- 〈オムニパーク240注〉
コンピューター断層撮影による脳槽造影、コンピューター断層撮影による脊髄造影、頸部脊髄撮影、胸部脊髄撮影、腰部脊髄撮影
- 〈オムニパーク300注〉
コンピューター断層撮影による脊髄造影、頸部脊髄撮影
ショック等の重篤な副作用があらわれることがある。
2.1既往歴を含め、痙攣、てんかん及びその素質がある患者[痙攣又はてんかんを誘発するおそれがある。]
2.2ヨード又はヨード造影剤に過敏症の既往歴のある患者
2.3重篤な甲状腺疾患のある患者[ヨードが甲状腺に集積し、症状が悪化するおそれがある。]
コンピューター断層撮影による脳槽造影、コンピューター断層撮影による脊髄造影、頸部脊髄撮影、胸部脊髄撮影、腰部脊髄撮影
コンピューター断層撮影による脊髄造影、頸部脊髄撮影
通常成人1回、撮影の種類、穿刺部位に応じて下記の量を使用する。 なお、年齢、体重、撮影部位の大きさにより適宜増減する。 〔( )内はヨウ素含有量を示す〕
| 撮影の種類 | 穿刺部位 | 用量 | |
|---|---|---|---|
| オムニパーク240注 | オムニパーク300注 | ||
| コンピューター断層撮影による脳槽造影 | 腰椎 | 5~10mL (1,200~2,400mg) |
- |
| コンピューター断層撮影による脊髄造影 | 腰椎 | 8~12mL (1,920~2,880mg) |
8~10mL (2,400~3,000mg) |
| 頸部脊髄撮影 | 外側頸椎 | 8~10mL (1,920~2,400mg) |
- |
| 腰椎 | 8~12mL (1,920~2,880mg) |
8~10mL (2,400~3,000mg) |
|
| 胸部脊髄撮影 | 腰椎 | 8~12mL (1,920~2,880mg) |
- |
| 腰部脊髄撮影 | 腰椎 | 8~12mL (1,920~2,880mg) |
- |
8.1ショック等の発現に備え、十分な問診を行うこと。
8.2投与量と投与方法にかかわらず過敏反応があらわれることがある。本剤によるショック等の重篤な副作用は、ヨード過敏反応によるものとは限らず、それを確実に予知できる方法はないので、投与に際しては必ず救急処置の準備を行うこと。
8.3投与にあたっては、開始時より患者の状態を観察しながら、過敏反応の発現に注意し、慎重に投与すること。また、異常が認められた場合には、ただちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
8.4遅発性副作用に備えて検査終了数時間後にも遅発性の副作用の発現の可能性があることを患者に説明した上で、発疹、発熱、悪心、めまい、胸内苦悶感等の副作用と思われる症状があらわれた場合には、速やかに主治医等に連絡するように注意を与えること。
8.5大量の本剤が頭蓋内に流入した場合には、痙攣発作があらわれるおそれがあるので、フェノバルビタール等バルビツール酸誘導体又はジアゼパム等を24~48時間経口投与すること。
8.6検査終了後は、副作用を防止するために患者を数分間坐位(垂直位)にさせることにより、造影剤をできるだけ腰部に移動させること。また検査終了後8時間は患者の頭部を10~15度挙上し、以後も16時間は安静にしておくこと。
8.7ヨード造影剤の投与により腎機能の低下があらわれるおそれがあるので、適切な水分補給を行うこと。
診断上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。
診断上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。喘息発作を誘発するおそれがある。
診断上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。血圧低下、不整脈、徐脈等の報告があり、症状が悪化するおそれがある。
診断上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。類薬において静脈性胆嚢造影で血液のゼラチン様変化をきたし、死亡したとの報告がある。
診断上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。特に脱水症状のある場合、腎不全(無尿等)があらわれるおそれがある。
診断上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。血中カルシウムの低下により、症状が悪化するおそれがある。
診断上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。刺激によりカテコールアミンを分泌し血圧上昇発作があらわれるおそれがある。
