スプレンジール錠2.5mg, 5mg
基本情報
販売名: スプレンジール錠2.5mg, スプレンジール錠5mg
一般名: フェロジピン(Felodipine)
製造販売元: アストラゼネカ株式会社
薬効分類: カルシウム拮抗剤
規制区分: 劇薬、処方箋医薬品
クリニカルエビデンス
主要臨床試験:
- 国内第III相試験
- 対象: 高血圧症患者 - 結果: 降圧効果 86.8%(355/409)、有意な血圧低下を確認 - 安全性: 主な副作用はほてり(3.2%)、頭痛(2.2%)、動悸(1.6%)
- 長期投与試験
- 対象: 高血圧症患者 - 結果: 1年以上の投与で安定した降圧効果と安全性を確認
効能・用法
適応症:
- 高血圧症
用法・用量:
- 通常、成人にはフェロジピンとして1回2.5~5mgを1日2回朝夕経口投与
- 効果不十分な場合には1回10mgを1日2回まで増量可能
副作用とその管理
重大な副作用と発生頻度:
- 血管浮腫: 頻度不明
その他の副作用:
- ほてり: 3.2%
- 頭痛・頭重: 2.2%
- 動悸: 1.6%
- めまい・ふらつき: 1.5%
相互作用情報
併用禁忌:
- 特になし
併用注意:
- CYP3A4阻害剤(シメチジン等): フェロジピンの血中濃度が上昇する可能性がある
- β遮断薬: 降圧作用が増強する可能性がある
緊急時対応
過量投与発生時の管理:
- 活性炭投与や胃洗浄を実施
- 必要に応じて輸液や昇圧薬を使用
FAQ(よくある質問)
Q1. スプレンジールはどのような患者に適していますか?
A1. 高血圧症の治療が必要な患者に適応。特に末梢血管抵抗の上昇が関与するタイプの高血圧症に有効。
Q2. 服用時の注意点は?
A2. 降圧効果が強いため、急激な体位変化(立ち上がる際など)に注意。
Q3. 他の降圧薬と併用できるか?
A3. 併用は可能だが、相互作用のリスクがあるため医師の指示に従うこと。
製品ページ
[スプレンジール製品情報](https://med.astrazeneca.co.jp/product/SPL.html)