Clinical snapshot

安息香酸Naカフェイン注200mg「フソー」

安息香酸ナトリウムカフェイン注射液

添付文書改訂 2021年12月01日

効能・効果

  • ねむけ、倦怠感

  • 血管拡張性及び脊椎穿刺後頭痛

用法・用量

安息香酸ナトリウムカフェインとして、通常成人1回0.1~0.4gを1日1~3回皮下、筋肉内又は静脈内注射する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。

使用上の注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1胃潰瘍又はその既往歴のある患者

胃液分泌を促進するため、悪影響を及ぼすおそれがある。

  1. 9.1.2心疾患のある患者

徐脈又は頻脈を起こすことがある。

  1. 9.1.3緑内障の患者

症状が悪化するおそれがある。

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。なお、長期連用を避けること。カフェインは胎盤を通過する。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。なお、長期連用を避けること。カフェインは母乳中に容易に移行する。

9.7 小児等

低出生体重児、新生児に使用する場合には十分注意すること。外国において、ベンジルアルコールの静脈内大量投与(99~234mg/kg)により、中毒症状(あえぎ呼吸、アシドーシス、痙攣等)が低出生体重児に発現したとの報告がある。本剤は添加剤としてベンジルアルコールを含有している。

9.8 高齢者

減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。

相互作用

10.2 併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
• キサンチン系薬剤• アミノフィリン水和物
• ジプロフィリン
• テオフィリン等
• 中枢神経興奮薬
過度の中枢神経刺激作用があらわれることがある。 併用薬の代謝・排泄を遅延させることがある。
• モノアミン酸化酵素阻害剤 頻脈、血圧上昇等があらわれることがある。
• シメチジン 過度の中枢神経刺激作用があらわれることがある。 カフェインの代謝・排泄を遅延させることがある。

副作用

その他の副作用

副作用名 頻度
不眠 頻度不明
不穏等 頻度不明
振せん 頻度不明
期外収縮 頻度不明
耳鳴 頻度不明
頻脈 頻度不明

薬物動態・作用機序

作用機序

18.1 作用機序

薬理作用は主としてカフェインに基づく作用である。細胞レベルでの作用機序としては、筋小胞体からのCa2+遊離作用、ホスホジエステラーゼ阻害作用、アデノシンA1受容体遮断作用を示す1) 。

18.2 中枢神経系興奮作用

中枢において、大脳皮質に作用し感覚受容能及び精神機能をたかめ眠気を除去するほか、運動中枢や延髄の呼吸中枢を興奮させる2) 。

18.3 頭痛緩解作用

脳血管抵抗増大や脳血流量低下、またそれに伴う脳脊髄圧低下によると考えられる頭痛緩解作用がある2) 。