下記疾患に伴う咳嗽
急性気管支炎、慢性気管支炎、感冒・上気道炎、肺炎、肺結核
ジヒドロコデインリン酸塩・dl-メチルエフェドリン塩酸塩・クロルフェニラミンマレイン酸塩
2.1重篤な呼吸抑制のある患者[呼吸抑制を増強するおそれがある。]
2.212歳未満の小児
2.3アヘンアルカロイドに対し過敏症の既往歴のある患者
2.4閉塞隅角緑内障の患者[抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある。]
2.5前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患のある患者[症状を悪化させるおそれがある。]
2.6カテコールアミン製剤(アドレナリン、イソプロテレノール等)を投与中の患者
下記疾患に伴う咳嗽
急性気管支炎、慢性気管支炎、感冒・上気道炎、肺炎、肺結核
通常、成人1日10mlを3回に分割経口投与する。
なお、症状により適宜増減する。
小児には以下のように投与する。
12歳以上15歳未満:成人量の2/3
8.1用法・用量通り正しく使用しても効果が認められない場合は、本剤が適当でないと考えられるので、投与を中止すること。また、経過の観察を十分に行うこと。
8.2過度の使用を続けた場合、不整脈、場合によっては心停止を起こすおそれがあるので、使用が過度にならないように注意すること。
8.3眠気、めまいが起こることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること。
投与しないこと。重篤な呼吸抑制のリスクが増加するおそれがある。
気道分泌を妨げるおそれがある。
呼吸抑制を増強するおそれがある。
呼吸抑制を増強するおそれがある。
脳血管を拡張し脳脊髄液圧を上昇させるおそれがある。
症状を悪化させるおそれがある。
症状を悪化させるおそれがある。
症状を悪化させるおそれがある。
症状を悪化させるおそれがある。
薬物依存を生じるおそれがある。
代謝・排泄機能が低下しているため、副作用が発現するおそれがある。
症状を悪化させるおそれがある。
血糖のコントロールに悪影響を及ぼすおそれがある。
抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある。
副作用が発現するおそれがある。
副作用が発現するおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。ジヒドロコデインリン酸塩の類似化合物(モルヒネ)の動物実験で催奇形性が報告されている。分娩時の投与により新生児に呼吸抑制があらわれることがある。
本剤投与中は授乳を避けさせること。ジヒドロコデインリン酸塩の類似化合物(コデイン)で、母乳への移行により、乳児でモルヒネ中毒(傾眠、哺乳困難、呼吸困難等)が生じたとの報告がある。なお、CYP2D6の活性が過剰であることが判明している患者(Ultra-rapid Metabolizer)では、母乳中のジヒドロモルヒネ濃度が高くなるおそれがある1),2)。
投与しないこと。呼吸抑制の感受性が高い。海外において、12歳未満の小児で死亡を含む重篤な呼吸抑制のリスクが高いとの報告がある。
投与しないこと。重篤な呼吸抑制のリスクが増加するおそれがある。
用量に注意すること。一般に生理機能が低下しているため、副作用が発現するおそれがある。
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
| カテコールアミン製剤 • アドレナリン (ボスミン) イソプロテレノール (プロタノール等) 等 |
不整脈、場合によっては心停止を起こすおそれがある。 | メチルエフェドリン塩酸塩及びカテコールアミン製剤はともに交感神経刺激作用を持つ。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
| 中枢神経抑制剤 • フェノチアジン誘導体 バルビツール酸誘導体 等モノアミン酸化酵素阻害剤 三環系抗うつ剤 アルコール |
中枢抑制作用が増強されることがある。 | ジヒドロコデインリン酸塩、クロルフェニラミンマレイン酸塩はともに中枢神経抑制作用を持つ。 |
| 抗コリン剤 • アトロピン硫酸塩水和物 等 |
便秘又は尿貯留が起こるおそれがある。 | ジヒドロコデインリン酸塩は抗コリン作用を増強する。 |
| モノアミン酸化酵素阻害剤 甲状腺製剤 • レボチロキシン リオチロニン 等 |
メチルエフェドリン塩酸塩の作用が増強されることがある。 減量するなど注意すること。 |
