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〈硝子体内投与〉
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硝子体手術時の硝子体可視化
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糖尿病黄斑浮腫
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〈テノン嚢下投与〉
下記の疾患に伴う黄斑浮腫の軽減
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糖尿病黄斑浮腫
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網膜静脈閉塞症
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非感染性ぶどう膜炎
〈硝子体内投与〉
硝子体手術時の硝子体可視化
糖尿病黄斑浮腫
〈テノン嚢下投与〉
下記の疾患に伴う黄斑浮腫の軽減
糖尿病黄斑浮腫
網膜静脈閉塞症
非感染性ぶどう膜炎
通常、本剤1バイアルに4mLの生理食塩液又は眼灌流液を注入してトリアムシノロンアセトニド濃度が10mg/mLになるように用時懸濁し、トリアムシノロンアセトニドとして0.5~4mg(懸濁液として0.05~0.4mL)を硝子体内に注入する。なお、懸濁液のトリアムシノロンアセトニド濃度は、術式、患者の状態等に応じて適宜増減できるが、40mg/mLを超えないこと。
通常、本剤1バイアルに1mLの生理食塩液又は眼灌流液を注入してトリアムシノロンアセトニド濃度が40mg/mLになるように用時懸濁し、トリアムシノロンアセトニドとして4mg(懸濁液として0.1mL)を硝子体内に投与する。
通常、本剤1バイアルに1mLの生理食塩液又は眼灌流液を注入してトリアムシノロンアセトニド濃度が40mg/mLになるように用時懸濁し、トリアムシノロンアセトニドとして20mg(懸濁液として0.5mL)をテノン嚢下に投与する。
8.1網膜疾患に関する専門知識を有し、硝子体手術あるいは硝子体内注射の手技に関する十分な知識・経験のある眼科医のみが本剤を使用すること。
8.2*眼内炎等が発現するおそれがあるので、本剤投与後、十分な観察を行うこと。また、異常が認められた場合には、直ちに連絡するよう患者に指導すること。
8.3硝子体切除後、灌流及び吸引により本剤を除去すること。本剤が眼内に残存した場合は、本剤の消失が認められるまで定期的に観察すること。硝子体切除後に本剤を眼内に残存させた場合に、無菌性眼内炎を発現した症例が報告されている。
8.4眼圧が上昇することがあるので、本剤注入後、眼圧の管理を適切に行うこと。
8.5白内障等が発現するおそれがあるので、本剤注入後、十分な観察を行うこと。また、異常が認められた場合には、直ちに連絡するよう患者に指導すること。
本剤投与に際し、使用される薬剤(消毒薬、麻酔薬、抗菌点眼薬及び散瞳薬等)への過敏症の既往歴について事前に十分な問診を行うこと。
本剤投与は、無菌条件下で行うこと。(手術用手指消毒を行い、滅菌手袋、ヨウ素系洗眼殺菌剤、滅菌ドレープ及び滅菌開瞼器等を使用すること。)
本剤投与前に、十分な麻酔と広域抗菌点眼剤の投与を行うこと。(広域抗菌点眼剤は本剤投与前から投与後3日まで投与すること。)
8.7白内障が発症あるいは悪化することがあり、投与後6ヵ月以降に発症あるいは悪化した例も報告されている。特に白内障手術の既往のない眼では、本剤投与後、定期的な観察を行うこと。また、異常が認められた場合には、直ちに連絡するよう患者に指導すること。
8.8眼圧が上昇することがあるので、本剤投与直後に視神経乳頭又は網膜血流の確認(眼底観察又は間接的な視機能の確認)を行うと共に、翌日以降も眼圧の定期的な管理を適切に行うこと。
8.9本剤投与後、霧視、飛蚊症等があらわれることがあるため、その症状が回復するまで機械類の操作や自動車等の運転には従事させないよう注意すること。また、国内臨床試験では投与後3ヵ月時点で約半数の患者の眼内に本剤の残存が認められているので、本剤の消失が認められるまで定期的に観察すること。
8.10糖尿病が悪化することがあるので、血糖値の測定等の観察を十分に行うこと。
8.11網膜疾患に関する専門知識を有し、テノン嚢下注射の手技に関する十分な知識・経験のある眼科医のみが本剤を使用すること。
8.12本剤投与の際には、下記の点に注意しながら行うと共に、投与手技による有害事象として結膜出血、結膜充血、結膜浮腫、眼痛等の有害事象が多く報告されているので注意すること。
本剤投与に際し、使用される薬剤(消毒薬、麻酔薬、抗菌点眼薬及び散瞳薬等)への過敏症の既往歴について事前に十分な問診を行うこと。
本剤投与前に、十分な麻酔と広域抗菌点眼剤の投与を行うこと。(広域抗菌点眼剤は本剤投与前から投与後3日まで投与すること。)
本剤投与の際には、薬液の漏れがないかを確認しながら薬液をゆっくりと投与すること。投与時に薬液の漏れが認められた場合は、洗浄除去等の対応を行うこと。
8.13白内障が発症あるいは悪化することがあり、投与後6ヵ月以降に発症あるいは悪化した例も報告されている。特に白内障手術の既往のない眼では、本剤投与後、定期的な観察を行うこと。また、異常が認められた場合には、直ちに連絡するよう患者に指導すること。
8.14眼圧が上昇することがあるので、眼圧の定期的な管理を適切に行うこと。
8.15糖尿病が悪化することがあるので、血糖値の測定等の観察を十分に行うこと。
