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気管支喘息
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アレルギー性鼻炎
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アトピー性皮膚炎
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ケロイド・肥厚性瘢痕
リザベンカプセル100mg
日本薬局方トラニラストカプセル日本薬局方トラニラスト細粒日本薬局方シロップ用トラニラスト
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
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2.1妊婦(特に約3ヵ月以内)又は妊娠している可能性のある女性
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2.2本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
効能・効果
用法・用量
- 〈リザベンカプセル100mg〉
通常、成人には1回1カプセル(トラニラストとして100mg)を1日3回経口投与する。ただし、年齢、症状により適宜増減する。
- 〈リザベン細粒10%〉
通常、成人には1回1g(トラニラストとして100mg)を1日3回経口投与する。ただし、年齢、症状により適宜増減する。 通常、小児には1日量0.05g/kg(トラニラストとして5mg/kg)を3回に分けて経口投与する。ただし、年齢、症状により適宜増減する。
- 〈リザベンドライシロップ5%〉
通常、小児には1日量0.1g/kg(トラニラストとして5mg/kg)を3回に分け、用時懸濁して経口投与する。ただし、年齢、症状により適宜増減する。
使用上の注意
- 〈効能共通〉
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8.1本剤による膀胱炎様症状、肝機能障害が出現する場合には、末梢血中好酸球増多を伴うことが多いので、本剤投与中は定期的に血液検査(特に白血球数・末梢血液像の検査)を行うことが望ましい。好酸球数が増加した場合には、十分な経過観察を行うこと。
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8.2本剤は、気管支拡張剤、ステロイド剤、抗ヒスタミン剤等と異なり、すでに起こっている発作や症状を速やかに軽減する薬剤ではないので、このことは患者に十分説明しておく必要がある。
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8.3本剤の投与によりステロイド維持量を減量し得た患者で、本剤の投与を中止する場合は、原疾患再発のおそれがあるので、注意すること。
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8.4本剤投与により効果が認められない場合には、漫然と長期にわたり投与しないように注意すること。
- 〈気管支喘息〉
- 8.5本剤を投与中、大発作をみた場合は、気管支拡張剤あるいはステロイド剤を投与する必要がある。
- 〈アレルギー性鼻炎〉
- 8.6本剤を季節性のアレルギー性疾患患者に投与する場合は、好発季節を考えて、その直前から投与を開始し、好発季節終了時までつづけることが望ましい。
9.1 合併症・既往歴等のある患者
- 9.1.1長期ステロイド療法を受けている患者
本剤投与によりステロイドの減量をはかる場合は、十分な管理下で徐々に行うこと。
9.2 腎機能障害患者
- 9.2.1腎機能障害又はその既往歴のある患者
腎機能を悪化させるおそれがある。
9.3 肝機能障害患者
- 9.3.1肝機能障害又はその既往歴のある患者
肝機能を悪化させるおそれがある。
9.5 妊婦
- 9.5.1妊婦(特に約3ヵ月以内)又は妊娠している可能性のある女性
投与しないこと。マウスに大量投与した実験で、骨格異常例の増加が認められている。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で乳汁中に移行することが報告されている。
9.8 高齢者
副作用があらわれた場合は減量するなど慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。
相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
| • ワルファリンカリウム | 本剤との併用(又は併用中止)により、ワルファリンカリウムの作用が増強(又は減弱)し、トロンボテスト値が低下(又は上昇)したとの報告がある。 本剤との併用(又は併用の中止)を行う場合には、凝血能の変動に十分注意すること。 |
