Clinical snapshot

リグロス歯科用液キット1200μg

トラフェルミン(遺伝子組換え)

添付文書改訂 2025年08月01日

【禁忌】(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

  2. 2.2口腔内に悪性腫瘍のある患者又はその既往歴のある患者[本剤が細胞増殖促進作用を有するため]

効能・効果

歯周炎による歯槽骨の欠損

用法・用量

歯肉剥離掻爬手術時に歯槽骨欠損部を満たす量を塗布する。

使用上の注意

本剤は歯周外科手術の経験のある歯科医師又は医師が使用すること。

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

9.7 小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

相互作用

記載なし

副作用

その他の副作用

副作用名 頻度
ALT上昇 1%未満
AST上昇 1%未満
CK上昇 1%未満
CRP上昇 1%未満
LDH上昇 1%未満
ビリルビン上昇 1%未満
リンパ球増多 1%未満
単球増多 頻度不明
好中球減少 1%未満
尿中NAG上昇 頻度不明
尿中β2ミクログロブリン上昇 頻度不明
尿中アルブミン陽性 頻度不明
尿糖陽性 1%未満
歯肉白色化 頻度不明
歯肉紅斑 頻度不明
疼痛 頻度不明
白血球減少 頻度不明
硬結 頻度不明
総蛋白上昇 1%未満
肥厚 頻度不明
腫脹 頻度不明
頭痛 頻度不明

薬物動態・作用機序

作用機序

18.1 作用機序

歯周組織の未分化間葉系細胞、歯根膜細胞、血管内皮細胞等に対して、細胞増殖及び細胞遊走の促進作用等を示す。これらの作用により血管新生を伴って増殖した未分化間葉系細胞及び歯根膜細胞は骨芽細胞等へ分化し、歯槽骨及び結合組織性付着を再構築することで、歯周組織が再生される5)。

18.2 歯周組織再生促進作用

イヌの歯周組織欠損部への投与で、新生骨の形成を促進させるとともにセメント質及び歯根膜の形成を促進させ、結合組織性付着の形成量を増加させることを確認している5)。

薬物動態

16.1 血中濃度

歯肉剥離掻爬手術を施行する辺縁性歯周炎患者を対象に本剤を単回塗布(600μg/200μL又は1800μg/600μL)し、血清中濃度を測定したところ内在性bFGFの濃度範囲を超えなかった1)。

16.8 その他

歯肉剥離掻爬手術を施行する辺縁性歯周炎患者を対象に本剤を単回塗布(600μg/200μL又は1800μg/600μL)した時、本剤に対する特異的抗体産生は認められなかった1)。