メチルエフェドリン塩酸塩は交感神経刺激作用を持つ。 |
| ナルメフェン塩酸塩水和物 | 本剤の効果が減弱するおそれがある。 | μオピオイド受容体拮抗作用により、本剤の作用が競合的に阻害される。 |
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| そう痒感 | 頻度不明 |
| めまい | 頻度不明 |
| 便秘 | 頻度不明 |
| 口渇 | 頻度不明 |
| 多尿 | 頻度不明 |
| 心悸亢進 | 頻度不明 |
| 悪心・嘔吐 | 頻度不明 |
| 排尿困難 | 頻度不明 |
| 熱感 | 頻度不明 |
| 疲労 | 頻度不明 |
| 発汗 | 頻度不明 |
| 発疹 | 頻度不明 |
| 眠気 | 頻度不明 |
| 神経過敏 | 頻度不明 |
| 薬物依存 | 頻度不明 |
| 血圧変動 | 頻度不明 |
| 血小板減少症 | 頻度不明 |
| 頭痛 | 頻度不明 |
| 顔面紅潮 | 頻度不明 |
| 食欲不振 | 頻度不明 |
麻薬性中枢性鎮咳薬に分類される鎮咳薬である。コデインと同じくモルヒネ系鎮痛薬に属するので、薬理作用は質的にはモルヒネに準ずる。7)
交感神経興奮様薬物である。α及びβ受容体を刺激するが、作用の一部は交感神経終末からのノルアドレナリン遊離を介する間接的なものである。臨床的にはβ2受容体刺激による気管支拡張作用が利用される。8)
ヒスタミンH1受容体遮断薬である。H1受容体を介するヒスタミンによるアレルギー性反応(毛細血管の拡張と透過性亢進、気管支平滑筋の収縮など)を抑制する。9)
ムコブロチン配合シロップとフスコデ配合シロップを、クロスオーバー法によりそれぞれ10mL(ジヒドロコデインリン酸塩として30mg、dl-メチルエフェドリン塩酸塩として60mg及びクロルフェニラミンマレイン酸塩として12mg)健康成人男子に絶食単回経口投与してジヒドロコデインリン酸塩、dl-メチルエフェドリン塩酸塩及びクロルフェニラミンマレイン酸塩の血漿中未変化体濃度を測定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について統計解析を行った結果、両剤の生物学的同等性が確認された。6)
| 製剤投与量 (ジヒドロコデイン リン酸塩として) |
判定パラメータ | 参考パラメータ | ||
|---|---|---|---|---|
| AUC0-48 (ng・hr/mL) |
Cmax (ng/mL) |
Tmax (hr) |
||
| ムコブロチン配合シロップ | 10mL (30mg) |
951.5±43.6 | 208.7±8.9 | 0.63±0.06 |
| フスコデ配合シロップ | 10mL (30mg) |
950.8±38.7 | 196.5±11.3 | 0.69±0.07 |
(Mean±S.E.,n=16)
血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
| 製剤投与量 (dl-メチルエフェド リン塩酸塩として) |
判定パラメータ | 参考パラメータ | ||
|---|---|---|---|---|
| AUC0-48 (ng・hr/mL) |
Cmax (ng/mL) |
Tmax (hr) |
||
| ムコブロチン配合シロップ | 10mL (60mg) |
3266±160 | 349.2±13.9 | 0.75±0.06 |
| フスコデ配合シロップ | 10mL (60mg) |
3300±180 | 355.8±17.6 | 0.97±0.11 |
(Mean±S.E.,n=16)
血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
| 製剤投与量 (クロルフェニラミン マレイン酸塩として) |
判定パラメータ | 参考パラメータ | ||
|---|---|---|---|---|
| AUC0-48 (ng・hr/mL) |
Cmax (ng/mL) |
Tmax (hr) |
||
| ムコブロチン配合シロップ | 10mL (12mg) |
485.7±25.2 | 27.1±1.8 | 2.44±0.34 |
| フスコデ配合シロップ | 10mL (12mg) |
508.8±34.4 | 26.9±1.6 | 2.17±0.31 |
(Mean±S.E.,n=16)
血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。