ヒト肝ミクロソームを用いたin vitroの試験で、ワルファリンカリウムの代謝を抑制することが確認されている1)ことから、凝血能を変動させる可能性がある。 |
副作用
その他の副作用
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| しびれ感 | 頻度不明 |
| そう痒 | 1%未満 |
| めまい | 1〜5%未満 |
| 下痢 | 1〜5%未満 |
| 不眠 | 1%未満 |
| 便秘 | 1〜5%未満 |
| 倦怠感 | 1%未満 |
| 動悸 | 1%未満 |
| 口内炎 | 1%未満 |
| 嘔吐 | 1〜5%未満 |
| 嘔気 | 1〜5%未満 |
| 好酸球増多 | 1〜5%未満 |
| 月経異常 | 頻度不明 |
| 浮腫 | 1%未満 |
| 消化不良 | 1〜5%未満 |
| 湿疹 | 頻度不明 |
| 溶血性貧血 | 頻度不明 |
| 潮紅 | 1%未満 |
| 発熱 | 頻度不明 |
| 発疹 | 1〜5%未満 |
| 眠気 | 1〜5%未満 |
| 紅斑 | 頻度不明 |
| 緑色尿 | 頻度不明 |
| 胃部不快感 | 1〜5%未満 |
| 脱毛 | 頻度不明 |
| 腹痛 | 1〜5%未満 |
| 落屑 | 頻度不明 |
| 蕁麻疹 | 1%未満 |
| 貧血 | 1〜5%未満 |
| 頭痛 | 1〜5%未満 |
| 食欲不振 | 1〜5%未満 |
薬物動態・作用機序
作用機序
18.1 作用機序
トラニラストは肥満細胞、各種炎症細胞からのヒスタミン、ロイコトリエンをはじめとする多くのケミカルメディエーターの遊離を抑制することによりI型アレルギー反応を抑制する。また、サイカイン(TGF-β1)、活性酸素の産生あるいは遊離抑制作用をも有し、ケロイド及び肥厚性瘢痕由来線維芽細胞のコラーゲン合成を抑制する。
18.2 薬理作用
臨床薬理試験において、健康成人男子におけるPrausnitz-Küstner反応を抑制し、ダニ抗原に過敏な成人気管支喘息患者の白血球からの抗原誘発ヒスタミン遊離、アレルゲン吸入誘発反応、アレルギー性鼻炎患者の鼻汁中metachromatic cellからの抗原誘発脱顆粒、鼻誘発反応を経口投与によって抑制することが認められている。
動物実験では、トラニラストはラット、モルモットのIgE様抗体による同種受身皮膚アナフィラキシー、ラットの抗原誘発実験的喘息、ラットの実験的鼻アレルギー反応に対し、経口投与で著明な抑制作用を示し、ラットの逆皮膚アナフィラキシー、ウサギのアルサス反応に対しても抑制作用を示す。
トラニラストはモルモット摘出気管筋を用いたin vitro試験により、アセチルコリン、ヒスタミン、セロトニン等に対する直接拮抗作用はなく、肥満細胞などからのケミカルメディエーターの遊離を抑制する(ラット分離腹腔細胞・腸間膜肥満細胞、モルモット、サルの肺切片等を用いたin vitro試験)ことにより、抗アレルギー作用を示す。
トラニラストは各種炎症細胞からのケミカルメディエーター、サイトカイン(TGF-β1)、活性酸素の産生あるいは遊離を抑制し、ケロイド及び肥厚性瘢痕由来線維芽細胞のコラーゲン合成を抑制する(in vitro)。さらに、ヌードマウスに移植したヒトケロイド組織の重量減少作用を示す11),12),13),14),15),16),17),18),19),20),21),22),23),24)。
薬物動態
16.1 血中濃度
健康成人男子にトラニラストカプセル100mgを1回経口投与すると消化管から速やかに吸収され、血中濃度は2時間で最高に達し、24時間後には最高血中濃度の10分の1以下に低下した。血中濃度の半減期は約5時間であった2)。
| 薬物 | Tmax (hr) |
Cmax (μg/mL) |
AUC (μg・hr/mL) |
T1/2 (hr) |
|---|---|---|---|---|
| トラニラスト | 2.0 | 12.6 | 114.4 | 5.3 |
健康成人男子(10例)におけるトラニラスト100mg単回経口投与の平均
16.4 代謝
トラニラストの主代謝経路は、未変化体の抱合化及び4位の脱メチル化とそれに続く水酸基の抱合化であった3)。
ヒト肝ミクロソーム及びP450発現系ミクロソームを用いたin vitro試験の結果、トラニラストの酸化的代謝反応はCYP2C9、CYP2C18、CYP2C8、CYP1A2、CYP3A4、CYP2D6で確認され、主としてCYP2C9が代謝に関与することが示された4)。
16.5 排泄
トラニラスト(2.5mg/kg)注1)単回経口投与後96時間までの尿中排泄率が37.7%で、うち28.8%が24時間以内に排泄された3)。
注1)本剤(成人)の承認されている用法及び用量は、「通常、成人には1回1カプセル/1g(トラニラストとして100mg)を1日3回経口投与する。ただし、年齢、症状により適宜増減する。」(カプセル/細粒)である。