「スプレンジール錠2.5mg, 5mg」の版間の差分

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ページの作成:「Category:D00319 フェロジピン (JP18) {{#set: | 販売名 = スプレンジール錠2.5mg, スプレンジール錠5mg | 一般名 = フェロジピン(Felodipine) | 製造販売元 = アストラゼネカ株式会社 | 薬効分類 = カルシウム拮抗剤 | 規制区分 = 劇薬、処方箋医薬品 | 承認年月日 = 1995年1月20日 | 薬価基準収載日 = 1995年3月17日 | 販売開始日 = 1995年3月22日 | 規格・含量 = 1錠中 フェ…」
 
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'''規制区分:''' 劇薬、処方箋医薬品   
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== '''クリニカルエビデンス''' ==
== '''クリニカルエビデンス''' ==
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- '''通常、成人にはフェロジピンとして1回2.5~5mgを1日2回朝夕経口投与'''   
- '''通常、成人にはフェロジピンとして1回2.5~5mgを1日2回朝夕経口投与'''   
- '''効果不十分な場合には1回10mgを1日2回まで増量可能'''   
- '''効果不十分な場合には1回10mgを1日2回まで増量可能'''   


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- '''ほてり:''' 3.2%   
- '''ほてり:''' 3.2%   
- '''頭痛・頭重:''' 2.2%   
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- '''動悸:''' 1.6%   
- '''動悸:''' 1.6%   
- '''めまい・ふらつき:''' 1.5%   
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- '''CYP3A4阻害剤(シメチジン等):''' フェロジピンの血中濃度が上昇する可能性がある   
- '''CYP3A4阻害剤(シメチジン等):''' フェロジピンの血中濃度が上昇する可能性がある   
- '''β遮断薬:''' 降圧作用が増強する可能性がある   
- '''β遮断薬:''' 降圧作用が増強する可能性がある   


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- 活性炭投与や胃洗浄を実施   
- 活性炭投与や胃洗浄を実施   
- 必要に応じて輸液や昇圧薬を使用   
- 必要に応じて輸液や昇圧薬を使用   



2025年3月19日 (水) 11:39時点における最新版



基本情報

販売名: スプレンジール錠2.5mg, スプレンジール錠5mg

一般名: フェロジピン(Felodipine)

製造販売元: アストラゼネカ株式会社

薬効分類: カルシウム拮抗剤

規制区分: 劇薬、処方箋医薬品


クリニカルエビデンス

主要臨床試験:

- 国内第III相試験

 - 対象: 高血圧症患者  
 - 結果: 降圧効果 86.8%(355/409)、有意な血圧低下を確認  
 - 安全性: 主な副作用はほてり(3.2%)、頭痛(2.2%)、動悸(1.6%)  

- 長期投与試験

 - 対象: 高血圧症患者  
 - 結果: 1年以上の投与で安定した降圧効果と安全性を確認  

効能・用法

適応症:

- 高血圧症

用法・用量:

- 通常、成人にはフェロジピンとして1回2.5~5mgを1日2回朝夕経口投与

- 効果不十分な場合には1回10mgを1日2回まで増量可能

副作用とその管理

重大な副作用と発生頻度:

- 血管浮腫: 頻度不明

その他の副作用:

- ほてり: 3.2%

- 頭痛・頭重: 2.2%

- 動悸: 1.6%

- めまい・ふらつき: 1.5%

相互作用情報

併用禁忌:

- 特になし

併用注意:

- CYP3A4阻害剤(シメチジン等): フェロジピンの血中濃度が上昇する可能性がある

- β遮断薬: 降圧作用が増強する可能性がある

緊急時対応

過量投与発生時の管理:

- 活性炭投与や胃洗浄を実施

- 必要に応じて輸液や昇圧薬を使用

FAQ(よくある質問)

Q1. スプレンジールはどのような患者に適していますか?

A1. 高血圧症の治療が必要な患者に適応。特に末梢血管抵抗の上昇が関与するタイプの高血圧症に有効。

Q2. 服用時の注意点は?

A2. 降圧効果が強いため、急激な体位変化(立ち上がる際など)に注意。

Q3. 他の降圧薬と併用できるか?

A3. 併用は可能だが、相互作用のリスクがあるため医師の指示に従うこと。

製品ページ

[スプレンジール製品情報](https://med.astrazeneca.co.jp/product/SPL.html)