胃内視鏡検査における胃内粘液の溶解除去
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
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2.1胃内出血のある患者[粘液の除去に伴い、出血が悪化するおそれがある。]
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2.2本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
効能・効果
用法・用量
検査15~30分前に、プロナーゼとして20,000単位を炭酸水素ナトリウム1gとともに約50~80mLの水に溶かし、経口投与する。
使用上の注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
- 9.1.1胃内出血の疑いのある患者
粘液の除去に伴い、胃の潰瘍部、ポリープ等の病変より出血するおそれがある。
- 9.1.2血液凝固異常のある患者
in vitroでフィブリン溶解作用が認められていることから、血液凝固系に影響を与えるおそれがある。
9.2 腎機能障害患者
- 9.2.1重篤な腎障害のある患者
血液凝固能の異常がみられるおそれがある。
9.3 肝機能障害患者
- 9.3.1重篤な肝障害のある患者
血液凝固能の異常がみられるおそれがある。
相互作用
副作用
その他の副作用
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| ポリープ等の病変からの出血) | 頻度不明 |
| 下痢 | 頻度不明 |
| 嘔気・嘔吐 | 頻度不明 |
| 発疹・発赤等 | 頻度不明 |
| 胃出血(胃の潰瘍部 | 頻度不明 |
薬物動態・作用機序
作用機序
18.1 作用機序
本剤は、蛋白分解酵素製剤であり、胃粘液の主成分である粘液糖蛋白質ムチンのペプチド結合を切断することにより胃粘液を溶解除去する。
18.2 ムチン粘度低下作用
プロナーゼ(10~5,000単位/mL)はムチン粘度を濃度及び時間依存的に低下させ、至適pHは7.0~10.0であった10)(in vitro)。
18.3 イヌ胃粘液溶解除去作用の内視鏡的検討
プロナーゼの胃粘液溶解作用について、ビーグル犬を用い胃内視鏡検査法により検討した結果、通常検査法及び色素撒布法ともに、プロナーゼ(0、5,000、20,000単位/body)投与による用量依存的な胃粘膜表面の付着粘液量の軽減化及び胃粘膜像の描出状態の明瞭化が認められた11)(in vivo)。
18.4 ヒト胃粘液の粘度低下作用
胃疾患患者から採取した胃粘液に対するプロナーゼ(0、100、300単位/mL)の粘度低下作用を検討した結果、対照の胃粘液粘度に対しプロナーゼ100及び300単位/mLでそれぞれ43.1%及び68.3%の有意(p<0.01)な粘度低下作用が認められた12)(in vitro)。
薬物動態
16.1 血中濃度
プロナーゼ20,000単位/kgをSD系ラット(n=8)に経口投与した場合、Tmaxは30分、Cmaxは0.00196単位/mL、AUCは0.0059単位/mL・hrであった1)。