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塩化ナトリウム恵美須

日本薬局方塩化ナトリウム

添付文書改訂 2023年10月01日

効能・効果

<経口>  〇食塩喪失時の補給 <外用>  〇皮膚・創傷面・粘膜の洗浄・湿布  〇含そう・噴霧吸入剤として気管支粘膜洗浄・喀痰排出促進 <その他>  〇医療用器具の洗浄

用法・用量

<食塩喪失時の補給> 塩化ナトリウムとして、通常、成人1 回1~2g をそのまま、又は水に溶かして経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。 <皮膚・創傷面・粘膜の洗浄・湿布> 通常、等張液として皮膚・創傷面・粘膜の洗浄・湿布に用いる。 <含そう・噴霧吸入剤として気管支粘膜洗浄・喀痰排出促進> 通常、等張液として含そう、噴霧吸入に用いる。 <医療用器具の洗浄> 生理食塩水として医療用器具の洗浄に用いる。

使用上の注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1心臓、循環器系機能障害のある患者

〈経口〉

塩化ナトリウムを負荷することから心臓に負担をかけ、症状が悪化するおそれがある。

9.2 腎機能障害患者

  • 〈経口〉 塩化ナトリウムの過剰投与に陥りやすく、症状が悪化するおそれがある。

9.8 高齢者

  • 〈経口〉 減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。

相互作用

記載なし

副作用

その他の副作用

副作用名 頻度
うっ血性心不全 頻度不明
悪心・嘔吐等の消化器症状 頻度不明
浮腫 頻度不明
高ナトリウム血症 頻度不明

薬物動態・作用機序

作用機序

18.1 作用機序

生体内に最も普遍的に存在する無機物質で、血清の無機成分の90%以上を占め、主として細胞外液にあって体液浸透圧の維持の主体をなすと共に、生体水分分布に係る主要な要因となっている。塩化ナトリウムは塩類作用を呈し、その吸収によって体液の浸透圧は上昇し、組織水分は体液中に吸収され組織代謝が亢進し、利尿作用を現す。塩化ナトリウムの欠乏はアルカローシス、痙攣、ときに筋肉の興奮を伴う嘔吐、異常発汗に基づく熱痙攣などの原因となり、また、アジソン病に似た脱力症状を起こすことがある 1) 。