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肺小細胞癌
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悪性リンパ腫
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子宮頸癌
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がん化学療法後に増悪した卵巣癌
【警告】
本剤を含むがん化学療法は、緊急時に十分対応できる医療施設において、がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本療法が適切と判断される症例についてのみ実施すること。適応患者の選択にあたっては、各併用薬剤の電子添文を参照して十分注意すること。また、治療開始に先立ち、患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し、同意を得てから投与すること。
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
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2.1重篤な骨髄抑制のある患者[骨髄抑制は用量規制因子であり、感染症又は出血を伴い、重篤化する可能性がある。]
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2.2本剤に対する重篤な過敏症の既往歴のある患者
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2.3妊婦又は妊娠している可能性のある女性
効能・効果
用法・用量
- 〈肺小細胞癌〉
エトポシドとして、通常成人1日175~200mgを5日間連続経口投与し、3週間休薬する。これを1クールとし、投与を繰り返す。 なお、投与量は疾患、症状により適宜増減する。
- 〈悪性リンパ腫〉
患者の状態に応じA法又はB法を選択する。
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A法:エトポシドとして、通常成人1日175~200mgを5日間連続経口投与し、3週間休薬する。これを1クールとし、投与を繰り返す。 なお、投与量は疾患、症状により適宜増減する。
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B法:エトポシドとして、通常成人1日50mgを21日間連続経口投与し、1~2週間休薬する。これを1クールとし、投与を繰り返す。 なお、投与量は疾患、症状により適宜増減する。
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〈子宮頸癌〉
エトポシドとして、通常成人1日50mgを21日間連続経口投与し、1~2週間休薬する。これを1クールとし、投与を繰り返す。 なお、投与量は疾患、症状により適宜減量する。
- 〈がん化学療法後に増悪した卵巣癌〉
エトポシドとして、通常成人1日50mg/m2を21日間連続経口投与し、1週間休薬する。これを1クールとし、投与を繰り返す。 なお、患者の状態により適宜減量する。
使用上の注意
- 〈効能共通〉
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8.1本剤の投与により骨髄抑制等の重篤な副作用が起こることがあり、ときに致命的な経過をたどることがあるので、以下の点に注意すること。
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8.1.1緊急時に十分処置できる医療施設及びがん化学療法に十分な経験をもつ医師のもとで、本剤の投与が適切と判断される症例についてのみ投与すること。
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8.1.2頻回に臨床検査(血液検査、肝機能検査、腎機能検査等)を行うなど、患者の状態を十分に観察すること。骨髄抑制は用量依存的に発現する副作用であり、用量規制因子である。白血球減少の最低値は一般に、5日間投与[肺小細胞癌及び悪性リンパ腫(A法)]においては投与開始日より約2~3週間後1)に、21日間投与[悪性リンパ腫(B法)及び子宮頸癌]においては投与開始日より約3週間後2)にあらわれる。
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8.1.3化学療法を繰り返す場合には、副作用からの十分な回復を考慮し、肺小細胞癌及び悪性リンパ腫(A法)においては少なくとも3週間の休薬、悪性リンパ腫(B法)及び子宮頸癌においては少なくとも1~2週間の休薬を行うこと。また、使用が長期間にわたると副作用が強くあらわれ、遷延性に推移することがあるので、投与は慎重に行うこと。
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8.2感染症、出血傾向の発現又は増悪に十分注意すること。
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8.3本剤と他の抗悪性腫瘍剤の併用により、急性白血病(前白血病相を伴う場合もある)、骨髄異形成症候群(MDS)が発生したとの報告があるので、十分に注意すること3),4),5),6),7),8)。
- 〈がん化学療法後に増悪した卵巣癌〉
