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塩化ナトリウム「オーツカ」

塩化ナトリウム

添付文書改訂 2023年12月01日

効能・効果

  • 〈経口〉

  • 食塩喪失時の補給

  • 〈注射〉

  • 〔0.4%注射液〕

  • 注射剤の溶解希釈剤

  • 〔生理食塩液〕

  • 細胞外液欠乏時、ナトリウム欠乏時、クロール欠乏時、注射剤の溶解希釈剤

  • 〔10%注射液〕

  • ナトリウム欠乏時の電解質補給

  • 〔1M、2.5M注射液〕

  • 電解質補液の電解質補正

  • 〈外用〉

  • 皮膚・創傷面・粘膜の洗浄・湿布、含嗽・噴霧吸入剤として気管支粘膜洗浄・喀痰排出促進

  • 〈その他〉

  • 医療用器具の洗浄

用法・用量

  • 〈経口〉

塩化ナトリウムとして、通常、成人1回1~2gをそのまま、又は水に溶かして経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。

  • 〈注射〉

  • 〔0.4%注射液〕

適量をとり、注射用医薬品の希釈、溶解に用いる。

  • 〔生理食塩液〕

(1) 通常20~1000mLを皮下、静脈内注射又は点滴静注する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。 (2) 適量をとり注射用医薬品の希釈、溶解に用いる。

  • 〔10%注射液〕

電解質補給の目的で、輸液剤などに添加して必要量を静脈内注射又は点滴静注する。

  • 〔1M、2.5M注射液〕

電解質補液の電解質の補正として体内の水分、電解質の不足に応じて電解質補液に添加して用いる。

  • 〈外用〉

(1) 通常、等張液として皮膚、創傷面、粘膜の洗浄、湿布に用いる。 (2) 通常、等張液として含嗽、噴霧吸入に用いる。

  • 〈その他〉

生理食塩液として医療用器具の洗浄に用いる。

使用上の注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1心臓、循環器系機能障害のある患者
  • 〈経口〉

塩化ナトリウムを負荷することから心臓に負担をかけ、症状が悪化するおそれがある。

  • 〈注射(生理食塩液)〉

循環血液量の増加により、症状が悪化するおそれがある。

  • 〈注射(10%注射液、1M、2.5M注射液)〉

塩化ナトリウムを負荷することから心臓に負担をかけ、症状が悪化するおそれがある。

9.2 腎機能障害患者

  • 〈経口、注射(10%注射液、1M、2.5M注射液)〉

塩化ナトリウムの過剰投与に陥りやすく、症状が悪化するおそれがある。

  • 〈注射(生理食塩液)〉

水分、塩化ナトリウムの過剰投与に陥りやすく、症状が悪化するおそれがある。

9.8 高齢者

  • 〈経口〉

減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。

  • 〈注射(生理食塩液、10%注射液、1M、2.5M注射液)〉

投与速度を緩徐にし、減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。

相互作用

記載なし

副作用

その他の副作用

副作用名 頻度
〈注射(生理食塩液)〉血清電解質異常 頻度不明
〈経口〉悪心・嘔吐等の消化器症状 頻度不明
1M 頻度不明
2.5M注射液)〉高ナトリウム血症 頻度不明
アシドーシス 頻度不明
うっ血性心不全 頻度不明
うっ血性心不全 頻度不明
浮腫 頻度不明
浮腫 頻度不明
浮腫〈注射(10%注射液 頻度不明
高ナトリウム血症 頻度不明

薬物動態・作用機序

作用機序

18.1 作用機序

生体内に最も普遍的に存在する無機物質で、血清の無機成分の90%以上を占め、主として細胞外液にあって浸透圧の維持の主体をなすと共に、生体水分分布に係る主要な要因となっている。塩化ナトリウムは塩類作用を呈し、その吸収によって体液の浸透圧は上昇し、組織水分は体液中に吸収され組織代謝が亢進し、利尿作用を現す。塩化ナトリウムの欠乏はアルカローシス、痙攣、ときに筋肉の興奮を伴う嘔吐、異常発汗に基づく熱痙攣などの原因となり、またアジソン病に似た脱力症状を起こすことがある1)。