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下垂体ACTH分泌予備能の測定
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クッシング症候群
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
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2.1本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
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2.2副腎皮質機能不全の患者[急性副腎不全をきたすことがある。]
効能・効果
用法・用量
- 〈下垂体ACTH分泌予備能の測定〉
通常、成人には、メチラポンとして1回500~750mgを1日6回4時間毎に経口投与する。 小児には、1回15mg/kgに相当する量を1日6回4時間毎に経口投与するが、1回の最小量は、メチラポンとして250mgが望ましい。
- 〈クッシング症候群〉
通常、成人及び小児には、メチラポンとして1回250mg~1gを1日1~4回経口投与する。なお、患者の状態により適宜増減する。
使用上の注意
- 〈効能共通〉
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8.1本剤の投与により急性副腎不全が起こるおそれがあるので、検査を行うなど観察を十分に行うこと。
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8.2めまい、眠気等があらわれることがあるので、自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には注意させること。
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8.3汎血球減少、白血球減少、血小板減少、貧血等の骨髄抑制があらわれることがあるので、血液検査を実施するなど観察を十分に行うこと。
- 〈下垂体ACTH分泌予備能の測定〉
- 8.4副腎皮質機能が著しく低下している場合には、急性副腎不全を起こすおそれがあり、また、メトピロン・テストを行っても意味がない。
- 〈クッシング症候群〉
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8.5*クッシング症候群の患者では、本剤投与による高コルチゾール血症の是正により、ニューモシスチス肺炎等の日和見感染が顕在化する可能性があるので、観察を十分に行い、必要に応じて適切な処置を行うこと。
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8.6血中コルチコステロイド等の濃度をモニターすることが望ましい。
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8.7*QT延長があらわれることがあるので、必要に応じて心電図検査を実施すること。
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8.8*低カリウム血症があらわれることがあるので、検査を行うなど観察を十分に行うこと。
9.1 合併症・既往歴等のある患者
- 9.1.1リウマチ性疾患のある患者
症状の急性化をきたすことがある。
9.5 妊婦
*妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療あるいは診断上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。本剤の胎盤通過は動物(ウサギ)およびヒトで報告されている。妊娠中に本剤を投与された患者から出生した新生児に、一過性のコルチゾール低値が見られたとの報告がある。
9.6 授乳婦
治療あるいは診断上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。非臨床試験等のデータがなく、ヒトで哺乳中の児における影響が不明である。
9.7 小児等
低出生体重児又は新生児を対象とした臨床試験は実施していない。
相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
| アセトアミノフェン | アセトアミノフェンの酸化代謝物(N-アセチルパラベンゾキノニミン)による肝毒性が増強するおそれがある。 | 本剤がアセトアミノフェンのグルクロン酸抱合を阻害するとの報告がある。 |
副作用
その他の副作用
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| QT延長 | 頻度不明 |
| ざ瘡 | 頻度不明 |
| そう痒 | 頻度不明 |
| 下痢 | 頻度不明 |
| 低カリウム血症 | 頻度不明 |
| 低血圧 | 頻度不明 |
| 悪心・嘔吐 | 頻度不明 |
| 浮動性めまい | 頻度不明 |
| 男性型多毛症 | 頻度不明 |
| 発疹 | 頻度不明 |
| 眠気 | 頻度不明 |
| 肝酵素上昇 | 頻度不明 |
| 脱毛症 | 頻度不明 |
| 腹痛 | 頻度不明 |
| 腹部不快感 | 頻度不明 |
| 鎮静 | 頻度不明 |
| 頭痛 | 頻度不明 |
| 食欲減退 | 頻度不明 |
| 高血圧 | 頻度不明 |
薬物動態・作用機序
作用機序
18.1 作用機序
メチラポンは、副腎皮質ステロイドの中の主要な三つ、即ちコルチゾール(ヒドロコルチゾン)、コルチコステロン及びアルドステロンの生合成の過程において、11β-水酸化酵素を特異的かつ可逆的に阻害する。
- 18.1.1下垂体ACTH分泌予備能の測定
下垂体前葉からのACTH分泌は、血中のコルチゾールの濃度に影響されるので、メチラポン投与によって、副腎皮質からのコルチゾール分泌が減少すると、下垂体前葉機能が正常であれば、ACTH分泌の増加が起こってくる。 ACTH分泌の増加によって、副腎皮質機能が刺激されるが、メチラポンの阻害作用のために副腎皮質におけるステロイド生合成は、11-デスオキシコルチゾール及び11-デスオキシコルチコステロンの段階で止まる。 この両者の生成は増量し、これらの物質又はその代謝産物は、血中及び尿中に出現し、代謝産物は17-OHCS又は17-KGSとして定量的に測定される。副腎皮質機能が正常で、しかも上記の11-デスオキシコルチゾール、11-デスオキシコルチコステロン又はその代謝産物の尿中排泄が、メチラポン投与に反応して増加しなかった場合には、下垂体前葉のACTH分泌機能不全を意味する3)。
- 18.1.2クッシング症候群
クッシング症候群患者において、メチラポンはコルチゾール産生を抑制し高コルチゾール血症を改善する。この薬効は投与2時間後より認められた。なお、クッシング病患者において、本剤の効果は長期投与でも維持された4)、5)。
薬物動態
16.1 血中濃度
ヒトに750mgをミルクとともに経口投与した時の血中濃度は1時間後に平均3.7μg/mLとピークに達し、4時間後には平均0.5μg/mLに低下する。また、ヒトに600mgを徐々に静注投与した時の血中半減期は20~26分であり、血中からの消失速度は非常に速い1)(外国人データ)。
16.4 代謝
尿中に検出される代謝物は、主として遊離型メチラポンと還元型メチラポンのグロクロン酸抱合体である2)(外国人データ)。
16.5 排泄
主として尿中に排泄され、ヒトに750mgを4時間ごと計4.5gを経口投与した時の投与後3日間までの尿中回収量は平均1.97±0.13gである2)(外国人データ)。