8.16*感染性強膜炎が発現するおそれがあるので、本剤投与後、十分な観察を行うこと。また、異常が認められた場合には、直ちに連絡するよう患者に指導すること。
本剤により眼圧が上昇することがある。
白内障が悪化するおそれがある。
免疫機能抑制作用により感染症が増悪するおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物実験(マウス、ラット、サル)で催奇形作用が報告されており、また、新生児に奇形、低出生体重、副腎不全を起こすことがある。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続または中止を検討すること。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
一般に生理機能が低下している。
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
| 糖尿病用薬 • ビグアナイド系薬剤 スルホニルウレア剤 速効型インスリン分泌促進剤 α-グルコシダーゼ阻害剤 チアゾリジン系薬剤 DPP-4阻害剤 GLP-1受容体作動薬 SGLT2阻害剤インスリン製剤等 |
これらの薬剤(錠剤・注射剤)の効果を減弱させることが報告されているので、併用する場合は患者の状態を十分に観察するなど注意すること。 | 本剤は肝臓での糖新生を促進し、末梢組織での糖利用を抑制する。 |
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| 眼圧上昇 | 頻度不明 |
| 術中低血圧 | 頻度不明 |
トリアムシノロンアセトニドは難水溶性で、水中のゲル状物質にまとわりつく性質があることから、硝子体に付着しやすく透明な硝子体を確認できる13)。
トリアムシノロンアセトニドは糖質コルチコイド作用を主とする作用持続性のトリアムシノロン誘導体である。糖質代謝作用、抗炎症作用が強い14)。
ブタ摘出眼の硝子体内にトリアムシノロンアセトニド0.1、0.5又は1.0mg/眼を注入し、硝子体の可視化を目視にて評価した結果、0.5mg/眼以上で10例全例に硝子体の可視化が確認された15)。
18.3.1トリアムシノロンアセトニドはリポポリサッカライド(LPS)刺激によるマウスマクロファージからの炎症性メディエーター(PGE2及び腫瘍壊死因子-α(TNF-α))産生を抑制した16)。また、LPS刺激によるヒト単球からの炎症性メディエーター(ロイコトリエンB4、トロンボキサンB2、インターロイキン-1β及びTNF-α)産生を抑制することが示されている17)(in vitro)。
18.3.2トリアムシノロンアセトニド硝子体内投与は、ラットSTZ誘発糖尿病モデルで生じる硝子体中血管内皮増殖因子(VEGF)濃度の上昇を抑制した18)。また、糖尿病ラットの網膜中VEGF、TNF-α及び細胞間接着分子-1の発現を抑制することが示されている19)(in vivo)。
トリアムシノロンアセトニド硝子体内投与は、家兎コンカナバリンA(ConA)誘発眼内炎症モデルで生じる血液網膜関門の破綻を抑制した20)。また、ラットSTZ誘発糖尿病モデル及び家兎VEGF誘発網膜血管透過性亢進モデルで生じる血液網膜関門の破綻を抑制することが示されている19),21)。
日本人硝子体手術患者32例に本剤0.5~3.8mgを硝子体内に注入し、硝子体切除後に本剤を可能な限り除去したとき、血漿中トリアムシノロンアセトニド濃度(平均値±標準偏差)は、注入後4時間で0.062±0.075ng/mL、注入後(術後)7日では定量下限(0.020ng/mL)未満であった1)。
日本人糖尿病黄斑浮腫患者11例に本剤4mgを硝子体内投与した時の血漿中トリアムシノロンアセトニド濃度は、投与後8時間が最高濃度で0.557±0.354ng/mLを示し、以後28日目には0.076±0.048ng/mLまで漸減し、56日目より84日目では定量下限(0.020ng/mL)未満であった2)。
日本人糖尿病黄斑浮腫患者22例に本剤20mgをテノン嚢下投与した時の血漿中トリアムシノロンアセトニド濃度は、投与後3時間が最高濃度で0.604±0.363ng/mL、投与後84日目で0.056ng/mLであった3)。
16.3.1眼組織中濃度
(1)白色ウサギの前眼部を除去した摘出眼球の硝子体にトリアムシノロンアセトニド0.15又は1.3mg(ヒト硝子体容積に対する0.5及び4.0mg相当)を注入後、硝子体に付着したトリアムシノロンアセトニドを可能な限り除去したとき、硝子体中のトリアムシノロンアセトニド残存量は注入量の1%未満であった4)。
(2)白色ウサギにトリアムシノロンアセトニド1.2mgを単回硝子体内投与したとき、投与後のトリアムシノロンアセトニドは投与部位である硝子体に長時間留まり、投与後91日まで残存した。網・脈絡膜では、投与初期からほぼ一定の濃度が持続し、投与後56日まで組織内に残存した。前眼部組織(虹彩・毛様体、角膜及び房水)への移行は少なく、結膜ではすべての測定時点で定量下限未満であった5)。
(3)白色ウサギにトリアムシノロンアセトニド40mgを単回テノン嚢下投与したとき、投与後のトリアムシノロンアセトニドは房水、硝子体と比較して網・脈絡膜中に高濃度で分布した。また、網・脈絡膜では投与後91日までトリアムシノロンアセトニドが検出された。房水及び硝子体では、網・脈絡膜と比較して、より早い測定時点でトリアムシノロンアセトニド濃度は定量下限未満であった6)。
16.3.2メラニン親和性
トリアムシノロンアセトニドの合成メラニンへの結合率は陽性対照薬のチモロールと比較して低値を示し、陰性対照薬のプロスタグランジン(PG)F2αとほぼ同程度であった7)(in vitro)。