9.1.8本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギーを起こしやすい体質を有する患者
9.1.9薬物過敏症の既往歴のある患者
9.1.10脱水症状のある患者
急性腎障害があらわれるおそれがある。
血圧上昇等、症状が悪化するおそれがある。
心・循環器系に影響を及ぼすことがある。
急性腎障害があらわれるおそれがある。
ヨードが甲状腺に集積し、症状が悪化するおそれがある。
検査中に禁断症状として痙攣発作(アルコール性てんかん)があらわれるおそれがある。
症状が悪化するおそれがある。
本剤投与前後にはガイドライン等を参考にして十分な輸液を行うこと。また、症状が悪化するおそれがある。
この投与を継続すること。痙攣発作があらわれた場合には、フェノバルビタール等バルビツール酸誘導体又はジアゼパム等を投与すること。
診断上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。本剤の主たる排泄経路は腎臓であり、排泄遅延から急性腎障害等、症状が悪化するおそれがある。
診断上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。症状が悪化するおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、診断上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。本剤投与の際にはX線照射をともなう。
診断上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット静脈内投与)で乳汁中に移行したとの報告がある。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
| ビグアナイド系糖尿病用薬 • メトホルミン塩酸塩、ブホルミン塩酸塩等 |
乳酸アシドーシスがあらわれることがある。本剤を使用する場合には、ビグアナイド系糖尿病用薬の投与を一時的に中止するなど適切な処置を行うこと。 | ヨード造影剤の投与後に腎機能低下があらわれた場合、ビグアナイド系糖尿病用薬の腎排泄が減少し、血中濃度が上昇すると考えられている。 |
| フェノチアジン系薬剤等の抗精神病薬 クロルプロマジン塩酸塩、 フルフェナジンマレイン酸塩等 |
痙攣発作発現の可能性が増大するとの報告があるので注意し、少なくとも検査48時間前から検査後12時間は抗精神病薬の投与を中止すること。 痙攣発作が発現した場合には、フェノバルビタール等バルビツール酸誘導体又はジアゼパム等を投与すること。 |
痙攣閾値を低下させると考えられている。 |
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| めまい | 1〜5%未満 |
| 反射亢進 | 1〜5%未満 |
| 嘔吐 | 1〜5%未満 |
| 悪心 | 1〜5%未満 |
| 甲状腺機能低下症 | 頻度不明 |
| 発汗 | 1〜5%未満 |
| 発熱(37~38℃) | 5%以上 |
| 発疹 | 1〜5%未満 |
| 知覚異常 | 1〜5%未満 |
| 背部痛 | 1〜5%未満 |
| 血圧低下 | 1〜5%未満 |
| 頭痛 | 5%以上 |
本剤に含まれるヨードによりX線吸収率が向上し、その結果、造影効果が発揮される。この場合、ヨード濃度に比例してX線吸収率は高くなるので、ヨード濃度が高いほど造影効果は増強される。
16.1.1脳槽造影を要した患者4例に、イオヘキソール注射液(180mgI/mL)7~7.5mLを髄腔内単回投与したとき、最高血漿中濃度到達時間(Tmax)は0.5~6時間(平均2.4時間)で、最高血漿中濃度(Cmax)は31.0~45.8μg/mL(平均39.0μg/mL)であった。消失半減期(t1/2)は5.2~9.6時間であった。静脈内投与時に比べ血漿中濃度推移は個体間のバラツキが大きかった1)。
16.1.2脊髄造影を要した患者4例に、イオヘキソール注射液(240mgI/mL)10~12mLを髄腔内単回投与したとき、Tmaxは0.5~6時間(平均3.1時間)で、Cmaxは32.2~107.8μg/mL(平均60.8μg/mL)であった。t1/2は6.1~15.6時間であった。静脈内投与時に比べ血漿中濃度推移は個体間のバラツキが大きかった1)。
髄腔内単回投与時の尿中排泄率はバラツキが大きく、投与後24時間で21.2~96.7%、72時間で49.5~103.9%であった。単回静脈内投与時に比べ尿中排泄が遅延する例が認められた1)。