- 8.4関連文献(「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議 公知申請への該当性に係る報告書:エトポシド(卵巣癌)」等)を熟読すること。
9.1 合併症・既往歴等のある患者
- 9.1.1骨髄抑制のある患者(重篤な骨髄抑制のある患者は除く)
骨髄抑制を増悪させることがある。
- 9.1.2感染症を合併している患者
骨髄抑制により、感染症を増悪させることがある。
- 9.1.3水痘患者
致命的全身症状があらわれるおそれがある。
9.2 腎機能障害患者
腎機能が低下しているので、副作用が強くあらわれることがある。
9.3 肝機能障害患者
代謝機能等が低下しているので、副作用が強くあらわれることがある。
9.4 生殖能を有する者
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9.4.1小児及び生殖可能な年齢の患者に投与する必要がある場合には、性腺に対する影響を考慮すること。
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9.4.2妊娠する可能性のある女性には、適切な避妊をするよう指導すること。
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9.4.3パートナーが妊娠する可能性のある男性には、適切な避妊をするよう指導すること。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。妊娠中に本剤を投与された患者で児の奇形が報告されており、動物実験(ラット、ウサギ)で催奇形性、胎児毒性が認められている。
9.6 授乳婦
授乳しないことが望ましい。動物実験(ラット)で乳汁中への移行が報告されている。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
用量並びに投与間隔に留意し、頻回に臨床検査を行うなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能(骨髄機能、肝機能、腎機能等)が低下しており、本剤の投与で骨髄抑制等の副作用が高頻度に発現している。
相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
| 抗悪性腫瘍剤、放射線照射 | 骨髄抑制等を増強することがあるので、併用療法を行う場合には、患者の状態を観察しながら、減量するなど用量に注意すること。 | ともに骨髄抑制作用を有する。 |
副作用
その他の副作用
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| Al-P上昇 | 頻度不明 |
| ALT上昇 | 頻度不明 |
| AST上昇 | 頻度不明 |
| BUN上昇 | 頻度不明 |
| LDH上昇 | 頻度不明 |
| γ-GTP上昇 | 頻度不明 |
| カリウム異常 | 頻度不明 |
| カルシウム異常 | 頻度不明 |
| クレアチニン上昇 | 頻度不明 |
| クロール異常 | 頻度不明 |
| しびれ | 頻度不明 |
| そう痒 | 1%未満 |
| ナトリウム異常 | 頻度不明 |
| ビリルビン上昇 | 頻度不明 |
| 一過性皮質盲 | 頻度不明 |
| 下痢 | 頻度不明 |
| 不整脈 | 頻度不明 |
| 便秘 | 頻度不明 |
| 倦怠感 | 頻度不明 |
| 口内炎 | 頻度不明 |
| 味覚異常 | 頻度不明 |
| 尿蛋白 | 頻度不明 |
| 心電図異常 | 1%未満 |
| 悪心・嘔吐(50.7%) | 頻度不明 |
| 浮腫 | 頻度不明 |
| 発熱 | 頻度不明 |
| 発疹 | 頻度不明 |
| 紅斑 | 頻度不明 |
| 脱毛(67.2%) | 頻度不明 |
| 腹痛 | 頻度不明 |
| 色素沈着 | 1%未満 |
| 血圧低下 | 頻度不明 |
| 血清総蛋白減少 | 頻度不明 |
| 頭痛 | 1%未満 |
| 頻脈 | 1%未満 |
| 顔面潮紅 | 頻度不明 |
| 食欲不振(45.0%) | 頻度不明 |
薬物動態・作用機序
作用機序
18.1 作用機序
細胞周期のS期後半からG2期にある細胞に対して殺細胞作用を示し、その機序は、DNAに対する直接作用ではなく、DNA構造変換を行う酵素トポイソメラーゼⅡの活性を阻害するなどが考えられる。また、この殺細胞作用は作用濃度と作用時間の双方に依存して増強する21),22),23),24)。
18.2 抗腫瘍作用
マウスLewis肺癌に対して抗腫瘍作用が認められた。ヌードマウス可移植性ヒト悪性リンパ腫(Case2及びCase6)、ヒト肺癌(LX-1、Lu-134、N231、Lu-24、Lu-61)、ヌードマウス皮下移植ヒト子宮頸癌(HeLa S3、TCO-1)及びヌードマウス子宮移植ヒト子宮頸癌(HeLa S3)に対して増殖抑制効果を示した25),26),27)。
薬物動態
16.1 血中濃度
- 16.1.1反復投与
- 〈5日間反復投与〉
癌患者に本剤1日1回150mg注1)を5日間経口投与したところ、1日目と5日目の血中濃度の推移に差はなく、蓄積傾向は認められなかった9)。
1日目と5日目の血中濃度推移
注1)本剤の承認された用法及び用量は、「通常成人1日175~200mgを5日間連続経口投与、又は1日50mgを21日間連続経口投与、又は1日50mg/m2を21日間連続経口投与」である。
- 〈21日間反復投与〉
癌患者に本剤1日1回50mgを21日間経口投与したところ、1日目と21日目の血中濃度の推移に差はなく、蓄積傾向は認められなかった2)。
1日目と21日目の血中濃度推移