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10%デヒドロコール酸注「ニッシン」

精製デヒドロコール酸

添付文書改訂 2023年04月01日

【禁忌】(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1完全胆道閉塞のある患者

  2. 2.2急性期の肝・胆道疾患のある患者

  3. 2.3重篤な肝障害のある患者

  4. 2.4気管支喘息、アレルギー性疾患のある患者[胆汁酸及びその塩を静脈内注射すると、喉頭痙攣、全身の硬直、痙攣、血圧低下を伴うショックの起こることが報告されている。]

効能・効果

下記疾患における利胆

  • 胆道(胆管・胆のう)系疾患及び胆汁うっ滞を伴う肝疾患

用法・用量

デヒドロコール酸として、通常成人1日100~1,000mgを1~3日間隔で静脈内注射する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。

使用上の注意

9.3 肝機能障害患者

  1. 9.3.1完全胆道閉塞のある患者

投与しないこと。本剤により分泌増量した胆汁は胆道内圧を上昇させ、疼痛を起こし、かえって病像を悪化させることが考えられる。

  1. 9.3.2急性期の肝・胆道疾患のある患者

投与しないこと。急性期の炎症が存在する場合は、本剤による大量の胆汁の排出が炎症にかえって悪影響を与えることが考えられる。

  1. 9.3.3重篤な肝障害のある患者

投与しないこと。肝細胞障害時には、肝血流量、胆汁流出量を著しく増加させる本剤の使用は、肝細胞の疲憊を増強させることが考えられる。

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

9.7 小児等

小児(12歳以下)への投与は、観察を十分に行うなど慎重に投与すること。小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。

9.8 高齢者

用量並びに投与間隔に留意するなど慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。

相互作用

記載なし

副作用

その他の副作用

副作用名 頻度
下痢 頻度不明
不快感 頻度不明
全身そう痒感 頻度不明
咳嗽 頻度不明
悪寒 頻度不明
悪心・嘔吐 頻度不明
発熱 頻度不明
発赤 頻度不明
軟便 頻度不明
頭痛 頻度不明

薬物動態・作用機序

作用機序

18.1 作用機序

デヒドロコール酸は強力な速効性の胆汁分泌促進薬で、胆汁量は増加するが、胆汁中の固形分の増加は伴わない。したがって低比重の胆汁分泌が起こる1) 。