アレルギー性結膜炎、春季カタル
ペミロラストK点眼液0.1%「TS」
日本薬局方 ペミロラストカリウム点眼液
効能・効果
用法・用量
通常、1回1滴、1日2回(朝、夕)点眼する。
使用上の注意
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.7 小児等
低出生体重児、新生児、乳児を対象とした臨床試験は実施していない。
相互作用
副作用
その他の副作用
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| そう痒感 | 頻度不明 |
| 眼刺激 | 1%未満 |
| 眼瞼炎 | 1%未満 |
| 眼脂 | 1%未満 |
| 結膜充血 | 1%未満 |
| 結膜炎 | 頻度不明 |
薬物動態・作用機序
作用機序
18.1 作用機序
ラット腹腔肥満細胞において膜のリン脂質代謝阻害によりケミカルメディエーターの遊離を抑制する6)(in vitro)。 また、ヒト肺、ヒト末梢白血球及びモルモット肺からの抗原あるいは抗IgE抗体刺激によるヒスタミン、SRS-Aなどの遊離を抑制する7)(in vitro)。
18.2 実験的アレルギー性結膜炎抑制作用
ラットを用いたⅠ型アレルギー反応による結膜の血管透過性亢進に対して静脈内投与及び点眼で強い抑制作用を示した8)。
18.3 作用持続性
ウサギ受動感作アレルギー性結膜炎に対する抑制作用を経時的に検討した結果、2時間後で約60%の最高抑制率を示した後、40~50%程度の有意な抑制作用を12時間後まで維持した9)。
18.4 生物学的同等性試験
- 18.4.1Compound48/80誘発血管透過性亢進抑制作用
ラットの眼球結膜下にCompound48/80溶液を注射することにより結膜炎を惹起し、本剤、アレギサール点眼液0.1%又は基剤の何れかを炎症惹起の15分前及び5分前の2回、1回10μLを患部に点眼した。炎症惹起の直前にエバンスブルー溶液を静脈内に注射し、炎症惹起30分後の組織中漏出色素量を血管透過性の指標とし、本剤及びアレギサール点眼液0.1%において得られた抽出色素の吸光度を用いて90%信頼区間法により生物学的同等性の検証を行った結果、log(0.8)~log(1.25)の範囲内であったことから、両剤の生物学的同等性が確認された2)。
| 抽出色素の吸光度(620nm) | |
|---|---|
| 本剤 | 0.1379±0.0102## |
| アレギサール点眼液0.1% | 0.1413±0.0063## |
| 基剤 | 0.2508±0.0297 |
(平均値±標準誤差、各群n=10)
: p<0.01(Dunnett多重比較検定、対基剤)
- 18.4.2PCA誘発血管透過性亢進抑制作用
ラットの眼球結膜下に抗Egg Albuminラット抗血清を注射することにより感作し、その48時間後にEgg Albumin/エバンスブルー溶液を静脈内注射することによりanaphylaxis反応を惹起した。本剤、アレギサール点眼液0.1%又は基剤の何れかをアレルギー反応惹起の15分前及び5分前に10μLを点眼した。反応惹起30分後の組織中漏出色素量を血管透過性の指標とし、本剤及びアレギサール点眼液0.1%において得られた抽出色素の吸光度を用いて90%信頼区間法により生物学的同等性の検証を行った結果、log(0.8)~log(1.25)の範囲内であったことから、両剤の生物学的同等性が確認された2)。
| 抽出色素の吸光度(620nm) | |
|---|---|
| 本剤 | 0.1187±0.0074## |
| アレギサール点眼液0.1% | 0.1160±0.0064## |
| 基剤 | 0.4584±0.0553 |
(平均値±標準誤差、各群n=6)
: p<0.01(Dunnett多重比較検定、対基剤)
薬物動態
16.3 分布
0.1%ペミロラストカリウム点眼液50μLをウサギに点眼したときの眼組織中のペミロラスト濃度は、結膜、角膜及び前部強膜等の外眼部では内眼部に比べて高い値を示した。角膜及び前部強膜ではペミロラスト濃度は経時的に低下したが、結膜では滞留性があり、点眼後24時間でも十分薬効を期待できる濃度を維持した。房水、虹彩・毛様体及び網脈絡膜では点眼後15~30分に最大となり、8時間以降では痕跡程度となった。水晶体、硝子体への移行はわずかであった。血漿では、点眼後15分にわずかに検出されたが、4時間では検出限界(1.0ng/mL)以下となった1)。
16.8 その他
- 16.8.1生物学的同等性試験
- (1)家兎眼結膜中における薬物滞留性
家兎の片眼に本剤又はアレギサール点眼液0.1%をそれぞれ50μL点眼し、点眼後0.25、1、3、8、24、72及び120時間後に眼瞼結膜を摘出した。結膜中ペミロラストカリウム濃度を指標とし、本剤及びアレギサール点眼液0.1%において得られたペミロラストカリウム濃度についてStudentのt検定による統計解析を行った結果、いずれの測定時点においても有意な差は認められず、両剤の生物学的同等性が確認された2)。
| 時間 (hr) |
ペミロラストカリウム濃度(ng/g組織重量) | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 0.25 | 1 | 3 | 8 | 24 | 72 | 120 | |
| 本剤 | 8582.2 ±2873.1 |
948.1 ± 312.9 |
1016.7 ±243.3 |
14.2 ± 9.1 |
96.1 ±41.9 |
56.4 ±30.4 |
10.8 ±10.8 |
| アレギサ ール点眼 液0.1% |
8397.6 ±2744.8 |
1071.3 ± 507.2 |
1136.5 ±264.6 |
31.3 ±13.4 |
236.0 ±85.5 |
20.9 ±13.5 |
5.0 ± 5.0 |
(平均値±標準誤差、各群n=5)