経尿道的膀胱腫瘍切除術時における筋層非浸潤性膀胱癌の可視化
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
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2.1本剤又はポルフィリンに対し過敏症の既往歴のある患者
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2.2ポルフィリン症の患者 [症状を増悪させるおそれがある。]
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2.3妊婦又は妊娠している可能性のある女性
効能・効果
用法・用量
**通常、成人には、アミノレブリン酸塩酸塩として20mg/kgを、膀胱鏡挿入2~8時間前に、水に溶解して経口投与する。
使用上の注意
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8.1*本剤投与後少なくとも48時間は、強い光(手術室の照明、直射日光又は明るい集中的な屋内光等)への眼及び皮膚の曝露を避け、照度500ルクス以下注1の室内で過ごさせること。 注1:日本産業規格の照明基準総則(JIS Z 9110:2010)では、病院の照度について、病室100ルクス、食堂300ルクス、一般検査室・診察室・薬局500ルクスと規定している。
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8.2肝機能障害があらわれることがあるので、定期的に肝機能検査を行うなど、患者の状態を十分に観察すること。
9.1 合併症・既往歴等のある患者
- 9.1.1心血管系疾患のある患者
収縮期及び拡張期血圧、肺動脈圧並びに肺血管抵抗が低下するおそれがある。
9.2 腎機能障害患者
腎機能障害のある患者を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
9.3 肝機能障害患者
肝機能障害のある患者を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している女性には投与しないこと。妊娠ラットに投与した場合、胎児の発育遅延が、また、マウス、ラットの妊娠子宮及び胎児に直接光照射した場合、胎児毒性が生じるとの報告がある。
9.6 授乳婦
診断上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
| 光線過敏症を起こすことが知られている薬剤: テトラサイクリン系抗生物質 スルフォンアミド系製剤 ニューキノロン系抗菌剤等 |
光線過敏症を起こすおそれがあるので注意すること。特に本剤投与後48時間は、左記薬剤の投与又は食品の摂取を可能な限り避けることが望ましい。 | 本剤は体内で光感受性物質に代謝されるので、左記薬剤との併用又は食品の摂取により光線過敏症が増強されることが考えられる。 |
| セイヨウオトギリソウ(St. John's Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品 | 光線過敏症を起こすおそれがあるので注意すること。特に本剤投与後48時間は、左記薬剤の投与又は食品の摂取を可能な限り避けることが望ましい。 | 本剤は体内で光感受性物質に代謝されるので、左記薬剤との併用又は食品の摂取により光線過敏症が増強されることが考えられる。 |
| バルビツール酸系全身麻酔剤: チオペンタール |
ポルフィリン合成が促進され、肝障害があらわれるおそれがある。 | アミノレブリン酸合成酵素を誘導し、ヘム生合成を増強する。 |
副作用
その他の副作用
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| LDH増加 | 頻度不明 |
| アミラーゼ増加 | 頻度不明 |
| しゃっくり | 頻度不明 |
| リンパ球数減少 | 頻度不明 |
| 下痢 | 頻度不明 |
| 便秘 | 頻度不明 |
| 光線性皮膚症 | 頻度不明 |
| 光線過敏性反応 | 頻度不明 |
| 半盲 | 頻度不明 |
| 呼吸不全 | 頻度不明 |
| 嘔吐 | 頻度不明 |
| 失語症 | 頻度不明 |
| 好酸球数増加 | 頻度不明 |
| 心室性不整脈 | 頻度不明 |
| 悪寒 | 頻度不明 |
| 悪心 | 頻度不明 |
| 感覚鈍麻 | 頻度不明 |
| 深部静脈血栓症 | 頻度不明 |
| 片麻痺 | 頻度不明 |
| 痙攣 | 頻度不明 |
| 発熱 | 頻度不明 |
| 発疹 | 頻度不明 |
| 白血球数増加 | 頻度不明 |
| 皮膚炎 | 頻度不明 |
| 紅斑 | 頻度不明 |
| 脳浮腫 | 頻度不明 |
| 腹痛 | 頻度不明 |
| 蕁麻疹 | 頻度不明 |
| 血小板数減少 | 頻度不明 |
| 血尿 | 頻度不明 |
| 血栓塞栓症 | 頻度不明 |
| 貧血 | 頻度不明 |
| 頚部痛 | 頻度不明 |
| 頭痛 | 頻度不明 |
薬物動態・作用機序
作用機序
18.1 測定法
本剤による診断の原理は、本剤投与後に体内で代謝されて生成したPPⅨが腫瘍組織に集積し、青色光線(400~410nm)により励起されPPⅨが赤色蛍光を発することを利用して、腫瘍組織を可視化することにある。
18.2 PPⅨの腫瘍組織への蓄積
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18.2.1in vitroにおける悪性腫瘍細胞及び正常細胞を用いたアミノレブリン酸添加時のPPⅨ生成量は、正常細胞に比べて悪性腫瘍細胞では顕著に増加し、高い蓄積が認められている6)。
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18.2.2膀胱への分布に関しては、アミノレブリン酸塩酸塩を経口又は静脈投与した正常ラットにおいてアミノレブリン酸とPPⅨの膀胱への分布が確認されており7)、担癌マウスでは、正常な膀胱よりも腫瘍組織においてPPⅨが多く蓄積することが示されている8)。 この作用機序として、腫瘍細胞では正常細胞に比べてPPⅨ生成までの酵素活性が高いこと及びPPⅨからヘムを触媒する酵素活性が低いことから、腫瘍細胞では正常細胞に比べてより多くのPPⅨが蓄積すると考えられている9),10)。
薬物動態
16.1 血中濃度
日本人患者6例にアミノレブリン酸塩酸塩20mg/kgを経口投与したときの血漿中未変化体濃度は、投与後0.83時間に最高濃度34.0mg/Lを示し、消失半減期は2.27時間であった。薬物動態パラメータを表16.1に示した1)。
| Cmax (mg/L) |
AUC∞ (mg・h/L) |
tmax (h) |
t1/2 (h) |
|---|---|---|---|
| 34.0±12.7 | 77.1±40.7 | 0.83±0.26 | 2.27±2.35 |
(n=6、平均値±標準偏差)
16.3 分布
- 16.3.1血漿蛋白結合率
限外ろ過法により測定したアミノレブリン酸のヒト血漿蛋白結合率は、500~5,000μg/Lの濃度で12%であった(in vitro)2)。
16.4 代謝
アミノレブリン酸塩酸塩は投与後、体内でPPⅨに代謝される。日本人患者6例にアミノレブリン酸塩酸塩20mg/kgを経口投与したときの血漿中PPⅨ濃度は投与後6.17時間に最高濃度351μg/Lを示し、消失半減期は4.91時間であった1)。
16.5 排泄
外国健康成人において、アミノレブリン酸塩酸塩投与後12時間までに投与量の30.6%が尿中に排泄された3)。