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オザグレルNa点滴静注40mg「タカタ」

オザグレルナトリウム

添付文書改訂 2023年11月01日

【禁忌】(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1出血している患者:出血性脳梗塞、硬膜外出血、脳内出血又は原発性脳室内出血を合併している患者[出血を助長する可能性がある。]

  2. 2.2重篤な意識障害を伴う大梗塞の患者、脳塞栓症の患者[出血性脳梗塞が発現しやすい。]

  3. 2.3本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

効能・効果

  • クモ膜下出血術後の脳血管攣縮およびこれに伴う脳虚血症状の改善

  • 脳血栓症(急性期)に伴う運動障害の改善

用法・用量

  • 〈クモ膜下出血術後の脳血管攣縮およびこれに伴う脳虚血症状の改善〉

通常成人に、オザグレルナトリウムとして1日量80mgを適当量の電解質液または糖液で希釈し、24時間かけて静脈内に持続投与する。投与はクモ膜下出血術後早期に開始し、2週間持続投与することが望ましい。なお、年齢、症状により適宜増減する。

  • 〈脳血栓症(急性期)に伴う運動障害の改善〉

通常成人に、オザグレルナトリウムとして1回量80mgを適当量の電解質液または糖液で希釈し、2時間かけて1日朝夕2回の持続静注を約2週間行う。なお、年齢、症状により適宜増減する。

使用上の注意

本剤の投与により出血性脳梗塞、硬膜外出血、脳内出血を助長する可能性があるので、救急処置のとれる準備を行い投与すること。また、臨床症状及びコンピュータ断層撮影による観察を十分に行い、出血が認められた場合には直ちに投与を中止し適切な処置を行うこと。

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1脳塞栓症のおそれのある患者:心房細動、心筋梗塞、心臓弁膜疾患、感染性心内膜炎及び瞬時完成型の神経症状を呈する患者

脳塞栓症の患者は出血性脳梗塞が発現しやすいため、治療上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。

  1. 9.1.2出血している患者:消化管出血、皮下出血等

出血を助長する可能性がある。

  1. 9.1.3出血の可能性のある患者:脳出血の既往歴のある患者、重症高血圧患者、重症糖尿病患者、血小板の減少している患者等

出血を助長する可能性がある。

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

9.7 小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

9.8 高齢者

一般に生理機能が低下している。

相互作用

10.2 併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
抗血小板剤
• チクロピジン
• アスピリン等血栓溶解剤
• ウロキナーゼ
• アルテプラーゼ等抗凝血剤
• ヘパリン
• ワルファリン
• アルガトロバン等
これらの薬剤と併用することにより出血傾向の増強をきたすおそれがある。
観察を十分に行い、減量するなど用量を調節すること。
本剤は血小板凝集能を抑制するため、類似の作用を持つ薬剤を併用することにより作用を増強する可能性がある。

副作用

その他の副作用

副作用名 頻度
AST・ALT 頻度不明
BUN 頻度不明
CK上昇 頻度不明
CRP上昇 頻度不明
LDH 頻度不明
アルカリホスファターゼ 頻度不明
クレアチニン上昇 頻度不明
ビリルビンの上昇等 頻度不明
ほてり 頻度不明
上室性期外収縮 頻度不明
下痢 頻度不明
喘息(様)発作 頻度不明
嘔吐 頻度不明
嘔気 頻度不明
悪寒・戦慄 頻度不明
注射部の発赤・腫脹・疼痛 頻度不明
瘙痒 頻度不明
発熱 頻度不明
発疹 頻度不明
紅斑 頻度不明
胸内苦悶感 頻度不明
膨満感 頻度不明
蕁麻疹 頻度不明
血圧下降 頻度不明
貧血 頻度不明
関節炎 頻度不明
頭痛 頻度不明
食欲不振 頻度不明

薬物動態・作用機序

作用機序

18.1 作用機序

オザグレルナトリウムは、アラキドン酸カスケード中のトロンボキサンA2(TXA2)合成酵素を選択的に阻害してトロンボキサンTXA2の産生を抑制し、TXA2による血小板凝集能を抑制すると共に、プロスタサイクリンの産生を促進して、両者のバランス異常を改善する。また、脳血管攣縮や脳血流量低下の抑制作用も認められているが、これらに関する詳細な機序は確定していない1)。