感冒もしくは上気道炎に伴う下記症状の改善及び緩和
- 鼻汁、鼻閉、咽・喉頭痛、咳、痰、頭痛、関節痛、筋肉痛、発熱
サリチルアミドアセトアミノフェン無水カフェインクロルフェニラミンマレイン酸塩
1.1本剤中のアセトアミノフェンにより重篤な肝障害が発現するおそれがあるので注意すること。
1.2本剤とアセトアミノフェンを含む他の薬剤(一般用医薬品を含む)との併用により、アセトアミノフェンの過量投与による重篤な肝障害が発現するおそれがあることから、これらの薬剤との併用を避けること。
2.1本剤の成分又はサリチル酸系製剤(アスピリン等)に対し過敏症の既往歴のある患者
2.2消化性潰瘍の患者[消化性潰瘍が悪化するおそれがある。]
2.3アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者[喘息発作を誘発するおそれがある。]
2.4閉塞隅角緑内障の患者[抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある。]
2.5前立腺肥大等、下部尿路に閉塞性疾患のある患者[抗コリン作用により排尿障害が悪化するおそれがある。]
2.6重篤な肝障害のある患者
感冒もしくは上気道炎に伴う下記症状の改善及び緩和
通常、成人1回1gを1日3~4回経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。
眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等、危険を伴う機械の操作に従事させないよう十分に注意すること。
血小板機能異常があらわれ、出血傾向が悪化するおそれがある。
喘息発作を誘発するおそれがある。
肝障害があらわれやすくなる。
肝障害があらわれやすくなる。
抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある。
腎障害が悪化するおそれがある。
投与しないこと。本剤中のアセトアミノフェンにより肝障害が悪化するおそれがある。
アセトアミノフェンの代謝が遅延し、肝障害が悪化するおそれがある。
**妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。投与する際には、必要最小限にとどめ、羊水量、胎児の動脈管収縮を疑う所見を妊娠週数や投与日数を考慮して適宜確認するなど慎重に投与すること。シクロオキシゲナーゼ阻害剤(経口剤、坐剤)を妊婦に使用し、胎児の腎機能障害及び尿量減少、それに伴う羊水過少症が起きたとの報告がある。シクロオキシゲナーゼ阻害剤を妊娠中期以降の妊婦に使用し、胎児の動脈管収縮が起きたとの報告があり、また妊娠後期はその発現リスクがより高くなることが知られている。サリチル酸系製剤(アスピリン等)の動物実験(ラット)で催奇形作用が、また、ヒトで妊娠後期に投与された患者及びその新生児に出血異常があらわれたとの報告がある1),2),3),4),5),6),7),8),9)。妊娠後期の女性へのアセトアミノフェンの投与により胎児に動脈管収縮を起こすことがある10),11),12)。アセトアミノフェンを妊娠後期のラットに投与した実験で、弱い胎児の動脈管収縮が報告されている13)。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。長期連用を避けること。カフェインは母乳中に容易に移行する14),15)。
投与しないことを原則とするが、やむを得ず投与する場合には、慎重に投与し、投与後の患者の状態を十分に観察すること。サリチル酸系製剤の使用実態は我が国と異なるものの、米国においてサリチル酸系製剤とライ症候群との関連性を示す疫学調査報告がある。(ライ症候群:小児において極めてまれに水痘、インフルエンザ等のウイルス性疾患の先行後、激しい嘔吐、意識障害、痙攣(急性脳浮腫)と肝臓ほか諸臓器の脂肪沈着、ミトコンドリア変形、AST・ALT・LDH・CKの急激な上昇、高アンモニア血症、低プロトロンビン血症、低血糖等の症状が短期間に発現する高死亡率の病態である。)
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下していることが多い。
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
| クマリン系抗凝血剤 • ワルファリン |
クマリン系抗凝血剤の作用が増強されることがあるので、減量するなど慎重に投与すること。 | サリチル酸系製剤(アスピリン等)は血小板凝集抑制作用、消化管刺激による出血作用を有する。また、血漿蛋白に結合したクマリン系抗凝血剤と置換し、これらの薬剤を遊離させる。 |
| 糖尿病用剤 • インスリン製剤 トルブタミド |
糖尿病用剤の作用が増強されることがあるので、減量するなど慎重に投与すること。 | サリチル酸系製剤(アスピリン等)は血漿蛋白に結合した糖尿病用剤と置換し、これらの薬剤を遊離させる。 |
| 中枢神経抑制剤 • フェノチアジン誘導体 バルビツール酸誘導体等 |
相互に中枢神経抑制作用が増強されることがあるので、減量するなど慎重に投与すること。 | クロルフェニラミンマレイン酸塩は中枢神経抑制作用を有する。 |
| アルコール | (1)相互に中枢神経抑制作用が増強されることがあるので、減量するなど慎重に投与すること。 (2)アルコール多量常飲者がアセトアミノフェンを服用したところ肝不全を起こしたとの報告がある。 |
(1)クロルフェニラミンマレイン酸塩は中枢神経抑制作用を有する。 (2)アルコールによりアセトアミノフェンから肝毒性を持つN-アセチル-p-ベンゾキノンイミンへの代謝が促進される。 |
| MAO阻害剤 | 相互に作用が増強されることがあるので、減量するなど慎重に投与すること。 | クロルフェニラミンマレイン酸塩の抗コリン作用が増強されると考えられている。 |
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| チアノーゼ | 頻度不明 |
| めまい | 頻度不明 |
| 下痢 | 1〜5%未満 |
| 代謝性アシドーシス注2) | 頻度不明 |
| 便秘 | 1〜5%未満 |
| 口渇 | 頻度不明 |
| 多尿 | 頻度不明 |
| 心悸亢進 | 1〜5%未満 |
| 悪心・嘔吐 | 1〜5%未満 |
| 排尿困難 | 頻度不明 |
| 浮腫 | 頻度不明 |
| 消化管出血 | 頻度不明 |
| 焦躁感 | 頻度不明 |
| 発疹 | 1〜5%未満 |
| 眠気 | 1〜5%未満 |
| 神経過敏 | 頻度不明 |
| 結膜炎 | 頻度不明 |
| 耳鳴 | 頻度不明 |
| 肝障害 | 頻度不明 |
| 胃痛 | 頻度不明 |
| 胃部不快感 | 1〜5%未満 |
| 胸やけ | 頻度不明 |
| 腎障害 | 頻度不明 |
| 興奮 | 頻度不明 |
| 血小板減少 | 頻度不明 |
| 複視 | 頻度不明 |
| 貧血 | 頻度不明 |
| 過呼吸注2) | 頻度不明 |
| 難聴 | 頻度不明 |
| 頭痛 | 頻度不明 |
| 食欲不振 | 1〜5%未満 |
| 鼻炎様症状 | 頻度不明 |
サリチルアミド及びアセトアミノフェンは中枢性放熱促進による解熱作用、中枢性(疼痛閾値)あるいは末梢性(浮腫)抑制等による鎮痛作用があり、また、クロルフェニラミンマレイン酸塩はアレルギーや炎症反応に関与するヒスタミンに拮抗的に作用するとされている33)。 ペレックス配合顆粒はこれにカフェインを配合した感冒剤であり、サリチルアミドとアセトアミノフェンの併用による相乗効果(マウス)、更にカフェインとクロルフェニラミンマレイン酸塩配合による効果増強(マウス、ヒト)が確認されている25),34)。