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ヨードホルム

日本薬局方 ヨードホルム

添付文書改訂 2024年03月01日

【禁忌】(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1ヨード過敏症の患者

  2. 2.2腎障害のある患者

  3. 2.3心障害のある患者[経皮吸収により、心毒性をあらわすことがある。]

  4. 2.4硝酸銀、水銀塩、過酸化水素、酸化剤を使用中の患者

効能・効果

創傷・潰瘍の殺菌・消毒 歯牙根管の防腐

用法・用量

〈創傷・潰瘍の殺菌・消毒〉 少量の原末を1日1回散布する。また、消毒性包帯材料として10%のヨードホルムガーゼを用いる。1) 〈歯牙根管の防腐〉 歯牙の根管充填剤等に配合する。特にオイゲノールセメント等に適宜配合して乳歯に充填する。

使用上の注意

ヨード中毒を起こすことがあるので、血中総ヨウ素濃度の測定を行うなど、十分な観察を行うこと。

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1甲状腺機能に異常のある患者 ヨードホルムの使用により血中ヨウ素の調節ができず、甲状腺ホルモン関連物質に影響を与えるおそれがある。

9.2 腎機能障害患者

投与しないこと。本剤の主たる排泄臓器は腎臓であり、腎機能低下患者では血中総ヨウ素濃度が著しく上昇することがある。

9.5 妊婦

治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

9.6 授乳婦

授乳を避けさせること。ヒト母乳中へ移行し、新生児に一過性の甲状腺機能低下を起こしたとの報告がある。

相互作用

10.1 併用禁忌(併用しないこと)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
硝酸銀、水銀塩、過酸化水素、酸化剤 本剤が分解する。 機序は不明である。

副作用

その他の副作用

副作用名 頻度
じんま疹様発疹 1%未満
そう痒感 1%未満
ヨード疹 1%未満
丘疹 1%未満
口腔粘膜びらん 1%未満
水疱 1%未満
灼熱感 1%未満
紅斑 1%未満

薬物動態・作用機序

作用機序

18.1 作用機序

本剤は、防腐、制臭、分泌抑制、粘膜に対しては局所麻酔作用などがあるが、ヨードホルムそのものには殺菌作用はなく、血清や分泌液に溶けて徐々に分解し、ヨウ素を遊離して殺菌作用をあらわすといわれている。 特に還元性物質を生成する破傷風菌、結核菌などに鋭敏である。