・頭痛・悪心・嘔吐 | 頻度不明 |
薬物動態・作用機序
作用機序
18.1 作用機序
成長ホルモンは下垂体前葉で産生され、貯蔵されているが、視床下部から分泌される成長ホルモン放出因子の刺激により放出され、肝臓に存在するGHレセプターと結合してIGF-Iを産生する。このIGF-I及びGHが軟骨細胞に作用して骨格の成長をもたらす。視床下部からは、GHの分泌量を抑制するソマトスタチンも分泌され、GHの分泌量が調節されている。
18.2 身体成長促進作用
下垂体摘出ラットにおける脛骨骨端軟骨の増大及び各種骨端軟骨への35Sの取り込み作用を試験し、これらの作用はいずれも下垂体由来ヒト成長ホルモン製剤とほぼ同等であることが確認されている。12)
18.3 IGF-Ⅰ増加作用
下垂体摘出ラットを用いた試験、また健常成人における試験で、血中IGF-Ⅰを増加させることが認められている。13)
18.4 体組成及び脂質代謝改善作用
下垂体摘出成熟ラットを用いた試験で、除脂肪体重の有意な増加及び血清LDL-コレステロールの有意な低下が認められている。また、副腎皮質ホルモンおよび甲状腺ホルモンとの併用試験においても、同様の作用を示すことが認められている。14)
薬物動態
16.1 血中濃度
健康成人男性にグロウジェクト皮下注6mg及び皮下注12mgと標準製剤(グロウジェクト注射用8mg)を用い、皮下注射(体重kg当たりソマトロピンとして0.07 mgを1回投与)における生物学的同等性試験を実施した。その結果、グロウジェクト皮下注6mg及び皮下注12mgと標準製剤は生物学的に同等であった。4)