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本態性高血圧症
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妊娠高血圧症候群による高血圧
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
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2.1虚血性心疾患のある患者[反射性交感神経亢進により、心臓の仕事量が増加し、症状を悪化させるおそれがある。]
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2.2大動脈弁狭窄、僧帽弁狭窄及び拡張不全(肥大型心筋症、収縮性心膜炎、心タンポナーデ等)による心不全のある患者[本剤の反射性交感神経亢進作用及び血管拡張作用により、症状を悪化させるおそれがある。]
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2.3高度の頻脈及び高心拍出性心不全(甲状腺中毒症等)のある患者[本剤の反射性交感神経亢進作用及び血管拡張作用により、症状を悪化させるおそれがある。]
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2.4肺高血圧症による右心不全のある患者[本剤の反射性交感神経亢進作用及び血管拡張作用により、症状を悪化させるおそれがある。]
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2.5解離性大動脈瘤のある患者[本剤の反射性交感神経亢進作用及び血管拡張作用により、症状を悪化させるおそれがある。]
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2.6頭蓋内出血急性期の患者[本剤の血管拡張作用により、頭蓋内出血を悪化させるおそれがある。]
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2.7本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
効能・効果
用法・用量
ヒドララジン塩酸塩として、最初は、通常成人1日30~40mgを3~4回に分割経口投与し、血圧値をみながら漸次増量する。維持量は各個人により異なるが通常成人1回20~50mg、1日30~200mgである。 なお、年齢、症状により適宜増減する。
使用上の注意
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8.1降圧作用に基づくめまい等があらわれ、自動車の運転等危険を伴う機械の操作に支障を来すことがあるので注意すること。
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8.2定期的に肝機能検査を行うなど観察を十分に行うこと。
9.1 合併症・既往歴等のある患者
- 9.1.1虚血性心疾患の既往歴のある患者
心仕事量の増大により、虚血性心疾患を誘発するおそれがある。
- 9.1.2うっ血性心不全のある患者
心仕事量の増大により、症状が悪化するおそれがある。
- 9.1.3脳血管障害のある患者
過度の降圧により脳血流量が減少し、症状が悪化するおそれがある。
9.2 腎機能障害患者
投与量、投与間隔の調節を考慮すること。本剤の代謝・排泄が遅延することにより、降圧作用及び副作用が増大するおそれがある。
9.3 肝機能障害患者
投与量、投与間隔の調節を考慮すること。本剤の代謝・排泄が遅延することにより、降圧作用及び副作用が増大するおそれがある。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物実験(マウス)で催奇形作用が報告されている。またヒト胎児においても経胎盤的に移行し、新生児に血小板減少等を起こすおそれがある1)。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ヒト母乳中へ移行する2)。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
低用量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に過度の降圧は好ましくないとされている。脳梗塞等が起こるおそれがある。
相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
| MAO阻害剤 | 過度の血圧低下をきたすおそれがあるので、用量に注意すること。 | 機序は不明であるが、MAO阻害剤が本剤の代謝を阻害すると考えられている。 |
| 他の降圧剤 • 利尿降圧剤等ジアゾキシド |
過度の血圧低下をきたすおそれがあるので、用量に注意すること。 | いずれも血圧降下作用を有するため。 |
| フェノチアジン系精神神経用剤 | 過度の血圧低下をきたすおそれがあるので、用量に注意すること。 | フェノチアジン系精神神経用剤により血圧低下を生じることがあるため。 |
| β-遮断剤 • メトプロロール プロプラノロール |
これらの薬剤の作用が増強されることがある。 | これらの薬剤の肝臓での初回通過効果が減少し、血中濃度が上昇するおそれがある。 |
副作用
その他の副作用
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| LE細胞陽性 | 頻度不明 |
| ヘモグロビン減少 | 頻度不明 |
| めまい | 頻度不明 |
| リンパ節腫 | 頻度不明 |
| 下痢 | 頻度不明 |
| 不安 | 頻度不明 |
| 体重減少 | 頻度不明 |
| 便秘 | 頻度不明 |
| 倦怠感 | 頻度不明 |
| 口渇 | 頻度不明 |
| 好酸球増多 | 頻度不明 |
| 幻覚 | 頻度不明 |
| 心悸亢進 | 頻度不明 |
| 心電図異常 | 頻度不明 |
| 悪心・嘔吐 | 頻度不明 |
| 抑うつ | 頻度不明 |
| 振戦 | 頻度不明 |
| 排尿困難 | 頻度不明 |
| 末梢神経障害(知覚異常等) | 頻度不明 |
| 流涙 | 頻度不明 |
| 浮腫 | 頻度不明 |
| 激越 | 頻度不明 |
| 発熱 | 頻度不明 |
| 発疹 | 頻度不明 |
| 白血球減少 | 頻度不明 |
| 眠気 | 頻度不明 |
| 眼球突出 | 頻度不明 |
| 神経過敏 | 頻度不明 |
| 筋肉痛 | 頻度不明 |
| 糸球体腎炎 | 頻度不明 |
| 紫斑 | 頻度不明 |
| 結膜炎 | 頻度不明 |
| 肝脾腫 | 頻度不明 |
| 胸内苦悶 | 頻度不明 |
| 血小板減少 | 頻度不明 |
| 赤血球減少 | 頻度不明 |
| 起立性低血圧 | 頻度不明 |
| 逆説的血圧上昇 | 頻度不明 |
| 関節痛 | 頻度不明 |
| 頭痛 | 頻度不明 |
| 頻脈 | 頻度不明 |
| 顆粒球減少 | 頻度不明 |
| 顔面潮紅 | 頻度不明 |
| 食欲不振 | 頻度不明 |
| 鼻閉 | 頻度不明 |
薬物動態・作用機序
作用機序
18.1 作用機序
降圧作用機序については、まだ十分に解明されていないが、末梢細動脈の血管平滑筋に直接作用し、血管を拡張することが主作用であると考えられている6)。ヒドララジンによる心拍数・心拍出量の増加は血管抵抗減少に伴う反射性の交感神経緊張によるものと考えられている7)。これらの心刺激作用はβ-アドレナリン受容体遮断剤又は節遮断剤により抑制される8)。また腎・脳血流量に関しては血管抵抗の減少とともに維持又は増加させる9),10)。
薬物動態
16.1 血中濃度
健康成人4例に100mg経口投与後、血漿中濃度のピークは1~2時間後にみられ、0.4~1.3μg/mLである。血漿半減期は個々で大きく異なり、2~4時間および6~8時間であった(外国人のデータ)。
16.4 代謝
主に肝臓で N-acetyltransferase によりアセチル化され不活化する。ヒドララジンの主な代謝物は芳香環の水酸化体とそのグルクロン酸抱合体及びN-アセチル抱合体であるが、ヒトでの代謝経路としてはN-アセチル化が重要であり、アセチル化能が生体内利用率に、影響を及ぼすと考えられている3)(外国人のデータ)。
16.5 排泄
14C-ヒドララジンを経口投与あるいは静脈内投与した場合、その尿中排泄率にはほとんど差がなく、放射活性は50~80%が尿中に、3~12%が糞中に排泄される4),5)(外国人のデータ)。