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乾燥まむしウマ抗毒素注射用6000単位「KMB」

乾燥まむしウマ抗毒素

添付文書改訂 2024年02月01日

効能・効果

まむし咬傷の治療

用法・用量

溶剤(日本薬局方注射用水)20mLで完全に溶解して使用する。

通常、なるべく早期に約6,000単位(約20mL)を咬傷局所を避けた筋肉内(皮下)又は静脈内に注射するか、あるいは生理食塩液等で希釈して点滴静注する。

なお、症状が軽減しないときは2~3時間後に3,000~6,000単位(10~20mL)を追加注射する。

使用上の注意

  1. 8.1本剤の投与により血清病(ショック、アナフィラキシー及びその他の過敏症)があらわれることがあるため、使用前に必ず次の事項について問診を行うこと1)。
  • 以前にウマ血清の注射を受けたことの有無及びその際の異常の有無

  • 薬剤アレルギーの有無

  • 蕁麻疹の既往歴の有無

  • アトピー性素因の既往歴及び家族歴の有無

  1. 8.2問診終了後、ウマ血清過敏症試験を行うこと1)。

  2. 8.3本剤の使用にあたっては、あらかじめ血清病に備えて、アドレナリン、抗ヒスタミン剤、副腎皮質ステロイド剤、リンゲル液及び血圧計等の準備をしておくこと1)。

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1ウマ血清に対しショック、アナフィラキシー(血圧降下、喉頭浮腫、呼吸困難等)及びその他の過敏症の既往を有する者

治療上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。本剤の投与により血清病があらわれることがある。本剤の投与を必要とする場合は、ウマ血清過敏症試験及び除感作処置等を行うこと1)。

9.8 高齢者

患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。

相互作用

記載なし

副作用

その他の副作用

副作用名 頻度
疼痛2) 頻度不明
発熱2) 頻度不明
発赤3) 頻度不明
腫脹2) 頻度不明
蕁麻疹様発疹2) 頻度不明
関節痛2)等 頻度不明

薬物動態・作用機序

作用機序

18.1 作用機序

まむし咬傷後、一度に体内に大量に注入された毒素が原因となるまむし咬傷の治療は、まむしウマ抗毒素を投与し、抗原抗体反応によって毒素を中和することにある。しかし、抗毒素は生体内で遊離状態にある毒素は完全に中和するが、組織に結合した毒素は中和しにくい。したがって、治療に際し、咬傷後できるだけ早く本剤を投与することが効果的である。

マウスを用いた抗毒素による治療効果の成績では、毒素注射後、抗毒素投与までの時間が長くなるにしたがい、治療に必要な抗毒素の量は大量となり、ある程度以上の時間が経過した後は、いくら大量の抗毒素を投与しても治療効果は示されないという報告がある4)。