Clinical snapshot

アデホスコーワ顆粒10%

アデノシン三リン酸二ナトリウム水和物

添付文書改訂 2021年03月01日

効能・効果

  • 下記疾患に伴う諸症状の改善 頭部外傷後遺症

  • 心不全

  • 調節性眼精疲労における調節機能の安定化

  • 消化管機能低下のみられる慢性胃炎

  • メニエール病及び内耳障害に基づくめまい

用法・用量

  • 〈頭部外傷後遺症に伴う諸症状の改善、心不全、調節性眼精疲労における調節機能の安定化、消化管機能低下のみられる慢性胃炎〉

アデノシン三リン酸二ナトリウム水和物として、1回40~60mgを1日3回経口投与する。 なお、症状により適宜増減する。

  • 〈メニエール病及び内耳障害に基づくめまい〉

メニエール病及び内耳障害に基づくめまいに用いる場合には、アデノシン三リン酸二ナトリウム水和物として、1回100mgを1日3回経口投与する。 なお、症状により適宜増減する。

使用上の注意

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、投与しないことが望ましい。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

9.7 小児等

小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。

9.8 高齢者

減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。

相互作用

10.2 併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
ジピリダモール ジピリダモールはアデノシン三リン酸(ATP)分解物であるアデノシンの血中濃度を上昇させ、心臓血管に対する作用を増強するとの報告があるので、併用にあたっては患者の状態を十分に観察するなど注意すること。 ジピリダモールのアデノシン取り込み抑制作用により、ATP分解物であるアデノシンの血中濃度が上昇する。

副作用

その他の副作用

副作用名 頻度
そう痒感 頻度不明
便秘傾向 頻度不明
全身拍動感 頻度不明
口内炎 頻度不明
悪心 頻度不明
気分が落ち着かない 頻度不明
発疹 頻度不明
眠気 頻度不明
耳鳴 頻度不明
胃腸障害 頻度不明
脱力感 頻度不明
頭痛 頻度不明
食欲不振 頻度不明

薬物動態・作用機序

作用機序

18.1 作用機序

ATPはその血行力学的並びに生化学的作用により各組織の代謝を賦活する。

18.2 血管拡張・血流増加作用

脳(イヌ6)、ネコ7)、健康成人男性8))、心臓(イヌ9),10))、胃(イヌ11))、内耳(モルモット12),13))の血流量を増加する。

18.3 代謝賦活作用

脳(モルモット in vitro14),15))、心臓(イヌ16)、ウサギ17))、内耳(モルモット in vitro18))等の代謝活性を増加する。

18.4 筋収縮力増強作用

心筋(カエル in vitro19))、胃腸管平滑筋(ラット in vitro20)、健康人)の収縮力を増強する。

18.5 神経伝達効率化作用

神経伝達の効率化をはかる(ウシガエル in vitro21))。

18.6 内耳機能障害改善作用

ストレプトマイシンによる前庭機能障害を抑制する(モルモット22))。