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下記疾患の去痰
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急性気管支炎、気管支喘息、慢性気管支炎、気管支拡張症、肺結核、塵肺症、手術後の喀痰喀出困難
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慢性副鼻腔炎の排膿
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
効能・効果
用法・用量
通常、成人には1回1錠(アンブロキソール塩酸塩として15mg)を1日3回経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。
使用上の注意
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で母乳中へ移行することが報告されている。
9.8 高齢者
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
相互作用
副作用
その他の副作用
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| ALT上昇等) | 1%未満 |
| そう痒 | 1%未満 |
| めまい | 頻度不明 |
| 上肢のしびれ感 | 1%未満 |
| 下痢 | 1%未満 |
| 便秘 | 1%未満 |
| 口内しびれ感 | 1%未満 |
| 口唇浮腫等) | 頻度不明 |
| 嘔吐 | 1%未満 |
| 嘔気 | 1%未満 |
| 消化不良(胃部膨満感 | 1%未満 |
| 発疹 | 1%未満 |
| 眼瞼浮腫 | 頻度不明 |
| 肝機能障害(AST上昇 | 1%未満 |
| 胃不快感 | 1〜5%未満 |
| 胃痛 | 1%未満 |
| 胸やけ等) | 1%未満 |
| 腹痛 | 1%未満 |
| 腹部膨満感 | 1%未満 |
| 蕁麻疹 | 1%未満 |
| 蕁麻疹様紅斑 | 1%未満 |
| 血管浮腫(顔面浮腫 | 頻度不明 |
| 食思不振 | 1%未満 |
薬物動態・作用機序
作用機序
18.1 作用機序
気道、肺においてアンブロキソールは、気道粘膜組織機能を亢進させて、気道液量を増加させるとともに粘液の粘度を低下させ、更に線毛運動の亢進及び肺表面活性物質(肺サーファクタント)の分泌促進により、これらが総合的に作用して粘液の移動を容易にさせ、気道壁の潤滑化と相乗して喀痰喀出効果を高める。 また、副鼻腔粘膜細胞に作用して、病的副鼻腔粘液分泌正常化作用及び線毛運動亢進作用により慢性副鼻腔炎の排膿を促進する。
18.2 喀痰喀出効果
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肺表面活性物質の分泌促進作用5),6),7),8),9) (レセルピン処理ラット、未熟ウサギ胎児、病態マウス、珪肺症患者、正常ウサギ)
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気道液の分泌促進作用5),9),10) (正常ウサギ)
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線毛運動亢進作用10) (病態ウサギ)
これらが総合的に作用して喀痰喀出効果を示すものと考えられる。この際、肺表面活性物質の役割としては、気道壁を潤滑化することにより、気道中に存在している粘液を排出しやすくするものと考えられている10) 。
薬物動態
16.1 血中濃度
- 16.1.1単回投与
健康成人男子20名に単回経口投与したとき、消化管から速やかかつ良好に吸収された。血漿中濃度は、投与後2~4時間でピークに到達し半減期は約5時間であり、その後比較的速やかに減少した。反復経口投与したときの血漿中濃度推移は、単回投与の場合とほぼ一致し、反復投与によっても血中薬物動態の変化は認められなかった1),2) 。
- 16.1.2生物学的同等性試験
ムコサール錠と標準製剤を、クロスオーバー法によりそれぞれ1錠(アンブロキソール塩酸塩として15mg)健康成人男子20名に絶食時単回経口投与して血漿中アンブロキソール濃度を測定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について統計解析を行った結果、両剤の生物学的同等性が確認された3) 。
| 判定パラメータ | ||
|---|---|---|
| AUC(ng・hr/mL) | Cmax(ng/mL) | |
| ムコサール錠15mg | 203.2±98.5 | 26.6±11.9 |
| 標準製剤(錠剤、15mg) | 201.1±77.0 | 26.0±8.9 |
(Mean±S.D.、n=20)
血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
16.4 代謝
健康成人の血漿中では、未変化体、未変化体のβ-グルクロン酸抱合体及びN-脱アルキル化代謝物が認められ、尿中では主として未変化体のβ-グルクロン酸抱合体及びN-脱アルキル化代謝物が認められた。また、血漿中及び尿中共にホルミル化閉環代謝物が微量検出された1),2) 。
16.5 排泄
健康成人に経口投与すると、投与後72時間までにほとんどが尿中に排泄された2) 。
16.8 その他
- 16.8.1溶出挙動
ムコサール錠15mgは、日本薬局方外医薬品規格第3部に定められたアンブロキソール塩酸塩錠の溶出規格に適合していることが確認されている4) 。