- 低カルシウム血症に起因する下記症候の改善
テタニー、テタニー関連症状
- 下記代謝性骨疾患におけるカルシウム補給
骨粗鬆症、骨軟化症
- 発育期におけるカルシウム補給、妊娠・授乳時におけるカルシウム補給
2.1高カルシウム血症の患者[高カルシウム血症を増悪させるおそれがある。]
2.2腎結石のある患者[腎結石を増強させるおそれがある。]
2.3重篤な腎不全のある患者
テタニー、テタニー関連症状
骨粗鬆症、骨軟化症
アスパラギン酸カルシウムとして、通常成人1日1.2gを2〜3回に分割経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。
長期投与により血中及び尿中カルシウムが高値になることがあるので、長期投与する場合には定期的に血中又は尿中カルシウムを検査することが望ましい。
投与しないこと。カルシウム排泄低下により、高カルシウム血症があらわれるおそれがある。
低出生体重児、新生児、乳児には投与しないことが望ましい。3週齢以下の幼若マウス及びラットにアスパラギン酸として250mg/kg以上を投与すると、視床下部弓状核に病理組織学的変化を認めたという報告がある。
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
| ジギタリス製剤 • ジゴキシン、ジギトキシン |
ジギタリス中毒(不整脈、ショック)があらわれることがある。 定期的にジギタリス中毒の有無、心電図検査を行い、必要に応じてジギタリス製剤の血中濃度を測定し、異常が認められた場合には、ジギタリス製剤の減量若しくは投与を中止する。 |
ジギタリス製剤の作用を増強する。 |
| テトラサイクリン系抗生物質 • テトラサイクリン |
テトラサイクリン系抗生物質の作用が減弱するおそれがある。 同時服用を避け、併用する場合には1~3時間以上あける等注意する。 |
カルシウムイオンはキレート化によりテトラサイクリン系抗生物質の吸収を阻害する。 |
| ニューキノロン系抗菌剤 • シプロフロキサシン塩酸塩、ノルフロキサシン、トスフロキサシントシル酸塩水和物 |
ニューキノロン系抗菌剤の作用が減弱するおそれがある。 同時服用を避け、併用する場合には、2時間以上あける等注意する。 |
カルシウムイオンはキレート化によりニューキノロン系抗菌剤の吸収を阻害し、血中濃度を低下させる。 |
| 活性型ビタミンD製剤 • アルファカルシドール • カルシトリオール等 |
高カルシウム血症があらわれやすい。 | 腸管でのカルシウムの吸収が促進される。 |
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| 心窩部不快感 | 頻度不明 |
| 発疹 | 頻度不明 |
| 結石症 | 頻度不明 |
| 胸やけ | 頻度不明 |
| 腹部膨満感 | 頻度不明 |
| 軟便 | 頻度不明 |
| 頭痛 | 頻度不明 |
| 高カルシウム血症 | 頻度不明 |
カルシウムは歯及び骨形成のほか、神経活動、血液凝固、筋収縮等の生理作用の発現に重要な役割を持つ。
上皮小体摘出ラットを用いた実験で、L-アスパラギン酸カルシウム水和物は塩化カルシウム水和物、リン酸カルシウム、炭酸カルシウムに比べ体内利用性の高いことが認められている1)。