クラビット錠 250mg, 500mg, クラビット細粒 10%のソースを表示

[[Category:D00588 レボフロキサシン水和物 (JP18)]]

{{#set:
| 販売名 = クラビット錠 250mg, 500mg, クラビット細粒 10%
| 一般名 = レボフロキサシン水和物
| 製造販売元 = 第一三共株式会社
| 販売会社 = 第一三共株式会社
| 薬効分類 = ニューキノロン系抗菌薬
| 規制区分 = 処方箋医薬品
| 承認年月日 = 2009-04-22
| 薬価基準収載日 = 2009-06-19
| 販売開始日 = 2009-07-07
| 規格・含量 = 1錠中レボフロキサシン 250mg, 500mg / 1g中レボフロキサシン 100mg
| 剤形 = フィルムコーティング錠, コーティング細粒
}}

== '''基本情報''' ==

'''販売名:''' クラビット錠 250mg, 500mg, クラビット細粒 10%  

'''一般名:''' レボフロキサシン水和物  

'''製造販売元:''' 第一三共株式会社  

'''販売会社:''' 第一三共株式会社  

'''薬効分類:''' ニューキノロン系抗菌薬  

'''規制区分:''' 処方箋医薬品  

<html>
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  <img src="https://storage.googleapis.com/drugwiki_image/drug/cv2_t250_t_1206.jpg" width="200px" alt="クラビット錠 250mg" class="click-to-zoom">
  <img src="https://storage.googleapis.com/drugwiki_image/drug/cv2_t500_t_1206.jpg" width="200px" alt="クラビット錠 500mg" class="click-to-zoom">
  <img src="https://storage.googleapis.com/drugwiki_image/drug/cv2_f_f_0906.jpg" width="200px" alt="クラビット細粒 10%" class="click-to-zoom">
</div>
</html>

== '''クリニカルエビデンス''' ==

'''主要臨床試験:'''  

- '''国内臨床試験（第III相）'''  
  - '''対象:''' 市中肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染患者  
  - '''結果:''' 臨床効果90%以上、原因菌消失率100%  

- '''比較試験（他のニューキノロン系抗菌薬との比較）'''  
  - '''対象:''' 呼吸器感染症、尿路感染症患者  
  - '''結果:''' 他のニューキノロン系抗菌薬と同等の有効性を示す  

== '''効能・用法''' ==

'''適応症:'''  

- 表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症  

- 呼吸器感染症（肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染）  

- 尿路感染症（膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎）  

- 胆道感染症（胆嚢炎、胆管炎）  

- 子宮内感染、子宮付属器炎  

- 結核症  

'''用法・用量:'''  

- '''通常、成人には1回500mgを1日1回経口投与'''  

- '''腎機能低下患者にはクレアチニンクリアランス（CLcr）に応じて投与間隔を調整'''  
  - CLcr 20～50mL/min: 初日500mg, 2日目以降250mg/日  
  - CLcr <20mL/min: 初日500mg, 3日目以降250mgを2日に1回  

== '''副作用とその管理''' ==

'''重大な副作用:'''  

{| class="wikitable"
|+ 重大な副作用と発生頻度
|-
! 副作用 !! 頻度（%） !! 初期症状・対応
|-
| ショック・アナフィラキシー || 不明 || 呼吸困難、血圧低下、発疹、救急対応
|-
| 中毒性表皮壊死症（TEN）・Stevens-Johnson症候群 || 不明 || 高熱、皮膚発赤、水疱形成
|-
| QT延長・心室頻拍 || 不明 || めまい、動悸、意識消失
|-
| 横紋筋融解症 || 不明 || 筋肉痛、CK上昇、腎不全
|}

== '''相互作用情報''' ==

'''併用禁忌:'''  

- 該当なし  

'''併用注意:'''  

{| class="wikitable"
|+ 併用注意薬と影響
|-
! 併用薬 !! 影響 !! 機序
|-
| NSAIDs || 痙攣リスク増加 || 神経興奮作用の相乗効果
|-
| クマリン系抗凝固薬 || 出血リスク増加 || 腸内細菌叢の変化による影響
|-
| 降圧薬 || 血圧低下リスク増加 || 相乗作用
|}

== '''緊急時対応''' ==

'''1. ショック・アナフィラキシー'''  

'''症状:''' 呼吸困難、低血圧、意識障害  

'''対応フロー:'''  

1. '''投与を直ちに中止'''  

2. '''エピネフリン投与、酸素吸入'''  

3. '''輸液、ステロイド投与を実施'''  

'''2. QT延長・心室頻拍'''  

'''症状:''' めまい、意識消失、不整脈  

'''対応フロー:'''  

1. '''心電図モニタリングを実施'''  

2. '''必要に応じて抗不整脈薬またはペースメーカー適応'''  

3. '''電解質補正を実施'''  

== '''FAQ（よくある質問）''' ==

'''Q1. どのような患者に適していますか？'''  

A1. '''重症感染症の入院患者に適応。特に肺炎や尿路感染症に有効。'''  

'''Q2. 食事の影響はありますか？'''  

A2. '''食事の影響を受けにくいが、一定時間での服用が推奨される。'''  

'''製品ページ'''  

https://www.medicalcommunity.jp/products/druginfo/cravit_tablets_250mg