Clinical snapshot

マイピリン点眼液

ネオスチグミンメチル硫酸塩・無機塩類配合点眼液

添付文書改訂 2023年05月01日

効能・効果

調節機能の改善

用法・用量

通常、1回2~3滴を1日4回点眼する。 なお、症状により適宜増減する。

使用上の注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1閉塞隅角緑内障の患者及び狭隅角や前房が浅いなどの眼圧上昇の素因のある患者

急性閉塞隅角緑内障の発作を起こすおそれがある。

9.5 妊婦

  • 妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

9.6 授乳婦

  • 治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

9.7 小児等

  • 小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

相互作用

記載なし

副作用

その他の副作用

副作用名 頻度
一過性の眼圧上昇 頻度不明
調節痙攣 頻度不明
過敏症状 頻度不明

薬物動態・作用機序

作用機序

18.1 作用機序

ネオスチグミンメチル硫酸塩は、コリンエステラーゼの可逆的阻害薬で、アセチルコリンの分解を抑制して筋の興奮を持続し、疲労等による神経伝達の低下に由来する調節機能の低下を抑制する2),3)。

18.2 調節機能改善作用

健康成人(6例)に0.001、0.005、0.01、0.1%の4濃度のネオスチグミンメチル硫酸塩点眼液注1)を1回1滴、2分間隔で2回点眼し、5m視力、瞳孔径、調節光電図(PEAG)及び調節機能の検査を行った結果、0.005%以下の濃度でネオスチグミンメチル硫酸塩は、視力、瞳孔径に影響を及ぼすことなく、アコモドポリレコーダーを用いた調節時間反復測定における調節緊張・弛緩時間の有意な短縮とパターンの改善、並びにPEAGと微動調節の改善を示した3)。

注1)本剤のネオスチグミンメチル硫酸塩濃度は0.005%である。

18.3 生物学的同等性試験

  1. 18.3.1調節機能改善効果

マイピリン点眼液とミオピン点眼液について、健常人(成人男女計6名)を対象として近見負荷作業後の調節機能を評価した結果、両剤の近点調節の短縮時間に有意差は認められず、生物学的に同等であると考えられた4)。